「セッケン(顔・ボディ用)」の解析のコツ  | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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セッケン系の解析が立て続いたので、

ここで『セッケン』のかずのすけ流解析法を簡単に説明しておこうかと思います(^-^)



セッケンについては当ブログでも何度も記事に上がっているので

今更紹介の必要も無いかと思いますが…

石鹸は危険?~意外と知らないセッケンの化学~

基礎知識の無い方はまずは↑こちらで予習頂くと分かりやすいかと思いますm(_ _)m


では早速ですがはじめましょう!



◎「セッケン」の成分表示の仕方


「セッケンは『石けん』でしょ!」

と思ってる方も多いと思いますが、

実はセッケンの成分表示の仕方は複数あります。


そのためその表示の仕方によってはその洗剤が石けんなのか分からない場合もあります。

なので石けんの表示のパターンを知っておくと便利です。



セッケンには以下のような表記の仕方があります。


・「石けん素地」のパターン

 

石けん素地、カリ石けん素地


石けん素地→固形石けん 
カリ石けん素地→液体石けん


これは一番分かりやすいですね。

『石けん』という言葉が入っているので全くの素人でもこれが石けんだとひと目で分かります。



・「界面活性剤の正式名」のパターン

 

<固形石けん>
ラウリン酸Na、ミリスチン酸Na、パルミチン酸Na、ステアリン酸Na、オレイン酸Na

<液体石けん>
ラウリン酸K、ミリスチン酸K、パルミチン酸K、ステアリン酸K、オレイン酸K

これは化学の基礎知識無しだと一見わかりにくいですね。

「ラウリン酸」や「ミリスチン酸」というのは高級脂肪酸という物質で、

そこに「Na(ナトリウム)」もしくは「K(カリウム)」がくっつくとそれはセッケンです。

ナトリウムセッケンは固形石けんに多く、カリウムセッケンは液体石けんに多いです。



ただセッケンの成分名は合成洗剤類ほど多くないので、

この際なのでここで覚えてしまうと良いかもしれません。

化粧品に使われるセッケンは大抵これのうちのどれかです。



・「原料名」のパターン

 
(例1) 水、グリセリン、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、水酸化Na、…
    
(例2) オリーブ油、水酸化Na、…

多分素人の方だとこれが一番厄介なパターンですね(^_^;)

セッケンの原料名で書かれているパターンです。


セッケンはヤシ油やオリーブ油などの「植物油脂」に、

「水酸化Na」もしくは「水酸化K」を加えて作ります。


植物油脂は高級脂肪酸(パルミチン酸とかオレイン酸とか)とグリセリンでできていますので、

それらの成分を全部別に記載するのが例の1です。

つまり

「グリセリン」+「高級脂肪酸(通常3つくらいあります)」+「水酸化Na/水酸化K」

という風な表記になります。

これが順に書いてあれば分かりやすいですが、結構バラバラに書いてある場合もあるので見極めが難しいです。


とは言え相手が「洗剤」であり、かつ成分表示の上位に「ラウリン酸」とか「ステアリン酸」とか書いてあったら、

その時点でそれは十中八九セッケンということです。

その場合は大抵成分表示内にグリセリンと水酸化Naとかが書いてあります。


あとは原料にしている「油脂名」+「水酸化Na」というのが例の2です。

油脂には様々な種類があるのでここでは書ききれませんが、

セッケンの原料になっているとしたら

「パーム油」、「オリーブ油」、「ヤシ油」、「馬油」

などが主流です。


こちらももし相手が洗剤でありつつ成分表示の上の方にこういう油脂名がどーんと書いてあったら怪しいです。

その場合は大抵セッケンですね。



◎セッケンの基本パラメータ

↓が洗剤がセッケン(顔・ボディ用)の場合の基本パラメータです。


  洗浄力:★★★★★
  脱脂力:★★★★★ 
皮膚安全性:★★★☆☆ 
  保湿力:★☆☆☆☆      
さっぱり感:★★★★★  
しっとり感:★☆☆☆☆   
  泡立ち:★★★★★
敏感肌適性:★★★☆☆        
 

セッケンはアルカリ性で高脱脂の洗剤で正味の刺激性は結構高いですが、

分解性が非常に良好で皮膚上に残りにくいので残留刺激がありません。

なので洗浄力等はかなり強く保湿効果なども殆どありませんが、

皮膚への刺激等は「並」の洗剤です。



◎基本パラメータにその他の成分の性質を加味する


そこに添加剤の性能を加点式で付け加えていきます。

保湿成分が豊富なら保湿作用やしっとり感に★を足したり、

刺激的な成分が他にあれば刺激性の★を引いていったり…


とはいっても洗剤の性質は配合率の最も多い界面活性剤の性能に一番左右されますので、

セッケンがベースであれば保湿成分が5種類くらい入ってたとしても保湿作用が★★★☆☆になることは無いです。

★★☆☆☆が関の山ですね(^_^;)

刺激に関しては結構変わります。



ただ洗顔料は出来るだけシンプルな方が良いです。

顔には粘膜に触れる場所が結構沢山ありますので、

下手な成分が入っていると「茶のしずく」の時みたいにアレルギーとかを起こしかねません。



◎最後に「価格」で総合評価を決める


価格はステアリン酸・パルミチン酸・ラウリン酸・ミリスチン酸系のセッケンであれば、

100gで500円未満が一般的です。

もっと安くてもいいと思います。

1000円とかならむしろ高いくらいです。


オレイン酸セッケンの場合は油脂が高級なので、

100gで1000円くらいが普通でしょうか。

500円とかのもありますけどね。これだととてもお安いと思います。


3000円以上であれば問答無用で★☆☆☆☆です。

セッケンがそんなに高いわけないので(-_-;)


価格が平均的な場合は総合評価は「★★★☆☆」になります。

価格が安い場合はそこに「+」が付きます。
(よっぽどのことがなければ★★★★☆にはならないです)

価格が高ければ「★★☆☆☆~★☆☆☆☆」ですね。

その辺は内容と相談して採点していきます。




以上!

かずのすけ流のセッケンの解析の流れを紹介してみました(^^ゞ

成分表示さえ読めれば後は基本パラメータがほぼ決まってますので、

解析する事自体はさして難しくないと思います。


良ければ皆さんも一度自分でやってみてください\(^0^)/



あと、

セッケンはセッケンでもシャンプーの場合はまた評価の仕方が全然違います。

これは今回の内容がマスター出来ればさらに簡単ですので、

また今度まとめていきたいと思いますm(_ _)m




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