小川一水(おがわかずみ)だと思ってた。そして女だと思ってた。
小川一水(おがわいっすい)なのね。男なのね。
解説読んで納得したわ。
第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
全2巻。
2巻のときは上下巻にしてほしい。
意味はないけど、なんとなく。
設定は「あり得るかも?」と思えるような月への有人施設設営。
プロジェクトXみたいな職人気質の「プロ」が目標達成に向けて困難に挑戦していく!ていうノリは熱くて好き。
採算がとれるかどうか、資金難はどうする?なんてSFにしては泥臭い金勘定が絡むとこも好き。
目次が
「有人商業月面基地 第六大陸 建設事業 建設工程表」
というのもいい。
骨太な男たちが汗して仕事するって浪漫よね~!
しかもそれが国家事業じゃなくて、民間企業っていうのもいい。
発案が資産家の爺さんと孫の美少女っていうのもステキ!
しかし、キャラ造型がね・・・
なんでこう薄っぺらいかな?
一昔前の少女小説か!?ラブコメか!!?
恋愛も親子の確執も薄っぺらすぎ。
カッコ笑いカッコ閉じる(笑)的な。中学生の学芸会の書き割りかというような感情の描写。
これにはおおいに不満が残った。
仕事での人物描写はしっかりと納得もできるし魅力もあるのに、どうしてプライベートな話になると中学生の妄想日記みたいな単純で非現実的なものになるのか・・・!と腹立たしく読み進めていたら、著者が男性だったのでちょっと納得。男性作者ってソッチ方面が苦手な人多い。
月面で働くマルチブルとかコメットとか、ウキウキする可愛いヤツもいたので駄作と断じることはできないんだよね。
良いところと悪いところがいっぱい詰まったアンバランスな作品だった。
西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ―極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。
天竜ギャラクシートランスが開発した新型エンジンを得て、月面結婚式場「第六大陸」建設計画はついに始動した。2029年、月の南極に達した無人探査機が永久凍土内に水の存在を確認、もはや計画を阻むものは存在しないかに思われた。だが、再起を賭したNASAが月面都市建設を発表、さらには国際法上の障壁により、「第六大陸」は窮地に追いやられる。計画の命運は?そして、妙が秘めた真の目的とは。
ちなみにプロジェクトXは黒部峡谷が一番燃える。
熱いよね~!


