小学生の頃、ちょうちょが怖かった。だって、近寄って来るから。
普通、ちょうちょは逃げるものだと思っていましたから。
人間って、普通じゃない現象に出会うと恐怖を感じますね。
私は、幽霊を見たことないですが、幽霊を見たという人は「怖かったー!」っと
大体言います。でも、幽霊になんかされたって訳ではない場合が多いです。
ただ、そこに通常はないものが見えたってだけで。
小学校の時、遠足で2列になって歩いていたら、また、ちょうちょが
ふらふらっと飛びながらついて来ているのに気がつきました。
そうしたら、一緒に並んで歩いてた女の子が「ちょうちょって寄って来るよね。」と、
言うんです。びっくり。私だけじゃなかったんだと安心しました。
神戸は、東京と違って、海と山に挟まれた細長い街です。東京は環状線って
ものがありますよね。神戸は電車や道路が東西に長く伸びています。
六甲山のある方が北、反対が瀬戸内海のある南なので、方向音痴の私も
大体の位置の把握ができるので助かってます。
神戸は都会なんですが、六甲山がすぐそこにあるので、街の中でも
意外に鳥や昆虫が多くて、田舎から来た私はびっくりしました。
今、住んでいるのは、国道沿いのマンションの8階なんですが、ベランダに
鉢植えを置いているせいか、夏場、ちょうちょがやって来ててびっくりしました。
「よく、こんなとこまで来たね。」と話し掛けたんですが、それから気にしてみたら、
蜜蜂やら、もっと小さい何かわからない虫やらも、うちのベランダの鉢植えに
いました。
世の中には、みょーに猫に好かれちゃうとか、犬に好かれちゃうとかいう人が
いるけど、虫に好かれちゃうなんて人もいるのかな。
バタフライ・エフェクト(蝶々効果)って聞いたことがありますか。
気象学者のエドワード・ローレンツの講演のタイトル『ブラジルの蝶の羽ばたきは
テキサスで竜巻を引き起こすか』に由来した言葉です。
意味は、「ほんの些細なことが、大きな出来事の引き金になる」ということ。
ちょっと、一見その原因と結果に繋がりがあるようには思えない場合に
使われます。
日本語のことわざで言うと、『風が吹けば、桶屋が儲かる』っていうやつです。
「トライやるウィーク」っていうのをご存知ですか。ほかの地域にもあるのか
どうか知りませんが、中学生が、1週間、仕事を体験させてもらうというものです。
私は、よく行く六甲道のダイエーと灘図書館で一生懸命お仕事している
初々しい中学生を見たことがあります。ちょっと、うらやましかったです。
私が中学生、高校生の頃は、学歴至上主義みたいなところがあって、
とにかく勉強勉強でした。将来、何になりたいとか先生や親に訊かれたことが
なかった。とにかく、上の学校を目指せって感じでした。
もちろん、そんななかでも、きちんと自分の将来を見据えて、突き進んでいる子は
いたと思います。
小学校5年生の理科の男の先生が、「特になりたいものが見つからなければ、
取り合えず大学まで行っとけ。」とクラスのみんなに言った言葉が
ずっと私の胸の中にありました。今、思うと、クラス担任でもないあの先生が
理科の授業中、なぜそんなことを言ったのか不思議です。
「私、将来、何になればいいのかなあ。」と不安になると、この先生の言葉が
ふっと頭をよぎってました。それでなんとなく大学まで行きました。
結婚願望もなく、子供好きでもなかった私が、大学で夫と知り合い、結婚して、
子供が生まれて、今、幸せに暮らせているのは、あの先生の言葉の
おかげかなあと思います。田中先生、ありがとうございます。
(まあ、もっと様々な要素が絡み合っているんでしょうけれど。)
ときどき、こんなことして、なんか将来役に立つのかなあと思うときが
ありますが、そんな時は、「ちょうちょ、ちょうちょ(バタフライ効果ってこと)」
って唱えてます。