クレンジングオイルの「乳化」の重要性と【肌に残りにくいクレンジング】を簡単に見分ける方法 | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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今日のブログは、

 

昨日Twitterで反響があったこちらの内容↓をもう少し詳しく解説していきたいと思います!

 

 

 

もともとの話題の発端なのですが、

 

シュウウエムラさんなどの有名なクレンジングオイルのブランドでは

 

クレンジングの洗い流しの際に、

 

「直前に予め水分を足して乳化してから流す」というのを推奨している

 

のをご存知の方も多いと思います。

 

 

シュウウエムラ 正しいクレンジングの方法





しかしこの方法って、

 

「本当に必要なのか?」と疑問視する人も多いんですね。

 

化粧品にかなり詳しい人でも「不要なのでは?」という人もいるくらいです。

 

僕のブログでも結構昔からコメントで質問を貰うことが多かったんですよね。

 

 

 

 

しかし、

 

僕もクレンジグオイルを開発しているのですが、

 

その際に最も適切な使い方というのを色々検討した結果として

 

 

僕はこの「洗浄前の予め乳化」というのは非常に理にかなっているからやるべきだと考えています。

 

 

実際に僕は3年以上前からこの方法を推奨していて、

 

油脂クレンジングを用いた低刺激なクレンジング法

 

スピーディーに落とす方法と、

 

時間をかけて優しく落とす方法



の2つを紹介していますが、

 

どちらに関しても必ず洗浄前に「乳化させる」という行程を挟んでいます。

 

 

 

「なぜ乳化した方が良いのか」、というのは上のTwitterでも端的に説明していますが、

 

今日はこれを裏付ける簡単な実験と、

 

この方法を応用して「肌に残りにくいクレンジング」を見分ける方法

 

の2つを紹介してみたいと思います!

 

 

 

◎クレンジングオイルの「油残り」を見分ける簡単な実験方法

 

 

これは、どちらの家庭でも簡単にできるように僕が昔考えた方法なのですが

 

まず大体どちらのご家庭にもあるであろう

 

「クリアファイル」をご用意いただきます。

 

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たいてい「ポリプロピレン」という素材でできていると思うのですが、

 

皮膚と同じように親油性の高い素材ですし、安いし、

 

「透明」なのが簡易実験には最適でよく使ってます。

 

 

こちらをハサミでカットして、

 

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小さめの切片をいっぱい作ります。サイズとかは適当で構いません。

 

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そして、調べたいクレンジングオイルを用意し

 

これにそれぞれ大体同じくらいの量滴下します。

(ディスペンサーによってワンプッシュの吐出量が違うため厳密にはマイクロピペットとかで揃えたいですが、一般家庭では難しいと思うのでだいたいの目分量で構いません)

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(↑粘性が違うため広がり方が違いますが、だいたい同じ量に揃えています)

 

 

 

今回集めたアイテムは

 

右から

  • KOSE ソフティモ ディープクレンジングオイル
  • エリデン化粧品 おひさまでつくったクレンジングオイル
  • シュウウエムラ アルティム8スブリムビューティークレンジングオイル
  • ファンケル マイルドクレンジングオイル
  • 花王 ビオレ パーフェクトオイル
  • アルガンビューティー AGBクレンジングオイル
  • CeraLabo セラヴェールプラチナムクレンジングオイル
の7種類です。
 
かずのすけがお勧めしているものや、よく知られいている有名なアイテムを並べてみました。
 
 
そして、これをそれぞれ同じ水圧水量のお湯(40℃に設定しました)で、
 
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↓こうやってガッツリ流して行きます。
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今回は約3秒間一定で流水洗浄を行いました。

 

 

流したものの裏面の水滴を拭って、

 

10分ほど放置して水分を乾燥させると…

 

 

 

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このように!

 

光にかざすとフィルムに残存した油分が目で確認できるんです!

 

 

 

ソフティモディープクレンジングオイルは乳化なしで流すと結構残存しやすいということがひと目で分かりますね!(^^)

 

 

 


◎「洗浄前乳化なしで流した場合」の各クレンジングオイルの油残りを見ていこう!

