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今日は巷で【万能洗剤】などと名高い(?)オキシクリーンや酸素系漂白剤の成分についてお話していきます!
ちなみに今日のお話はこれまでのナチュラルクリーニング系の記事も読んでからの方が分かりやすいと思います(^_^)v
▶重曹・セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダって何? -『アルカリ剤』のpHを測ってみよう!-
▶重曹・セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダで油汚れを洗ってみよう!その①<実験編>
▶重曹・セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダで油汚れを洗ってみよう!その②<解説編>
最後の方になるに連れて「ちょっと難しい…;」と不評気味だったのですが…(苦笑)
洗剤系のとても基礎的な内容を含んでいる記事なので是非ちょっとずつ咀嚼しながらでもご理解頂けるとよいと思います(^^;)
では今日の本題に移っていきましょう!
◎万能洗剤?「オキシクリーン」とは
オキシクリーンの大元はアメリカ産の大容量洗剤で、
アメリカ発の倉庫型商品量販店『コストコ』で5Kgが2000円足らずで買えてしまう!
…と、昔話題になって爆売れした商品ですね。
![]() |
OXICLEAN(オキシクリーン) STAINREMOVER 4.98kg シミ取り 漂白剤
2,503円
Amazon |
ただ最近はおそらくこれに端を発して日本流通版が販売されています。
英語版と日本語版では実は成分が違っているので注意して欲しいですが、
英語版の成分はこちら↓
そして日本語版がこちら↓
なんかこう見るとパクリ製品みたいに見えてしまいますが(苦笑)、
ちゃんと正規の輸入販売会社が製造販売している製品です。
僕が持っているこれが「界面活性剤不使用」のタイプで、

昔話題になった大容量洗剤が界面活性剤が入っているタイプということです。
ナチュクリの話をしてきたので今回は界面活性剤不使用タイプを使用します。
あと成分がシンプルな方が色々比較もしやすいので(^_^)b
◎オキシクリーンの主成分【過炭酸ナトリウム】とは?
というわけで上の写真を見て分かるように、
オキシクリーンは界面活性剤タイプも不使用タイプも主成分が同じく
【過炭酸ナトリウム(酸素系)】
というものが使われています。
(たまに「酸素系」を「こうそ系」と読んじゃう人いますが、「さんそ系」です)
これ、名前だけ聞くと前回の記事でも紹介していた
【炭酸ナトリウム】
と似ていますよね。
これは単に似ているだけ、というわけではなく
実は「過炭酸ナトリウム」は「炭酸ナトリウム」にとある別の成分が合体した複合物質です。
そのとある物質というのは、
一般的な酸素系漂白剤として知られる
『過酸化水素』
です。
これはワイドハイターなどの「酸素系漂白剤」と呼ばれるものの主成分と同じです。
▶敏感肌に「酵素」&「抗菌」は注意?! 洗濯用洗剤の酵素や漂白剤の働きとデメリット
↑先日書いたこれらの記事でも過酸化水素については紹介済みですね!
