玉依姫 八咫烏シリーズ5 阿部智里 ネタバレ無しほぼ悪口の感想 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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八咫烏シリーズ6巻「弥栄の烏」文庫版が5月に発売するということで、買ったままずーっと放置していた八咫烏シリーズ第5弾「玉依姫」を読みました。





八咫烏シリーズ感想

烏に単は似合わない 八咫烏1 

烏は主を選ばない 八咫烏2  

黄金の烏 八咫烏3  

空棺の烏 八咫烏4  
 
 
弥栄の烏 八咫烏6 完結 






……いやあ、うん。


これまでも自分を励ましながら読んできたけど、限界かな。
次巻「弥栄の烏」で第一部完なのにもう読みたくない。
(追記:やっぱり読みました)

4巻「空棺の烏」は寮生活モノで、萌え心刺激してくれたから楽しかったけど。
でも、もういいや。


ファンタジーだからって人物描写や細部の設定が雑でいいわけがない。
それはこれまでの八咫烏シリーズ感想記事( 八咫烏シリーズ感想目次  ) でも繰り返してきた。

ファンタジーは大きな嘘だからこそ、設定や大道具小道具の違和感を作ってはいけない。
そこに生きる人物を、駒のように動かしてはいけない。


不思議な世界だけれど、そこに吹く風を頬に感じられる、手で掬った水の喉越しを味わえる、それがファンタジー小説だと思う。

登場人物が疾走するときはいっしょに呼吸が苦しくなって、転んだら同じように口に入った砂利のザラザラが舌に歯に当たる。そう思える。

その人が神さまだろうと、その背に空を飛ぶ翼があろうと、手を伸ばせば触れられる生々しさがあるからこそ、その存在をリアルに信じられる。


だからこそ。
異世界に没入できる喜びが、次のページをめくらせる。




残念だけど、そういったものがこの作品にあるとは思えない。



若書きの稚拙さは、魅力的な設定と進化するだろう期待感で補って読んできた。

でも、もう5巻。


5冊目でコレ……



人物描写の雑さは更にひどくなり、設定はチグハグ(人語を解さないはずのキャラクターがしゃべってる等)、共感し難い展開……



主人公の女子高生が急に母性を発揮するけれど、説得力あるキッカケは無い。
祖母が若き日に当時10歳の息子を捨てるけれど、説得力ある説明は無い。
山神と英雄の伏線もあざとい。

洗脳だのバイタルだの、単語選択も気持ち悪い。


4巻までに(少しは)あったはずの奈月彦の神秘性すら霧消してしまっている。


読むのが本当に苦痛な一冊だった。


 

 

 

 

読むとしたら図書館で借ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンタジーじゃない作品なら、と本屋さんでチラッと立ち読みしたけど、ダメだった。
この著者の作品からはしばらく離れると思う。











 




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