私の娘2人は、ピアノを習っています。


狭いリビングに無理矢理、電子ピアノを入れています。

ダイニングテーブルの椅子に座って(本当はソファを置きたいんだけれど、

ダイニングテーブルと電子ピアノをリビングに置くと、もういっぱいでした)、

お茶を飲みながら、娘のピアノを聴くのも、私の至福の時間です。



電子ピアノは賛否両論ありますが、私は、電子ピアノが発明されたおかげで

割と気軽に誰でもピアノを始めることができるようになったと思うので、

ありがたいと思っています。

子供のお友達にもピアノを習っている子は多いです。


電子ピアノは数万円で買えますが、本物のピアノはアップライトでも何十万も

します。調律も必要ですし、広い部屋も必要だろうし、それに毎月のお月謝を

考えると、小さい子が習いたいと言っても、親はなかなか大変だろうと思います。



私の子供の頃は、ピアノを習っている子は、クラスにせいぜい2、3人程でした。

やっぱり、お金持ちのお嬢さんという感じの子が多かったと思います。


小学生の時、近所にピアノを習っているお友達がいました。家に遊びに

行ったとき、ピアノを聴かせてもらっていました。

親にピアノを習いたいと言いましたが、ダメでした。うちはお金に余裕のある

家庭ではないということは、子どもでも分かりましたから、駄々をこねたりは

しませんでした。


それからかなりして(多分数年?)、親がアップライトピアノを買ってくれました。

今思うと、かなり無理して買ってくれたのではないかと思います。でも、

習わせるお金はないということでした。

例のお友達が赤いバイエルの本をくれました。ピアノを習ったことのある人なら

分かると思いますが、子供にはとてもつまらない本です。

だんだん練習をしなくなり、結局、弾けるようにはなりませんでした。

親不孝なことをしたなと思います。



上の子が小学1年生の時、ピアノを習いたいと言いました。数万円の電子ピアノを

買いました。良い先生も見つかりました。先生に言われて買ったピアノの本は、

まるで絵本のようにかわいいきれいな本でした。


ピアノって、1週間毎のレッスンにただ行けば良いというものではなくて、1週間

家で練習して、その成果を先生に聞いてもらい、指導してもらうという形です。

小さい時は、親が家で教えてやらないと、子供だけではなかなか難しいです。



そうやって、私もピアノを弾くようになりました。今では娘の方が私よりも

上手なので、私がピアノを弾く必要は全くないのですが、自分の楽しみのために

弾いています。娘が私のピアノの先生です。

子供の頃の夢が叶いました。



今、練習しているのは、ブルグミュラーのなぐさめという曲です。ブルグミュラーは

ピアノを習っている人なら誰でも知っている作曲家ですが、ピアノを習ったことの

ない人は、多分聞いたことがないのではないでしょうか。私もそうでした。でも、

美しい曲をたくさん作曲しています。



この曲を選んだのは、今、元気のない母を少しでも慰めたかったから。

だから、この曲を弾いていると、辛そうな母を思い出して、悲しくなります。


この間、母がうちに来たときに、なんとなーく練習するふりをして、

この曲を弾いたのですが、母の心に届いたかな?



でも最近、私はこの曲を弾きながら、実は自分自身を慰めているということに

気付きました。



ほかの誰かのなぐさめにもなるのではないかとちょっと思ったので、

お時間がある方は、聴いてみて下さい。


Consolation by Burgmuller