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ホントは前回の除菌ウェットティッシュに派生して「薬用ハンドソープ」の話をしたかったんですが…、
(ハンドソープも買い込んであるのです。笑)
今日はあんまり時間がないのでちょっとした小話を。
先日Twitterで以下のようなシャンプー広告のツイートが話題になりました。
なゆらび@nayurabi
1枚目:シャンプーの広告(1932年) 2枚目:シャンプーの広告(1935年) 3枚目:シャンプーの広告(1965年) 4枚目:シャンプーの広告(1983年) https://t.co/5bMLnEgUB5
2018年05月05日 02:55
これは花王社の1932年から1983年にかけてのシャンプーの広告の変遷をまとめたもののようです。
ご覧のように、
花王が推奨するシャンプーの頻度は1932年には「月2回」だったものが、
1935年には「週1回」、1965年には「5日に1回」、
そして1983年には「1日1回」…
と、シャンプーの頻度がどんどん多くなっているということに気がつくと思います。
この広告の変遷を見て、Twitterユーザー間では
- 「シャンプーメーカーがシャンプーを売りたいからどんどん頻度を多くしていった」
- 「日本の過剰な衛生観念はシャンプーメーカーの陰謀!」
- 「生活水準的にシャンプーは高級品で庶民はあまり頻繁にできなかった」
- 「みんな臭かったから気にしてなかったのでは?」
- 「将来的には1日に5回くらいシャンプーするようになるかも」
今のシャンプーの主成分である「合成洗剤」は1960年頃から台頭してきたもので、
つまり花王さんの広告でいう32年・35年のシャンプー(髪洗い)は間違いなく「石けん」が主成分であったと考えられます。
(当時のシャンプーは粉末だったそうです…)
また、パッケージを見る限りでは3枚目の商品も同じ商品のようですので、これも石けんが主成分であった可能性が高いと思います。
ただ、1965年には粉末合成洗剤の生産量が石けんを優に上回っているため、
もしかしたらこの当時から合成洗剤が用いられていた可能性は否定できません。
まぁ少なくとも30年代のシャンプーは「石けん」でできており、
毎日の洗髪が推奨できなかった理由は実はここにもあったのではないかと僕は思いました。
というのも、
「石けん」という洗剤は『弱アルカリ性』の洗剤です。
人の髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが乱れて猛烈に軋みが発生する性質があります。
さらに髪のような動物性繊維はそれそのものがアルカリに弱い特性があるため、
頻繁に髪を石けんで洗うことは髪のダメージを誘発する懸念があるのです。
しかも当時の石けんが現在の石けんのように高い純度が保たれていたとは思えず、
現在の石けんに比べて相当アルカリ度が強かった可能性が非常に高いのです。
元々石けんは動物性繊維を洗うことに向かないということが
現在の合成洗剤が作られた一つのきっかけとも言われていますので…
当時のシャンプーメーカーがこの点を危惧していなかったとは僕には思えません。
おそらくは、
当時のシャンプーの成分では髪が毎日の洗浄に耐えられるものではなかったため、
1週間に1回程度の頻度の洗浄を推奨していたのではないでしょうか。
◎1940年頃には歴史上初めて実用化された合成洗剤 『ラウリル硫酸Na』 が登場!

【図:洗剤・洗浄百科事典(新装版), p.19, 皆川基ら , (2003)より一部改変】
さらに史実でいえば、
最も早く「合成洗剤」が用いられた商品が発売されたのは1937年のことで、
これが今も稀にシャンプーなどにも用いられている『ラウリル硫酸Na』です。
↑の図では『AS』と書いているものがこれです。
ラウリル硫酸Naは難しく言うと『アルキルサルフェート』というタイプになるのでASと略されています。
このラウリル硫酸Na系の成分は現在でも外資系メーカーを中心に
今でもシャンプーの主成分に用いられています。
合成洗剤なので石けんのようなアルカリ性がなく、
中性のため髪を洗っても過剰なごわつきは生じません。
しかし、ご存じの方はご存じの通り、
ラウリル硫酸Naはとても皮膚刺激の強い成分でして…。。
日本メーカーは今やこの成分をシャンプー等の主成分に用いることはありません。
シャンプーの背面を確認して成分の上位に「ラウリル硫酸Na」や「ラウリル硫酸アンモニウム」などの成分名があるものは、
ほとんどが外資系ブランドのはずです。
元々敏感肌が多い日本の風土には合わない洗剤だったと言えるでしょう。
タイミング的には1965年のシャンプーにはもしかしたらこの成分が用いられていた可能性もあります。
ただ皮膚刺激や使用性などの面を考えても、
これも十分に毎日の洗髪に耐えられるような内容でなかったのは明らかです。
実際「5日に1回」という週一と大して変わらないペースですので…。
成分的にそれまでのものと比べて明らかな優位性があったとは考えにくいです。
◎1970ごろより現在の主流 『ラウレス硫酸Na』 が実用化される
そして、1970年を迎えると、
ついに現在のシャンプーの主成分として最も利用頻度の高い
『ラウレス硫酸Na』
が実用化されます。
先ほどの図で言えば『AES』がそれに当たります。
「ポリオキシエチレン・アルキルエーテルサルフェート」
の頭文字をとっている…はず。(笑)
このラウレス硫酸Naはさきほどのラウリル硫酸Naを大幅に改良した洗浄成分で、
液体シャンプーの主成分としてとても使い安い成分になっています。
皮膚刺激などもASと比べれば相当良くなりまして、
今の国内シャンプーの主成分のうちかなりのシェアを占めています。
恐らく1983年の広告の「エッセンシャル」では、
ラウレス硫酸Naが主成分に用いられていた可能性が非常に高く、
歴史的にみれば、
この時にようやく大半の消費者が毎日洗髪しても問題ないレベルのシャンプーが出来上がった…
という風にも見ることもできるわけですね。
つまり、
これらの広告の変遷は、
そのまま『シャンプーの洗浄成分がどのように発展してきたか』という歴史とも紐付いている
と僕は思うのです。
だから単純なシャンプーメーカーの陰謀では話は丸く収まらないのではないでしょうか。
◎最近では「1日2回」洗っても大丈夫な成分にもなっている!
そして2000年に入ってからは、
それまでよりもさらに低刺激化された洗浄成分がどんどん開発され実用化されてきました。
例えば
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
- ココイルグルタミン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ラウレス-5酢酸Na
- ラウレス-4カルボン酸Na
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