つまりオキシクリーンの主成分である【過炭酸ナトリウム】は、
「炭酸ナトリウム」と「過酸化水素」の複合物
ということになります。
さらに詳しくはウィキペディアなどにもまとまっているのでググってみてください(;^_^)b
そして、
この過炭酸ナトリウムを単体で配合しているのが、
粉末で販売されている【酸素系漂白剤】なのです。
これは激落ちくんですが、シャボン玉石けんの酸素系漂白剤も有名ですね。
というわけで簡単にまとめると、
- 液体の「酸素系漂白剤」→過酸化水素が主成分
- 粉末の「酸素系漂白剤」→過酸化水素+炭酸ナトリウム(過炭酸ナトリウム)が主成分
です。
つまり、
実際にはいずれも【過酸化水素】という成分が含まれているわけです。
しかし「過炭酸ナトリウム」の場合は過酸化水素が成分名として書かれていないため、
ちょっとわかりにくいのですよね。
中には本当にただのアルカリ剤だと思って居る人もいるのかもしれません…。
◎過炭酸ナトリウムはアルカリ性の【酸素系漂白剤】
そもそも、「酸素系漂白剤」とは『過酸化水素の力を使った漂白剤』のことです。
酸素系は「酸素(さんそ)の力で漂白!」みたいに書いていますが、
これは空気中の酸素の話をしているのではなく分子中の構成元素の話をしているので、
説明がちょっと複雑なんですよね…;
過酸化水素は「H2O2」という化学式で表される成分で、
H(水素)やO(酸素)は「H2O」という「水」の形で存在するのが最も居心地が良い物質なのに
酸素を普通より一個多く持ってしまっているのです。
だから「この一個多い酸素をどっかに渡して水となって安定化したい…!!」と考えている成分なのですね。

このときに酸素を渡すと相手が『酸化』され、
酸化された拍子に色素成分などの構造が変わってしまって色が見えなくなるので、
過酸化水素には【着色汚れを漂白する作用】があるのです。
ただ、
「過酸化水素」には『アルカリ性にすると酸化力が強くなる』という特性があり、
通常の酸素系漂白剤(過酸化水素)は、
あまり酸化力を高めると衣類を傷めてしまったり、
色柄ものまで漂白してしまいやすくなるため
基本的に液性は「酸性」に調整されています。
つまり、
その漂白力のパワーとしては
通常の酸性の液体酸素系漂白剤よりも、
アルカリ性になっている粉末酸素系漂白剤の方が強力です。
漂白パワーの序列を付けると、
塩素系漂白剤>酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)>酸素系漂白剤(過酸化水素)
となります。
ちなみに粉末の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)のpHは、
通常の炭酸ナトリウムより若干弱い(1%水溶液でpH=10.5くらい)です。
あとオキシクリーンは成分に追加で炭酸ナトリウムを加えているようで、
過炭酸ナトリウムだけの酸素系漂白剤より若干高い数値が出ました。
いずれも弱アルカリ性の値ですね。
ただ、ほとんど変わらないので、
オキシクリーンの界面活性剤不使用タイプも粉末の酸素系漂白剤と同種のものと考えて良いと思います。
◎酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)の効果と使い方
オキシクリーンや粉末酸素系漂白剤の主な効果について説明します。
弱アルカリ性なので、
(写真:1%20mlのオキシクリーン・酸素系漂白剤各溶液に0.2mlのオリーブオイルを滴下して攪拌して軽く水洗したもの)
加水分解作用により油脂汚れもある程度落とすことができます。
(追加されているアルカリ剤の分オキシクリーンの方が若干綺麗に流れたように思います)
またアルカリ性の酸素系漂白剤なので、
着色汚れに対する『漂白作用』があります。
ここに雑巾の切れ端に0.1mlずつのお醤油を染みこませたものを用意しました。
(三時間ほど放置して乾かしたもの)
これを左から「炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)」(ただのアルカリ剤)、
「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」、「オキシクリーン(過炭酸ナトリウム+炭酸ナトリウム)」
の各1%溶液に浸漬して15分待ちます。
しばらくすると酸素系漂白剤の2つからは「泡」っぽいものが出てきます。
(これは過酸化水素が相手を酸化して『酸素』を発生しています。)
ただのアルカリ剤の炭酸ソーダからは何も発生しません。
↓10分後の様子
15分後↓ めっちゃ白くなって見える!
