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今日は少し長くなるかもしれないのですが、
【飲む日焼け止め】
について書いていきたいと思います。
実はこちらの内容については数年前から沢山コメントや質問を頂いていて、
僕自身随分前からそれなりに調べていて質問されたら答えられる状態ではあったものの
かなり内容が複雑だったためなんだかんだブログにまとめるのを後回しにしてしまっていました(^_^;)
ただ、先日オルビスさんの経口セラミドの件を書いたので、
▶飲むスキンケア【ディフェンセラ】買ってみた。驚き(?)のセラミド含量と効果的な飲み方について
サプリメントつながりということで今回じっくり話題に挙げたいと思います。
少し難しくなるかもしれないのですが、とても大切な内容になるのでぜひ最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
◎【飲む日焼け止め】とは?
“飲む日焼け止め”とは、簡単に言うと
「口から飲むことで日焼けを防げる(…かのように謳っている)経口サプリメント」
の俗称です。
元々は海外製品から端を発して日本にも伝わってきた商品で、
現在では国内外から様々な商品が販売されている現状です。

(↑これは2年位前に色々と調べていた時に購入したもの。今はもう少し増えているかも。)
各製品大体一ヶ月分で2000円~5000円程度と価格には差はありますが、
意外とリーズナブルなものから結構高額なものもあります。
最近では2~3年ほど前に比べれば多少ブームが過ぎてきたのかな…?と思う一方で、
まだまだSNSなどでも目にする機会が多いなと感じる一面も。
「飲むだけで日焼けを防げる!」
と聞くと本当に凄いことですよね。
例えば海水浴やプールなどでは日焼け止めをがんばって塗っても流れてしまったりする時がありますので、
そういう際にこれを飲んでおくと日焼け止めの代わりになる…!
なんて思ってしまう人もいそうです。
実際にそういう商品があったとすれば、大変素晴らしいことだなと僕も思います。
…しかし、
これは美容についてある程度詳しい人であれば大体みんな知っていることだと思いますが…
いわゆる「飲む日焼け止め」には実質的な日焼け止め効果はありません。
そればかりか、
色々な健康上のリスクや広告表示上の問題点も孕んでおり
かなり雲行きの怪しい製品が非常に多いというのが実情だったりします。
◎「飲む日焼け止め」に実質的な日焼け止め効果はない!?配合成分と実測SPFについて
これについては僕がくどくど説明するのはもう時遅し過ぎるので、
こちらの記事をご紹介しておきます。
▶飲む日焼け止めの効果とFDAからの警告 -肌のクリニック-
簡単なまとめはこちら↓。

こちらの記事は2017年頃に書かれたもので、最近また加筆を加えられていますが
文句なしの非常に素晴らしい内容となっているので是非じっくり読んでみて頂けると良いと思います!
ただ、ある程度専門知識がないと、読み解くのが難しい部分も多いので
こちらの記事をベースにかずのすけなりの解説をしていきたいと思います。
まず通称「飲む日焼け止め」の多くに配合されている成分について見ていきましょう。
こちらはとても有名な商品である「ヘリオケア」ですが、
英語で書かれているので難しいですが、
主成分は「P.leucotomos」という成分で、日本名にすると「シダエキス」です。
こちらは
『Fernblock(フェーンブロック)』
と呼ばれる成分で、一応経口摂取で紫外線の影響を抑制する効果が科学的に認められていると言われている成分です。
次にこちらは、『BE-MAX the SUN』という商品で、
主成分は『シトラス果実及びローズマリー葉エキス末』です。
別名『ニュートロックスサン』とも呼ばれています。
こちらも同じく科学的に紫外線抑制効果があると言われています。
いわゆる「飲む日焼け止め」には主にこの2つの成分が配合されていることが多いのですが、
例えばこちらの『noUV(ノーブ)』も、
「シダエキス(フェーンブロック)」が配合。
あとこの『サンタンブロック』という製品は、
「シトラス果実抽出物・ローズマリー葉抽出物(ニュートロックスサン)」
が配合されています。
まぁ大体のこういうサプリはいずれかの成分が使われていることが多いですね。
ただこのパイナップル果実エキスとクコの実エキスについては十分な情報がありません。
(効果もあるのかないのかよく分かりません;苦笑)
というわけで、
主には『フェーンブロック(シダエキス)』か『ニュートロックスサン(シトラス果実及びローズマリー葉抽出物』を配合した商品が多く、
この2つの成分について考察しているのが上記で紹介しているブログです。
前述のブログで引用されているこちらの文献にフェーンブロックの効果についての記述があります。