 

 

というわけで洗浄前乳化をしない状態で流した場合、

 

その他のクレンジングオイルはどうなったのか?一つずつ見ていきましょう!

 

ディープクレンジングは上の通りなので、

 

次は「おひさまで作ったクレンジングオイル」です。

 

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こちらはこんな感じで、やはり多少の油分残りが発生しているのが分かります。

 

 

シュウウエムラそのままではかなり残りやすいのが分かりますね。

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しかし、ファンケルさんの通称「マイクレ」はこのように、

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乳化せずとも全然油が残りませんでした…!!

 

かなり流れやすいようになっているようです。

 

 

一方で「ビオレパーフェクトオイル」は…、、

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「上澄みだけ流れたのかな…?;」と思うほどで、

 

全部含めて最も油分残存が多かったです。

 

 

「AGBクレンジングオイル」と、「セラヴェールクレンジング」

 

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いずれも似た感じで、多少の油分残りが発生しているのが目で確認できますね!



◎洗浄前に「乳化」の行程を挟んだ場合


次に、件の「乳化」の行程を挟んだ場合を確認していきます!

 

 

乳化の仕方ですが、このように手を水で濡らしまして


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水分が滴ってくると思いますので
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これを加えて乳化していきます。
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あまりたくさんの水分は一気加えず、少量ずつ加えていき

 

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白く濁って全体的に水っぽくなったら流します。

 

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同じく40℃のお湯で3秒間流水洗浄を行いました。

 

 

 

その結果…!!

 

 

「ソフティモディープクレンジングオイル」は、

 

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多少残ってはいるものの、先程よりはかなり残存量が減っています。

 

 

「おひさまでつくったクレンジングオイル」は、

 

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ご覧の通り、ほぼ残存なしです。

 

 

 

「シュウウエムラ」さんは元よりは流れてましたが、

 

少し残ってますね!

 

 

 

 

 

「ファンケルマイクレ」は、当然油分残存なし。もはや全く残ってません。笑

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先程全然落ちていなかった「ビオレ パーフェクトオイル」も…

 

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他と比べると大分残ってはいるものの、

 

上澄みしか流れなかった先ほどよりはかなりマシに見えます(^^;)



「AGBクレンジングオイル」「セラヴェールクレンジング」は、

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先程同様両者似た感じで、ほぼ残存なしという結果になりました。

 

 

 

 

◎クレンジングオイルは洗浄前に「乳化」すると、【肌に残る油分の量】をかなり減らせる!

 

 

というわけでまとめると、こんな感じの表になりまして…!!

 

 

もともとの油分の残りやすさはそれぞれありますが、

 

「乳化」という行程を挟んで流すことで

 

ほぼすべてのクレンジングオイルの油分残存量を低下させることができる

 

ということが分かると思います!

 

 

 

今回は「クリアファイル」をお肌に見立てて試験を行っているため、

 

確実に全く同じことがお肌の上で起こるとは言い切れません

 

肌の親油性を考えるとかなり似た傾向を示すであろうことが想定できます。

 

 

これこそが、洗浄前に乳化することの大きなメリットであり、

 

この行程を挟むことで回避できる肌トラブルもかなり多いです。

 

 

 

そのためかずのすけの持論としては

 

「クレンジングオイル」を使用する際には、どのアイテムであっても

 

極力この「洗浄前の乳化」という行程を挟むことをお勧めしています!

 

 

 

 

◎「油分が肌に多く残る」ことで起こるトラブルとは?

 

 

なぜ油分が肌に残るとトラブルになりやすいのか?

