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敏感肌の人御用達のホームページで
【非接触皮膚科学】っていうところがあるのはご存知でしょうか。
こちらのサイトの基本的な考え方自体はかずのすけのオフスキンケアの理念とよく似ているので根っこから否定はしないのですが…、
今回取り上げたいのはこちら非接触皮膚科学さんが
「敏感肌向けの衣類洗剤」
として『市販品で唯一』『非接触研究会“指定”』とまで銘打って推奨している
「トップクリアリキッド」
という衣類洗剤についてです。
◎「市販品で唯一」の敏感肌向け洗剤!?
非接触皮膚科学のホームページでは
▶第374号 "指定"のワケ 『洗濯洗剤の切り替えを!』の秘密(1)
の記事内でトップクリアリキッドを強く推奨する理由が詳細に説明されています。
こちらの言い分によれば、
▼指定の洗剤とは?
非接触研究会では、
肌に触れる衣類・寝具の洗濯洗剤として
『トップクリアリキッド』
を指定しています。
(これまで"推奨"という表現を使っていましたが、
洗濯洗剤の重要性をお伝えするため
文言を改めました)
この銘柄を指定する理由は2つ。◆柔軟剤、蛍光増白剤、抗菌剤が含まれていないこと
◆石けんや油脂由来の界面活性剤から
脂肪酸が布地に残留しないこと
<中略>
▼第三者機関でも「布地には残留しない」
かつて、洗濯洗剤には成分の表示義務がありませんでした。そのため、開発室では独自に臨床テストを実施。
肌の弱い人がさまざまな洗濯洗剤を実際に使用し、
使えるかどうかの判定をおこないました。そして、
肌の弱い人が使える市販の洗濯洗剤は、
トップクリアリキッドしかない、という結果に。
2011年11月、
日本石鹸洗剤工業会が成分情報開示の
自主基準を制定し、これまで確認できなかった
洗濯洗剤の全成分が表示されるようになりました。トップクリアリキッドの全成分も公表され
実は脂肪酸が配合されていることが明らかに。そこで開発室では
第三者機関に成分分析を依頼。
☆第三者機関による分析試験成績書
http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2012/05/senzai_20120510.html
布地には脂肪酸が残留しないことが分かりました。
肌の弱い人による臨床テストの信頼性が高いことも
確認できました。
とのことです。
なるほど、言っていることはあながち間違っていないと思います。
かずのすけもこの理論と同じく、
・洗濯用衣類洗剤には「柔軟剤」や「蛍光増白剤」などの添加物は極力無配合が良い
・溶け残りや衣類残留の多いタイプの洗剤(石けん・重曹・粉末タイプなど)は不適
という風に考えています。
理由は上記サイトで解説さているものとほぼ同じくです。
(ただしそれに加えて僕の場合は「陰イオン系界面活性剤より非イオン系の方が良い」とかもありますけどね…^^;)
だから言っていることは概ね同意です。
しかし、
だからってなんで「トップクリアリキッド」になるの???
というのが僕の正直な感想です(-_-;)
理由を説明していきましょう。
◎トップクリアリキッドの成分を見てみよう!
さて、LION社の「トップクリアリキッド」は、その全成分表が公式ホームページに公開されています。
それがこちら↓
かずのすけとしてはこの成分表の「長さ」の時点でほぼ却下要因になります。
「長い」というのはつまり配合成分が多すぎるということ。
例えば僕が使ってた「エマール」は水以外の成分数はわずか9種類ですが、
こちらのトップクリリキッドは18個もの成分が連なっています。
個人的にはこの時点で「要らないものが入りすぎている」という印象を受けます。
◎トップクリアリキッドは「陰イオン系洗剤」
他にも僕がこの商品を敏感肌向けとは思わない理由はいくつもあります。
あ、大事なところなので二度言いますが、
かずのすけはこの商品が敏感肌向けとは思えません!
