不倫には二つのストレスがあります。

まず一つは秘密を守るストレスです。

不倫は当然バレてはいけません。

出来るだけ他人にはわからないようにするのが鉄則です。

親しい友人とかにも知られないようにする場合がほとんどでしょう。

ですから連絡するときもそうですし、会う時もそうですが、かなり気を遣います。

人によってはスパイのように大げさな人もいるぐらいです。

それぐらい気を遣うということです。

もう一つのストレスは背徳感です。

つまりやってはいけないことをやっているという罪悪感ですね。

この背徳感はあまり表面上は感じていなくても、心の奥で感じていることは多いです。

そして意外とこれがネックになります。

そもそも不倫をしないという人にはこれのためにしていない人がほとんどでしょう。

つまりやってはいけないことだからしないと。

でも世の中にはそれでもする人がいます。

するとそこには背徳感が生まれます。

さて、この二つのストレスですが、不倫カップルは知らず知らずのうちにそれを回避する言動をしています。

それは告白をしないということです。

要は二人は事実上付き合っているけれど、「付き合おう」とか「好きだ」とかは一切言っていないということです。

これは本人はあまり意識していないのですが、二つのストレスを回避するために行っているのです。

まず告白しないことによって、二人の関係を「恋人」ということにしないのです。

事実上はそうでも、そうでないような曖昧な位置に置くわけですね。

それによってずいぶん背徳感から解放されます。

もう一つの心の処理として、「これはたまたま今回流れでこうなってしまったんだ」としているということです。

「たまたま」というのが今日も明日も明後日も続いているだけなんだという解釈です。

つまり「我々は不倫カップルとして付き合っているのではなく、ただたまたま肉体関係を流れで持ってしまっただけだ」ということですね。

付き合っているとなると確信犯ですが、たまたまなら何となく責任が軽い気がしますからね。

でもそれをするためには男女二人の阿吽の呼吸が必要です。

それがうまく出来れば不倫もはじめやすいです。

こういう関係は初めが一番難しいです。

それはこの背徳感が邪魔をするからです。

その背徳感を回避するために多くの人はこのような手段を使っています。




監修 旅人(たびと)
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