これを軽く水洗したのがこちら↓
…
う~ん…。。。(;・_・A笑
アルカリ剤でも結構落ちてしまった(苦笑)
水だけの比較も作れば良かったと後から後悔です(^_^;)
まぁこうやってみると…、、、
かろうじて炭酸ソーダ<酸素系漂白剤<オキシクリーン…で白い気がします(笑)
本当はお湯でやったりもっと時間をかけた方が良いのですが、
短縮したのであまり大きな差は見られなかったですね;
あと着色汚れのモデルももう少し落ちにくい汚れにすれば良かったかもしれませんね。
醤油付けて3時間くらい乾かしたのに…意外と落ちやすかった。。
また別の実験考えてみます(;^_^)b
(溶液の色が薄くなるかどうかで見る方が分かりやすいかもです)
とりあえず本来は、「強めの漂白作用」があります。
アルカリ性なので、漂白力だけの話をすれば酸性の液状タイプの酸素系漂白剤よりも強いはずです。
あと漂白作用はそのまま微生物へのダメージとなるので、
殺菌剤や防カビ剤などにも使用できます。
洗濯槽のカビ防止用にたまに洗濯機に入れて回すと効果的です。
◎過炭酸ナトリウム(粉末酸素系漂白剤)の注意点
ただし、
強めのアルカリ剤に過酸化水素という「酸化剤」が合体しているので、
その分皮膚刺激などはかなり強力です。
漂白力もそれなりのパワーがありますし、
(一応ギリギリ柄物が洗えるレベルですが何度も洗えばすぐに薄くなります)
アルカリ性にすると繊維も傷みやすくなるため、
毎日毎日このような成分で洗濯をするのはやめた方が良いと思います。
防カビ用途であればたまの利用で十分ですし、
多少の着色汚れであれば酸性の液体酸素系を使った方が繊維ダメージなどは抑えられます。
また過炭酸ナトリウムは粉末で、結構水に溶けにくいです。
溶けにくさ的には重曹より多少マシレベル。
衣類洗剤として使用すると粉末の残留が起こる懸念もあります。
肌が弱い人だと粉末残留しやすい成分は出来れば避けたいところ…。
漂白剤などは普段から洗濯に使用するものではなく、
たまに使用するくらいがちょうど良い利用方だと僕は考えます。
ちなみに、
住居用洗剤として利用する人も多いようですが…
そもそも漂白剤なので皮膚刺激はかなり強めですし、
一応安全性データシートでは過炭酸ナトリウムは「警告」レベルの化学物質なんですよ。
過酸化水素がそのままだと結構毒性が強めなので、そのおかげで警告物質になっています。
水生生物毒性も、長期毒性は分解が早いので問題ないものの、
急性毒性がとても高いのであんまりほいそれと排水するのもどうかな…という気がします。
昔みたいに排水を川に流すわけじゃないので今ならまぁ大丈夫かな~という気もしますが、
安全性面では決して人にも環境にも特別優秀な成分とは言えないように思います。
漂白剤なんてのは一歩間違えれば毒物みたいなものなので…(;^_^A
できるだけ使わないに超したことはありません。
めっちゃ落ちにくい汚れにたまに使うくらいにしましょう。
◎オキシクリーンは「万能洗剤」ではなく、『強めの漂白剤』という認識を持つべし
というわけで、最後にまとめておきます。
- オキシクリーンの主成分は『過炭酸ナトリウム』=【酸素系漂白剤】
- 過炭酸ナトリウムは「過酸化水素」に「炭酸ナトリウム」を混合したもの
- 弱アルカリ性の強めの漂白剤で、通常の酸素系漂白剤(過酸化水素)を凌ぐ力を持つ(塩素系よりは弱い)
- pHは10.5程度で弱アルカリ性
- 強めの皮膚刺激があるので素手では触れないように
- 安全性データシートでは「警告物質」であり、100%原末が販売されているので要注意
- 洗濯で毎日使えば繊維が傷むし、環境への負荷も小さくはない
- 「万能洗剤」ではなく、ただの『強めの漂白剤』
正直、オキシクリーンや酸素系漂白剤を「なんでも落とせる万能洗剤!」のように囃し立てるのはどうかな?と僕は思っています。
多くは成分のことをよく分かっていない専門家(?)やメディアのせいだとは思いますが、
そもそも「漂白剤」なので汚れを落としているわけではなくて、化学反応で色を消しているんですよね。
それって本来はどうしても落ちない汚れに対して取るべき最終手段であって、
なんでもかんでもこれで洗えばOKみたいなのは成分の特性上あまり相応しくないように感じます。
小さいお子さんやペットがいる家庭だと住居洗剤にほいほい使うのはリスクが大きすぎますし、
繊維には普段からこれで洗うのはダメージが強すぎます。
確かにニオイは出にくいしカビ防止にもなるけれど…、、
それだけ強力な成分(漂白剤)を使っているという認識は持った方が良いのかなと感じました。
ただ今回僕が買った製品は2つとも界面活性剤が入っていないので、
泡を立てたくない部分の漂白には結構便利に使えます(^_^)v
例えばペットが絨毯やラグに粗相をしたときに簡単に丸洗いできないシミ汚れを漂白したり。
(先日まさにそれで、酸素系漂白剤がとても活躍しました。笑)
要は使い方なので、特性をちゃんと理解して上手く活用できると良いと思います!
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