ハッキリ言って全然微妙です(-_-;)
まずこちらの洗剤は、
「陰イオン系」の衣類洗剤になります。
これは配合されている界面活性剤の特性によって見分けることができます。
陰イオン系界面活性剤が主成分に配合されている洗剤は、
衣類にマイナスの静電気を与えるためその静電気が皮膚に刺激になってしまう…
という話をしていました。
なので敏感肌には陰イオン系はあまりオススメではありません。
さて、トップクリアリキッドの主成分を見てみると、
主成分は「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩」と書いてあります。
これね、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)はお馴染みの非イオン系洗剤なので、
じゃあ非イオン系じゃないの??と思う方もいそうですね。
ですが、
非イオン系というのは静電気を与える性質は「0」です。
しかし一緒に陰イオン系が主成分として混ざっている場合は、それは絶対に「0」にはなれないので、
二つ目の「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)」という強力な陰イオン界面活性剤が入っている以上、
トップクリアリキッドは陰イオン系ということになります。
非イオン系洗剤は必ず「非イオン系のみ」で構成されていなければなりません。
さらに言うと、
この「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩」という成分は、
現在家庭用洗剤として利用される洗剤類の中では最も皮膚刺激が強いものの内の1つです。
ラウリル硫酸Naと同レベルの皮膚刺激性があり、
生分解性の弱さでは家庭利用されているもので一番悪いと言えます。
なので僕としてはこの成分が一番でないとしても主成分として配合されている洗剤類の場合はまず却下しますね。
◎「柔軟剤」入ってますけど…?
そしてここからは非接触皮膚科学さんの主張に照らし合わせて見ていきますが…、
まず思うのはこの商品、
「柔軟剤」入っていますよね…?
ということ。
まぁ機能名称に「界面活性剤」としか書いていないので素人目には分からないと思いますけど、
この↑『塩化ドデシルトリメチルアンモニウム』という成分はれっきとした柔軟剤です。
とても代表的な陽イオン界面活性剤ですね。
正直これ、成分名を見て「柔軟剤だ!」と思えないのだとしたら
その人に洗剤や柔軟剤を語る資格は無いと思いますよ…。。
それぐらい初歩的です(*_*;)
お仲間さんの名前は聞いたことがある人は多いと思いますが、
「セトリモニウムクロリド」とか「ステアリルトリモニウムクロリド」とか。
トリートメントの主成分によく使われている「四級アンモニウム塩」の1つですね。
四級アンモニウム塩は陽イオン界面活性剤の中で最も残留性が高く皮膚刺激の強いものです。
※
「セトリモニウムクロリド」ってのは実は略称でして、本名は「セチルトリメチルアンモニウムクロリド」と言います。「クロリド=塩化物(塩素化合物)」を意味するので、日本語表記にすると「塩化セチルトリメチルアンモニウム」。『セチル』の部分が『ドデシル』に置き換わると「塩化ドデシルトリメチルアンモニウム」になります。基本の性質は同じものです。ちなみにセチルとドデシルの違いは分子鎖長の違いです。セチルの方がより長く油性が強いです。
というわけで、
見るからに堂々と柔軟剤はいってますよね!?
ということで1ツッコミ。
まぁ背面表記に無いということから1%未満のようですが、
それでも僕は使いたくないですね…;
◎「タンパク質変性」がダメなのに、なんで『酵素』はいいの…?
つぎに、
ホームページで散々「この成分はタンパク質変性作用が~」とか言っているのに、
なんで『酵素』にはノータッチなんですかね?(^_^;)
トップの公式にも
・タンパク質分解酵素の働きで、脂質汚れをセンイに結び付けているタンパク汚れを強力に分解。
などと書いてあるわけですが、
この『タンパク質分解』を「タンパク質変性作用」とはどうして思わなかったのでしょうか…。
あ、皆さんにはここでしっかりお伝えしておきますが、
洗剤に入っている「酵素」というものの“タンパク質分解作用”は、もちろんれっきとしたタンパク質変性作用の1つです。
というか、タンパク質を分解してしまうのですから変性作用に決まっているでしょ、という話です(汗)
衣類に付着するタンパク質なんてほぼ『皮膚(角質)』ですから、
普通はこの角質を分解する作用の酵素を使用してます。
皮膚が分解される酵素が普通に入っているのにそれはOKなんですかね?
