フラン・スパン軍曹
■ヴァイスライアー古参隊員
■75才、女
■自称・元連邦軍諜報員。類稀なる美貌を武器に数多の修羅場を潜り抜け、一年戦争開戦前に公国軍総裁府にスカウトされた(らしい)
■判断が早く、隊の危機を何度も救って来た。タッチやマーベリックから信頼されている
■ヘビースモーカー
■トリントン作戦に参加
ヴァイスライアーの基地の階段に、タッチは座り込んでいた
空を見上げながらゆっくりタバコの煙を吐き出す
「連邦が踏み躙って来たものは、スペースノイドの自治権と自由だけじゃない
人の尊厳まで奪ってきた」
ぽつりと、
カークスが言っていた言葉を思い出す
「マーベリック中尉♪」
「おっ、カミラ!どうした?」
マーベリックのトレーニングルームを訪れたカミラ
「これ、可愛かったんで買っちゃったんです」
ニコニコと子供服を渡すカミラ
カミラはマーベリックの喜ぶポイントを抑えていて、デレデレとジョシュアの写真を見せるマーベリックに100点満点のリアクションをとることができる
マーベリックはプレゼントを見て大いに喜ぶ
「今度、これを着てる写真見せてやるよ」
「楽しみにしてます」
カミラが部屋を出た時ーーー
「どういうつもりだい!」
女の怒号が聞こえて来た
隣の部屋のフラン軍曹の声だ
カミラが恐る恐る覗くと
そこにはフランとタッチがいた・・・
「あんたもカークスも馬鹿なのかい!?」
血管を浮き上がらせるフラン
タッチは顔色を変えず、タバコに火をつけて深く吸って、ふーと吐き出す
「タッチ!これじゃ全面戦争になるよ?!」
「なら手を引くか?死んでいった奴らはどうなる」
「あたしゃフルフロンタルは信用できないって言ってるんだ!きっと裏があるんだよ。今より多くの死者が出るか、全滅だってあり得るだろ!」
どこか遠くの方を見ながら、力無く喋り始める
「ばーさん。俺は最近よく思い出すよ
死んでいった奴らのこと。
好きだった奴
嫌いだった奴
一緒に酒飲んで大騒ぎした奴
何でだろうな、思い出すのは決まって笑顔なんだ。
大っ嫌いだった野郎も、すげえ笑ってやがる」
煙を目で追うタッチの瞳には涙が溜まっている
「フルフロンタルとか、箱がどーこーは正直どうでもいい
連邦を叩くのは俺の悲願だ」
「タッチ、アンタもしかしてこの戦いでー」
「・・・」
フランはツカツカとタッチに近寄って
ぱん!とビンタする
タバコが勢いで床に落ちる
「ナタリーはそんな事、望んじゃいない」
「・・・」
タッチは部屋を出た
出てすぐカミラと鉢合わせた
カミラは何も言えず、ただ歩いていくタッチを見つめていた
ナタリー
それが写真の女性なんだ、とカミラは理解する
写真のタッチは、本当に楽しそうだった
今もその写真を大切にしている事からも、特別な女性だったと伺える
離れていくタッチの背中は、
まるで死にに行くかのようだった
そう考えると居ても立っても居られず、気づくとタッチを追いかけて手を取った
「私っ、隊長が死んだら嫌です!」
カミラは切実に訴える
タッチは抜け殻のように
「抜けたい奴は止めない。俺は行く」
手を払って、また歩き出した
エヌラ貿易の手引きで渡航するヴァイスライアー
目指すはオーストラリア、トリントン基地
船は数日をかけて
トリントン基地から離れた港の、さらに数キロ手前の洋上に到着した
この洋上で2機のドダイが発進する
三機のMSを乗せて。
「ヴァイスライアー小隊、出るぞ」
MS三機が砂漠地帯で降下
2機のドダイはそのまま基地手前の山肌まで移動し待機の手筈だ
そして1機はヴァイスライアーの所有のドダイで、通信を強化した簡易指令室でもある
基地の近く
連邦のMS隊を発見
実力の不明なレフは、タッチ・マーベリックからすれば不安要素の一つだったが、危なげなく付いてきている。どうやら中々の腕を持っているらしい
マーベリックがヒューっと口笛を鳴らした
「敵は、3機か。どうする?隊長さん」
「ああ。
レフ、船で言った事、覚えているか?」
「はい。かつて公国軍エースが考案した戦術。
俺にやらせてください!」
タッチは頷く
ヴァイスライアー小隊の
トリントン攻防が始まる
タチゴリの戦う理由
いろいろ考えたけど上手くまとめられませんでした
タチゴリにも、戦ったところで何が得られるのか、そんなのは分かりません
それでも何もしなければ差別され、搾取され、過酷な未来しか無いと分かっているから戦って来ました
除隊した隊員の中には、非連邦加入国で幸せに暮らしている人もいます
マーベリックも家族という大切なものがあります
タチゴリは彼らのことを祝福していますが、自分がそうなろうとは考えてません
タチゴリに未来を託し死んでいった仲間達がいるからです
自分が戦いから離れる事は、彼らの死が無駄死にだったと認める事、と考えてます
彼には戦う選択肢しかありません
そんなタチゴリを、あと記事2回分かんがえてます(長っ)
フラン・スパン
追加情報
■「あんた、今晩わたしの部屋に来な」
その夜、若い男性隊員の悲鳴のような喘ぎ声が響き渡ったという
イメージは海外ドラマ12モンキーズのジョーンズ博士
砂ザク完成しました![]()
トリントン基地の戦闘など、まだ描きたいのでもう少し続けます
「隊にオペほしいな〜」と、安直に言った俺でしたが