フェーンブロック1000mgを毎日服用すると、『MED』というものが29日で20.37%増加した。
→有意な紫外線防御効果が認められた。
という内容。
次にこちらは「ニュートロックスサン」の原料メーカーの資料ですが、
ニュートロックスサンを250mg毎日経口摂取した結果、
こちらも「MED」というものが85日目には56.1%上昇した。
→有意な紫外線防御効果が認められた。
いずれもウソではないという前提で読めば、
確かに有意な結果が出ていて、ある程度の紫外線防御作用が認められているのは事実と言えます。
ということはじゃあ効果があるということで良いじゃない、となるのではないかという話なのですが…。
ここで重要なのは『MED』という指標の意味をちゃんと理解できるかどうかです。
MEDとは「最小紅斑量」というもので、
上の図にもあるように
「紫外線を浴びた24時間後、皮膚に紅斑を生じる最小限の紫外線照射量」
を意味します。
MEDが10%アップした、というのは、
つまり皮膚に紅斑を生じる最小限の紫外線照射量が10%強くなった
という意味です。
何もせずに「10」の紫外線で日焼けしてたものが、
何かを行うことで「11」の紫外線で日焼けするようになった場合、
MEDが10%アップした、という表現をするということです。
ただ、「MEDが○%アップ」という表現は、
我々にはあまり馴染みがないのでその効果の程がイマイチ分かりません。
ではこれを「SPF」という別の指標に換算するとどうなるのでしょうか。
「SPF(sun protection facter)」とは普段から日焼け止めを使っている人は分かると思いますが、
日焼け止めの紫外線防御指数のうちの1つです。
日本ではSPF1~50+まであり、数字が大きい程紫外線防止効果が高いことで知られていますね。
実は『SPF』って上で説明している『MED』を元に算出しているんです。
こちらはSPF・PA値測定法について書かれている資料ですが
SPF値=試料塗布部のMED/試料無塗布部のMED
と書いてあるので、MEDさえ分かればSPFも出せます。
…というより、
MEDが○%上昇、という表現は、実はそのまんまSPFに置き換えられます。
ざっくばらに言えば、
MEDが56%上昇→SPFは1.56
ということになります。
本来SPFというのは上記の計算結果を少数化しているもの。
上の「MEDが○%上昇した」は、これを『%』で表しているに過ぎないもので、
実質同じ意味なんですよね。
(ちょっとややこしいですが、MEDをSPFに換算する計算式は「SPF=1+MED上昇量(%)÷100」です。)
例えば、『MED100%上昇』に相当するのは「SPF2」です。
「MEDが500%上昇」はSPF6ですね。
さきほどの「MED10%上昇」は「SPF1.1」です。
ちなみに「SPF50」にする場合、なんとMED上昇量は4900%なければなりません。
複雑なようですが、読み方が分かればなんということはありません。
(※とか言いながら後から読み返したら最初計算式を間違えていました。苦笑 既に修正済みです!)
この「56%上昇」という数値が以下に小さい変化かよくわかります。
つまり、以下のグラフは表示の仕方で大きなミスリードを誘っています。
縦軸が「100」が最大値になっていますが、
実は最大値は100どころではなく本当であれば10000くらい必要なんですね。
あえて低い数字を天井に設定し、本来は小数で表示するべきものを%表記することで本当は微小な結果を意図的に大きく見せているというのがこのグラフの本当の姿です。
これ、100まで行っても紫外線を100%カットするという意味ではありません。
(この資料を使って「紫外線56%カット!」みたいなことを言っている人もいますが大間違いです)
85日毎日飲み続けてやっと紅斑が発生する紫外線量が1.56倍になった、という意味なんです。
ここまで飲み続けてようやく【SPF1.56】の日焼け止めを塗ったのと同じ効果になったということ。
確かに統計学上は有意な効果があると言えますが、
例えばSPF30の日焼け止めを塗ったらその瞬間にMEDは3000%近く上昇する(MEDは30倍になる)わけで、
85日飲み続けて「SPF1.56」はあまりに効果が弱すぎて、
それは日焼け止めとしては【実質的には効果がない】と言っても過言ではないと言えてしまうでしょう。
ちなみにフェーンブロックに至っては20.37%上昇ですから、SPFは「1.2」。
これじゃ低すぎて話にならないですよね…;;
しかもいずれの成分も、飲み始めた直後は全く効果が出ていません。
(一ヶ月以上飲み続けてやっと効果が出ている)
これを日焼け止めの代わりとして飲んだとしてもほとんど意味がないと言えます。
これが上記で紹介しているブログの内容です。
