終業後に
携帯に届いたメッセージを確認していると
パウルの兄のパートナーのIから
こんなメッセージが届いていました
「asahi. お誕生日おめでとう!
私のお母さんの体調の件で聞きたいことがあるので連絡くれると嬉しいです」
大抵のことがないと
誕生日にこう言った内容のメールを送る彼女ではないので
きっと本当に助けが必要な状態なのだと思い
「今から家に行った方が良ければ寄れるよ。」とすぐに連絡
すると涙声で
「うん。。。ありがとう。。きてもらえると嬉しい。」と。
彼女のママは本当に温かい人で
いつも私のことを可愛がってくれていたおば様H
穏やかでニコニコしていて
いつも会いに行くのを楽しみにしていてくれていて・・
数ヶ月会えていなかった最近
不思議と本当によく彼女の顔がよぎることがあって
そろそろまた会いに行こうかな〜と思っていた矢先の事でした
お家に到着して
「久しぶりだね。」と迎え入れてくれた彼女は
いつもの優しい笑顔は変わらずとも
前回会った時よりも5キロほど痩せていて顔色も悪い。
Iが言うには
1・2ヶ月前から体調が不安定になりだし
最近では庭を歩くだけで息切れがしてしまうので
家庭医で診てもらったところ
極度の貧血の症状が出ているため
今すぐ救急外来に行かないと大変なことになる!と言われてしまった
ただ
詳しい説明もなく
不安を掻き立てるような状況で家に帰されてしまったので怖い・・
婦人科の癌の既往もあり
一度入院したらもう家に帰ってこられないんじゃないかと不安で。。
お父さんは認知症で24時間の介護が必要だし
急にお母さんがいなくなったらどうしたらいいの。。。。
と泣きながら話してくれました
その間おば様は落ち着いた様子で
「まずはasahiに血液検査の結果を判断してもらおう」と
血液検査の結果を見ると
ヘモグロビン値が 4.2mmol/l (基準値8.6-12)と
1年前の血液検査から比較してもほぼ半分の値
*貧血には色々な原因があるのですが
それを判断するための指標であるMCH,MCVやEisen,Ferritin, Transferrin etc...
などを総合的に判断すると「鉄欠乏性貧血」の疑いが強いこと
「鉄欠乏性貧血」の原因にはまた様々なものがあり
一番先に疑うのが消化管出血で
それを検査するためには医療機関で上下部内視鏡検査をする必要があること
*既往を考慮すると
癌の再発や転移
また転移巣からの出血である可能性を否定するためにも
入院中にCT検査をするのが一般的で
それはやはり指定の医療機関でないとできないこと
*問診からは慢性的な少量の出血の可能性が高いが
万が一急な大きな出血が起こるような事があれば
急変する事も否定できないため
できれば早く医療機関を受診することが望ましいこと
*もし必要があれば夜中でも私も一緒に付き添う用意があること
ということを話すと
おば様は決意を固めたようで
「わかった。家で待っていても治る状況ではないのね。
認知症の夫の事も含めて家のこと整理しなくてはいけないから
今日は私の責任で家に残ることにして、明日病院に行くわ!
私は大丈夫だけど、
Iが取り乱してしまっているからasahiがついてきてくれたら心強いわ。
お願いできる?」
そして
「誕生日なのにごめんね。パウルに怒られちゃわない?」と
逆に心配しくれて・・・
もしなんらかの形で
私の知識や経験が誰かの役に立つ事ができるのなら
誕生日というちょびっと特別な日に
私にとっても意味のある体験をさせてもらえてるし
パウルも私を応援そして理解してくれるいるので
きっと「よかったね」と言ってくれるだろうな〜と思いながら
翌朝にお迎えに来る約束をして
「もし夜中に体調や気持ちの変化があった場合は
何時でも電話しくれていいからね〜!」と念を押して帰宅。
その後は2つ前の記事でお話した通り
パウルお手製のとんかつ食べ放題を満喫しました(*⁰▿⁰*)
翌朝
病院へと向かい
やはりそのまま入院となり
一週間程の様々な検査の結果
幸いな事に腫瘍の再発や転移は見られないこと
内視鏡で十二指腸に潰瘍の痕が見られたことから
ここから少しずつ出血していたことによる貧血であろうという診断に
と言うことでおば様
無事にお家に戻ってこられました〜〜〜〜〜.:*:.
担当医も看護師さんたちも
とても親切な方ばかりだったようでそれも一安心.:*:.
あ〜〜〜〜ん
よかったぁぁぁぁ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
心配したよ〜〜〜〜ん。。。。
と言うことで
退院祝いにケーキを焼くことに
今回はお家にあった様々なりんごをミックスして.:*:.
(このリンゴ中が赤いんです.:*:.)
(薄くスライスして〜)
(タルト生地はフードプロセッサーでガーッと)
*リンゴのクランブルパイ* (レシピはこちら)
焼きたて熱々のタルトだったので底の鉄板を外せず(これが大失敗・・)
そのままガラスのケーキスタンドに乗せたら滑るは滑るは〜
少しでも移動中のタルトへのダメージを抑えるために
初めてケーキキャリアーにシートベルト掛け
カーブもゆ〜っくり運転しました( ̄∇ ̄)
その甲斐あってかほとんど崩れずに運べました
おば様もたくさん食べてくれてよかったよかった。
そんな嬉しい経験をした後間もなくして
職場の病棟に入院していた女の子からチーム宛にお手紙をもらいました
医療だけにかかわらず
こんな時代だから
やっぱりどんな形でも
誰かに安心や温かさ与えることができる関わりができるって嬉しい
たまに忙しさに負けてカリカリしちゃう時もあるけれど
やっぱり
必要な時は一人一人に丁寧に時間を割いて
対話することを惜しまずに信頼を築ける人間になりたいなと思ったのでした