 

これには二種類のパターンがあると僕は考えています。

 

 

まず

 

油分残存が多すぎると、使用感的に流したあとにかなりお肌がヌルヌルに感じます

 

これを放置というのは中々できないと思いますので、

 

必然的にその他の洗顔料で「ダブル洗顔」をする必要が出てきます。

 

 

 

本来、お肌はあまり洗いすぎない方が良いので

 

ダブル洗顔をしなくて済むならばそれに越したことはないのですが

 

 

もし残ったとしてもごく少量の油分残存であれば、

 

アミノ酸系とかのお肌に優しい洗顔料で十分に流しきれてお肌に負担も生じにくいです。

 

 

しかし、油分残存量が多すぎると

 

アミノ酸系などの優しい洗顔では十分洗いきれない場合があり

 

それこそ

 

石鹸などの洗浄力の高い洗顔料をダブル洗顔に使用しなければならない

 

という状況になりやすいです。

 

 

この結果、肌が非常に乾燥してしまい、肌バリアが低下して様々な肌荒れを起こしてしまう…

 

ということが想定されます。

 

 

 

また、逆にダブル洗顔せずに油分をあえて残してしまった場合でも、

 

残った油分が毛穴などの閉塞要因として働いて

 

ニキビ等の皮脂トラブルの原因になってしまうことも考えられます。

 

 

 

 

これが、油分が残りやすいクレンジングを使って肌荒れしやすくなる2大要因なのではないかと僕は考えています。

 

 

 

◎クレンジングオイルの油分残存を考えながら自分に合ったアイテムを選ぼう!

 

 

そのように考えると、先程の結果を見る感じ、

 

 

油分が残りやすいクレンジングオイルは使用時に注意が必要であると僕は思います。

 

 

 

ここの右端にあるクレンジングオイルの【タイプ】というのは、

 

これまでに説明しているので以下記事↓を参考にして欲しいのですが、

 

クレンジングオイルの種類分けと成分表示の読み方

 

 

 

やはり「ミネラルオイル」などの「炭化水素油系」のものは、

 

油分残存が多くなりがちのためW洗顔も必要になりやすく、

 

乾燥肌の方は避けた方が良いかもしれません。

 

 

しかも炭化水素系はたいていメイク落としの洗浄力も非常に高いため、

 

そこから更に洗浄力の高いW洗顔をしなければならないとなると…

 

お肌の負担はかなり大きくなってしまいます。

 

 

凄い崩れないガッチリメイクの場合はこれくらいの洗浄力が必要になることもありますが、

 

そうでもなければ炭化水素系のオイルクレンジングは洗い過ぎになりやすいので

 

使用局面は選んだ方が良いでしょう!

 

 

 

また「油脂系」のものは総じて油分残存が少なめになる傾向があります。

 

これは、油脂という油分が若干の親水性を持っているため、

 

炭化水素油等に比べるとお湯に流れやすいからではないかと僕は考えています。

(界面活性剤量も比較的少なめに済みます)

 

油分残存が基本的に少ないので、W洗顔も必要ないケースが多いです。

 

 

まぁシュウウエムラは若干残りやすかった部分がありますが、

 

これは油脂以外にも色々混合しているためかな?と思います。

 

 

 

 

ただ、油脂は多く残りすぎるとニキビの悪化要因になることもありますので、

 

特にニキビができやすい肌質の方は、

 

アミノ酸系などの優しい洗顔料等で微量に残った油分も優しく除去しておくとトラブルを避けやすいです!

 

 

 

一方で今回他を寄せ付けない油分残存量の低さを見せつけたのが

 

ファンケルさんの「マイルドクレンジングオイル」なのですが、

 

乳化せずともほぼ残らないというね…(^^;)

 

 

エステル系はエステル自体がいろんな種類があるので「こう!」とは中々言いにくいですが、

 

マイクレは油分残存がとても起こりにくいように処方設計されているようですね!

 

 

「しっかりメイクを落としたいけど、ニキビなども気になってオイルが使いにくい…!!」

 

という方は、油分がほぼ残らないマイクレは非常に使いやすいのではないかと思いました!






というわけで以上!

 

長くなりましたが、クレンジングの乳化の重要性についてと、

 

油分の残りやすさを簡単に見分ける方法の紹介でした!(^^)ゞ




 

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