映画 ナイトフラワー 感想とネタバレ感想と勝手な考察 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

[ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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泣きすぎて疲れた。

 

エンディングロールの後照明がついて明るくなって退場してトイレに行って別の階に行っても思い出し泣きが出て落ち着くまで30分くらいかかった。

ふとした瞬間に湧き上がってくるから歩きながら「北川景子はDAIGOと毎日ラブラブで幸せ」って呪文みたいに脳内で唱えてやり過ごしたよ。DAIGOのウィッシュポーズを思い出して涙を撃退したわ。

(DAIGOはこの映画には出てません)

 

 

しんどい映画だった……

 

凄かった。

 

 

 

 

 

 ネタバレ無し感想

 

 

北川景子すごいね。

『ばけばけ』の気品ある凛々しい母上と、別物ながらも、激しく必死な母親。

共通するのは溢れんばかりの愛と、悲しいほどの無知。

 

『ばけばけ』では武家のお姫様として教養豊かだったけど生活力が皆無だったのに対し、『ナイトフラワー』では生活力はあるけれども生まれ育ちという地盤が弱いが故の泥沼を見た気がする。

 

ふつうに生活したいだけなのに、まじめに働いているのに、ギョウザも買えない。

 

パワハラされまくりの軽作業、ラブホテルの清掃、セクハラされながら内臓を荒れさせる鯨飲必須のスナック、掛け持ちで長時間労働しながら、家事も育児もしてる。

 

それなのに、ごはんは具無しケチャップライス(冷やご飯をケチャップで炒めただけ)。

 

これ、映画だよね……

こんなリアルを生きてる親子、いないよね……?

 

祈りたくなってしまう。

 

どうか、フィクションであってくれ、と。

 

もうひとりの主人公、格闘家多摩恵は短時間で稼ぐためにデリヘルで働いている。

 

夏希のように低賃金で長時間労働する時間はない。強くなるために訓練したいから。トレーニングする時間を確保するために、体を売ることを選んだ。

 

低賃金長時間労働と短時間売春。

 

 

他に道は無いのか?

 

 

限界ギリギリのふたりは合成麻薬の売人になる。

 

 

犯罪だ。

 

 

けど、稼げる。

 

 

密売人のボス・サトウが「自分の子どものために、人を不幸にしてまで生きようとしてんだろ?そんな立派なかあちゃんそうそういねえよな」と言うセリフがある。

 

合成麻薬がなんなのか、スマホで検索して、その恐ろしさから捨てようとしたこともあった。

けれども捨てられなかったのは、罪悪感よりもお金が欲しかったから。

他人が麻薬に溺れることより、我が子の食卓や将来を豊かにしたかった。

 

人を不幸にしても。

 

けれども、畏れもしだいに薄れていく。

慣れていく。

 

考えようとしなければ、見ないようにしていれば、どけていられる。

 

危険な場所に、深みに、どんどん侵食されながら。

 

海(カイ:佐久間大介)は何度も止める。

 

不良仲間と付かず離れずの距離感で生きてきたから、その危うさを知っている。

 

近づかない方がいい。

危ない。

やめろ。

早く足を洗え。

 

何度も訴えるけれども、その思いは届かない。

 

海もまた無力だから。

 

お金もなく、知恵も力もない。

 

だからどうすることもできない。

 

気持ちだけでは食べていけないから。

 

 

この苦境を際立たせているのが、奇しくも子どもたちの未来という希望。

 

 

小春ちゃんの弾くバイオリンの旋律がもがくことを諦めさせない。

この素晴らしい子どもの道を広げてあげたいと願わせてしまう。

 

学校でイジメられても弱音を吐かず、雄々しく堂々と給食のシチューをお代わりし、帰宅の遅い母のためにケチャップライスを作ってくれる。

 

命より大事なものをボロボロにされたときの小春ちゃんのあのセリフ…!

 

あんなセリフ、でてこない。

 

たまちゃんといっしょに拳握りしめたもん。

黙ってられるかー!

 

けど、小春ちゃんは違う。

ずっと強い。

 

あーダメだ、泣ける。

思い出し泣き。

 

商店街の秘密のところとか、小春ちゃん絡みの場面はぜんぶ泣ける。

 

 

小太郎のところは、ヤンチャな男の子の生態が未知数でわあタイヘンそーって感じになっちゃうのが否めない。

小さい男の子と縁がなさすぎてよくわからない。

 

ブチ切れてもすぐに我に返って謝れる夏希はめっちゃいいお母さんだと思う。

 

ナイトフラワー 映画ポスター 北川景子 森田望智

 

 

 

 

 

出演者についてひとこと

 

 

 

北川景子(夏希)こんな凄い女優さんだった?大河ドラマ(お市様淀君)朝ドラ(たえ様)みたいな高貴なイメージだったのに、そうじゃない役柄もしっくり。

 

森田望智(多摩恵)カラダでかくなってるー!7キロ増量はダテじゃない。朝ドラの可愛らしいハナエちゃんとは別人。ショートカットの香(シティーハンター)もぴったりでびっくりしたし、七色仮面だわ。アクションできるし世界進出する人かも。

 

佐久間大介(海)明るくない!さっくんじゃない!内田監督は普段のイメージと役のイメージにギャップがあるのがお好みと言っていたけれども、なるほどギャップ。SnowManのさっくんはいなかった。

 

 

渋谷龍太(サトウ)こっわ。色気すっご。演技うっま。これが初俳優仕事だとは。天才なんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 ネタバレ感想と考察

 

 

ここからはがっつりネタバレしながら考察していきます。

けど疲れたので、のちほどに……

 

超長文になったので別記事にしました。

映画と小説の比較もしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番好きな映画は?

さっきの今なので『ナイトフラワー』

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