
昨日、最後の添乗研修が終わった。
これからはひとり立ちです。
前の日の事前準備で46名のお客様の中に21名の耳の不自由な団体さんがいることを知った。
どうやったら、他のお客様同様ちゃんと満足いく旅をしていただけるか。。。
研修の身としてはちょっと悩んでしまった。
口の動きが分かるから普通に添乗すれば大丈夫。
とのことだったが、やはりそれだけでは詳しい説明も伝わらないし、不親切だよな~と思って。
とっさに考えたのは、紙芝居方式。
スケッチブックを買ってきて、それぞれ立ち寄るところの簡単な説明と、
注意事項、集合時間などを絵なんかを入れながら描いてみた。
うん!これなら一目でどんなとこへ行くのかわかってもらえるはず。
昨日の山形は30度の夏模様。
お日様もキラキラ輝いてた。


上杉神社
上山のさくらんぼ狩り
『山形美人』という品種 真ん中に白い筋が入ってるのが特徴・・・宝石のようだよ
ラベンダーの農園にも
団体の方々はめちゃ明るくて、バスの中でもビールを飲みながら
行く先々でニコニコと楽しんでくれてるのがよ~く分かる
描いていったボードに一つ一つうなずいてくれて
「お昼のご飯はお代わりできますか~?お腹がすいてて~」
な~んて、ちゃめっけたっぷりに身振り手振りで話しかけてくれる。
「ご飯だけですよ~」
って答えたら「牛肉のおかずもお代わりしたいな~」って(笑)。
「それはだめですよぉ~もぉ~~~」
「だめなんだってぇよ~みんな~残念~」
なんて。。。みんなで大笑いしたりして。
すごく打ち解けてくれて、
旅を思う存分楽しもうとしてくれてるのがすごく分かって、
こっちまで楽しくなった。
他のお客様もみんな、一緒に話したり笑ったり。
なんかとても豊かな幸せな気持ちになった。
降りる時には、
「ガンバッテ!」ってわかるような言葉で言ってくれて、
ガッツポーズまでやってくれて。
バスが見えなくなるまで、みなさん手を振ってくれた。
新人のワタシをこんなにも応援してくれるんだ。。。って胸が熱くなった。
今日、事務所に行って昨日の報告書なんかを書いたり、
アンケートの集計をしたりしていた。
そしたら・・・
たった一人だったけど、
「障害を持ってる人たちと一緒のバスツアーは不満です。別に専門でやってください」
というコメントを見た。
ショックだった。。。
そういうことを思ってた人がいたんだ。
人はいろんな考え方がある。
それも仕方がないのは分かってる。
でも・・・その人に言いたい。
あなたの子どもさんがそうであっても同じ気持ちですか?
あなたが今後、年老いて目が、耳が、不自由になった時、
周りの人にそう言われても仕方がないですか?
あたりまえと思えますか?
その人は今、自分は普通だと思ってる。普通って何?
・・・健常って?障害って?何が違うんですか?
あたしは昨日、一日一緒に過ごして、何も違うと思わなかった。
それよりももっと、聞こえない分ほかの感性を存分に研ぎ澄ませて、
最高に楽しんでくれているあの感受性をすばらしいと思った。
最後に「また来ます」
そう言ってくれた、あの笑顔を忘れずにこの仕事を続けていこう。