これはなんとも不思議ですね…。
またタンパク質分解酵素は大抵のタンパク質を分解できますから…、
これって言い方を変えると「抗菌剤」としても働くのです。
菌類の殆どはタンパク質で構成されていますからね。
つまり「酵素」というのは「抗菌剤」とほぼ同義ということになります。
あと上で書きそびれましたけど、
「陽イオン界面活性剤」も同じく抗菌剤として働くので…
「抗菌剤無配合」というのもかなり怪しいということに。。
(しかも背面表記に記載されているということは1%以上入っているっていうことですからね…ゾッとしますよ…。。)
ちなみに僕は酵素入りはたま~にしか使いません。
特に肌着には絶対使いませんね。
これも入っているやつはやっぱり痒くなります…。
◎脂肪酸残留の試験結果にダウト。
最後に特に大きいツッコミどころはこちらですね。
非接触皮膚科学さんいわく、
「脂肪酸塩(=石けん)から遊離した『脂肪酸』が衣類に残留したら良くない」
ということで、これは確かにその通りです。
それで非接触皮膚科学さんは、非石鹸系(?)のトップクリアリキッドを長く推奨してきたらしいですね。
しかし制度の変更で全成分が開示されたらば、
なんとこの洗剤にも「脂肪酸塩(石けん)」が入っているじゃないか!ということで疑念の目を向けられてしまった。
でも第三者機関に調査をお願いしてトップの布地への脂肪酸残留を測定してもらったところ、
☆第三者機関による分析試験成績書
http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2012/05/senzai_20120510.html
結果は「検出せず」だったから
「バンザイ、脂肪酸の残留はないよ\(^o^)/」
と言っているみたいなんですが・・・。。
これ、完全にダウトですね。。
こんな試験で残留してないなんて言えたもんじゃない(苦笑)
まずこの試験結果をよくよく見てみると、
水道水1.5Lに対して原液1gを加えた液体について試験した。
各脂肪酸の定量下限を0.01%とした。
とあるんです。
これってつまり
洗った布地を試験したんじゃなくて
水道水1.5Lに洗剤1g溶かしただけの『水』を測定しているってことなんですよ。
なので
「そもそも測るものが違っていませんか?」
という話がひとつ。
また、
こちらの試験の定量下限(=検出限界濃度)は「0.01%」に設定されていたとのことですが…。
まずこの洗剤の背面表記を見ると成分のところに「脂肪酸塩」とは書いていませんね。
つまり元々脂肪酸塩の配合量は原液の段階で1%以下なんです。
これは昨日ファーファの記事で説明したと思います。
(1%以下配合の成分は背面表記しなくていい)
というわけで、
1.5L(1500mL)の水に原液を1g(1mL)入れたとしたら…
その時点で元々1%以下の成分の含量が0.01%以下になるのは当然です。
1%→0.01%なんて100倍に薄めたら良いだけですからね!
それを1500倍にうすめているのですから当たり前でしょうという話。(苦笑)
だから試験のやり方を決める時点でこの結果は出来レースだったと考えられます。
というかガスクロマトグラフィーで測定するならppm(0.0001%)の単位だって測れるはずなのにそれを0.01%で下限にしているという時点でおかしいですよ。
実際には影響のある成分はppm単位でだって刺激(というか痒み)の原因になりますからね。
「0.01%」なんて高い濃度、判断の根拠には全くなりません。
まぁ実際元々1%以下の脂肪酸なんて大した問題にはならないと思いますが、
僕が気になるのはこういう胡散臭い試験結果とかを持ち出してくるのがちょっと気に入らないですね~。
これってあんまり専門知識の無い消費者を適当に煙に巻こうとしたっていう風にも見えますよねぇ…(-_-)
◎なんだか怪しい…?「トップクリアリキッド」
というわけで結論、なんだか怪しいところが多すぎないですか?という感じです。
ぶっちゃけこれだけツッコミどころがあると
「ホントにこのトップクリアリキッドなの???」と不思議に思うくらいなんですけど、、
僕としては他にも洗剤に「着色料」って意味が分からないし、
「香料」も順位が高いのでつまり配合量多いってことだと思いますし、
なんでこれがそんなに良いのかまったく分かりません(^_^;)
ただ良いから勧めてるのか、、
はたまた何か裏の事情(?)があるのかは全然しりませんけど(苦笑)
とりあえずなんだか異様な怪しい印象を受けたというのが正直なところですね。
いやまぁ、
汚れはとってもよく落ちる良い商品なんですよ~
…多分。。笑
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