読んで理解ができたか、と問われたらできなかった、とこたえる。
そもそも読者に理解を求めてなどいないようにも感じる。
これ、推理小説なんでしょうかね・・・よくわかりません。
狂人の推理小説という設定なので、普通の推理小説とは違って当然なのかな。
唐突に場面が切り替わったり呪文のような文章の羅列があったりと、物語性よりもその独特の世界観を楽しむ本だと思う。
出版されたのが昭和初期なので、作品そのものがレトロな狂気に包まれていて、その雰囲気がなんだかイイ・・と思う人は思うんじゃないかな。
ま、万人ウケはしない。


昭和十年一月、書下し自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成する。“日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。