孤独のなかで最善手をさぐる慶喜。
ともに語り合い励まし支えてくれた人はもういない。
いなくなってしまった。
徳川慶喜という人がなんなのかずっとわからなかったけど、一貫していないように見えたのは、一貫した行動がしたくても出来なかったからなのかもしれない。
敵対勢力からも認められた怜悧な頭脳の慶喜が、見ていたもの。
横には誰もいない。
正面に、平伏する人々。
通じ合えない届かない気持ち。
それぞれが見ているものが、どれだけ違うのか。
徳川最後の将軍と最初の将軍が、瞑目する。
水戸藩士が決死の面持ちで断髪したのに、ウキウキわくわく顔の栄一。
武士も商人も国王も同じように国をおもい、意見をたたかわせ、産物を理解してともに栄える。
それこそが誠だと思う。
政治でも武力でもない、経済力という武器で列国に並びたつ、その道を歩みはじめる。
それぞれが、国の未来をおもっている。
見えているものが違い、やり方が違い、進む道も違うけれど。
ドラマの主人公になってしまうと‘善’の立場に描こうとするあまり、不自然に平和主義者すぎる人物造形になって違和感が出てしまうけれど、脇役で(しかも敵方だと)好戦的な側面が出せていい。
ほんっとに今回の大河は面白い!
表舞台の政治を動かす慶喜たち幕末の武士たちと、その裏で借款や藩札などのお金の支度に苦心し、文化を吸収する栄一(篤太夫)たち。
旧弊に縛られる人々、新しい世界と価値観に目を輝かせる人々、足掻く人々。
北大路欣也家康公の歴史豆知識解説。
こんな面白い大河ドラマ、なかなか無い!
……というのに、放送回が削られまくるっていうね。
なんとかなりませんかね?
休止多くない?
減らすんじゃなくて来年もしばらくこの大河続けようか?
うん、そうしよう。
やっぱ大河は50回は欲しいよね、そうだよね。
次回は8月15日。
うわーん!!








