ここ数年会っていないけど、毎年欠かさず新年の挨拶LINEを送り合っている男友達がいます。
仮にトモさんと呼ぶことにします。
トモさんと出会ったのは私が23歳の時。
トモさんは少し年上で、マスコミ関係の仕事をしていて、
一緒に食事をしながら、仕事の話を聞くのが楽しみでした。
トモさんは私と会う度に口説きモードになるので、
それが嫌で一対一で会わずに友達を連れていったこともありましたが、
友達の分まで全てごちそうしてくれて、すごく太っ腹な人でした。
私がトモさんを異性として見ることができなかったのは、
性格が結構チャラかったからです。
友達として付き合うにはいいけど、恋人になったら大変そう。
あと、仕事がすごく忙しい人なので、月に1度会えるかどうかもわからない。
だから、このまま友人として仲良くしていきたいと思っていたのですが・・・
私が27歳くらいのとき、トモさんから
「Rikakoちゃんが30歳まで独身だったら、俺たち結婚しない?」って言われたんですよね。
だから私は、20代後半で婚活しながら、もし誰もいなかったらトモさんがいるからいいか、と安心感を抱いていたのです。
私にとってトモさんは最後の切り札であり
いわば、保険というか、お守りみたいな存在でした。
そして、結局、私は30歳になっても独身のまま。
しかし、20代の頃は毎回のように口説きモードだったトモさんが、
30歳を過ぎてから、全く口説いてこなくなったんです・・・。
20代ではなく、30代でトモさんに口説かれていたら、私の心は揺れ動いたと思うのですが、
すでに、トモさんは私に興味を無くしていたのです。
30代後半になってからは、トモさんと会う機会も減ってしまって、
今までは最低でも年1回は一緒にご飯に行っていたのに、
会うのが数年に一度のペースになりました。
最後にトモさんと会ったのは、たぶん3年くらい前だったと思う。
そんなある日。
私は東京カレンダーの小説版を読んで、ハッとしたんです。
その小説の主人公は35歳の女性で、27歳の時に彼からのプロポーズを断って別れることになり、
元彼とは友人関係を続けつつ、内心では元彼がまだ自分と結婚したがっていると思っていたんです。
でも、その元彼と飲みに行ったとき「俺が結婚したかったのは27歳の時のお前で、35歳になった今のお前ではない」と言い放たれてしまうんですよね・・・。その言葉に愕然とする主人公。
東京カレンダーの小説版は、都会の洗練された男女を主役にしていながら、
ストーリーはブラックで、まるで「笑うせぇるすまん」のよう。
読後、気分が落ちるので、普段はあまり読まないようにしているのですが、
今回、たまたま目についた小説が、トモさんのケースに似ている!と思ったんです。
トモさんが好きだったのは、20代の頃の私。
30代に突入してからの私ではないんだ。
そう思うと、寂しい気がしたけど、
逆に付き合わなかったからこそ、ここまで長く交流が続いたのかもしれない。
トモさんとは、「今年こそ久しぶりに飲みに行こう!」という話になったけど、
去年も一昨年もそんな話が出て、結局叶わなかったから、今年はどうかな。
今回の記事を書いたら、むしょうに「藤子不二雄A展」に行きたくなりました。
笑うせぇるすまんにドーンをされたい![]()
6日までかぁ。
行けたらいいな。
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