(どちらにしても難しいですが…^^;)
◎そもそも「飲む日焼け止め」という表現は薬機法・景品表示法ではNG
そしてかずのすけは先ほどからくどい様に
いわゆる「飲む日焼け止め」という風に
「いわゆる」という言葉を付けているのですが
これにはちゃんと理由があります。
そもそも【飲む日焼け止め】という表現は、
薬機法や景品表示法では禁止されている表現です。
「日焼け止め」という表現はきちんとした試験を行い、正しくSPFやPAの数値を獲得している【塗る化粧品】にのみ許されているものです。
飲む日焼け止めは実測のSPFやPAは測られていませんし、
日本でも海外でもこれを公に認めた公的機関はありません。
なんならアメリカ食品医薬品局(FDA)では「飲む日焼け止めは日焼け止めとは認めない」という警告文を発しているほどです。
景品表示法においても、
「優良誤認」と言って本来ある効果効能よりも明らかに優良な効果を消費者に意識させたりする内容を標榜することを禁止しています。
つまり「飲んでも日焼け止め効果はないのに、【飲む日焼け止め】という表現はしてはいけない」はずです。
そもそもこれらのサプリは全てただの「サプリメント」で、
前のブログで紹介した栄養機能性食品でもトクホでもなければ医薬品でもありません。
公にはなんの効果も認められていないのです。
だから「飲む日焼け止め」なんて表現が許されるはずはないのです。
そして、実はこのことは各メーカーはよく分かっていると思います。
実際に、これらの製品の公式ホームページや製品記載内容などを読んでいくと、
公に【飲む日焼け止め】という表現を使っているものはほとんどありません。
(ECサイトとかアマゾンや楽天なんかは無法地帯ですが…)
ではなぜ現状【飲む日焼け止め】という呼称がこれだけ浸透したか?というと、
大きく分けて3つの理由があります。
・悪意あるアフィリエイトサイトの存在
・美容皮膚科や美容外科などでの誤った広告
・インフルエンサーの無知
まぁ一個めについては、ブラウザをちょっと調べればそういうサイトがわんさか出てきますね。
こういったサプリメントはよくアフィリエイトの案件になるので
利益目的にこういった内容をよく調べもせずにブログやSNSで拡散している輩が多いです。
単純に無知の産物という人もいるでしょうが。
次に1番僕がどうなの?と思っているのが
美容皮膚科とか美容外科にいくと、堂々とこういう製品が「飲む日焼け止め!」等書いて壁に貼ってあるんですよね。
どこのサイトとは言わないですが…(苦笑)
これ某美容外科の公式HPですが、
「飲む日焼け止め」も「アンチエイジング効果」も明らかに薬機法違反ですよね。
そして無知なインフルエンサーがこういう案件に絡んで誤情報を拡散していくと…(嘆)。
確かに一ヶ月以上継続的に飲めばSPF1~2くらいの効果があるので、
効果が全く無いとは言わないですが
「これを飲めば日焼け止めを塗らなくても良い」と誤認する人が出る可能性もあり、
【飲む日焼け止め】という表現は、
広告上非常に問題があるなと僕は思っています。
◎L-システインやビタミンCなどの配合で肌のトーンアップや美肌効果を感じる場合も?
ちなみに、
こういうサプリメントの多くで実際に効果を実感している人ってもしかしたらいるかもしれないのですが、
多分それは一緒に配合されている【ビタミンC】とか【L-システイン】などの成分の効果も関与している気もします。
ビタミンCやL-システインをある程度沢山摂取すると、シミやソバカスに効くという医薬品もありますので、
これらが配合されているものであれば、多少の美白効果や美容効果も期待できるかもしれません。
もちろんそういう効果を求めるならばよく分からないサプリメントではなくこのトランシーノなど医薬品になっているものの方が効果は強いと思いますが;
(ただ、僕はこれしばらく飲んでみたのですがイマイチ合わず継続できませんでした。。)
というわけで、いわゆる【飲む日焼け止め】について僕の見解をまとめてみました。
本当に、「飲む日焼け止め」という表現は怪しすぎるので、
なにか別の呼び方があると良いよなぁと思っています。
百歩譲って『美白サプリ』とかが良いんじゃないかと僕は思っていますが、
そもそも「美白」表現も薬機法が絡んでくるので、これも難しいんですよね。
まぁこういうサプリメントも全く効果が無いというわけではないので、
ちゃんと厚労省とか消費者庁とかの管理が入った上で正しい取り決めの元妥当な呼び名があると消費者も混乱しないのではないかと僕は思いました。
トクホでも栄養機能性食品でもなんでも構わないので、
とりあえず今の無法状態を先ずはなんとかするべきでしょう。
今後の行政の動向に期待です。
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