10月から予防接種事業が変わります

 

 

保健福祉委員会で報告された内容を掲載します。

 

 

今回の主な変更点

① 小児インフルエンザ任意予防接種の費用助成を高校3年生相当まで拡大
② 高齢者等の新型コロナワクチンの自己負担額を2,500円から3,500円へ変更

 

 

 

  ① 小児インフルエンザ予防接種高校3年生相当まで助成対象を拡大

これまで小学生までだった助成対象が、令和8年度から高校3年生相当まで拡大されます。

子育て世帯の費用負担軽減を目的としたもので、区の説明では、他区でも高校3年生相当まで対象を拡大する動きが広がっており、23区内では16区が拡大済みとのことです。

 

接種期間: 令和8年10月1日~令和9年1月31日

 

対象・助成額:

注射タイプ(不活化ワクチン)

  • 対象:生後6か月~高校3年生相当

  • 助成:1回2,000円

  • 13歳未満:2回接種

  • 13歳以上:1回接種

鼻に噴霧するタイプ(経鼻生ワクチン)

  • 対象:2歳~高校3年生相当

  • 助成:1回4,000円

  • 年齢にかかわらず1回接種

実施医療機関は区内205か所となっています。

 

対象者には9月中旬に予診票が送付される予定で、区報、区ホームページ、SNSなどでも周知されます。

 

委員会では私から、今年はすでにインフルエンザの流行が始まっていることを踏まえ、

「接種開始を10月1日より早めることはできなかったのか」と質問しました。

 

練馬区の感染状況は、インフルエンザの定点当たり報告数をみると、8月末の時点で練馬区が1.86、都内が2.65となっています。

(定点当たり報告数が1を超えると流行開始、10を超えると注意報、30を超えると警報となります。)

 

区からは、8月末時点ですでに流行開始の状況にある一方、

インフルエンザワクチンの免疫持続期間は概ね5か月とされており、9月中に接種すると2月中旬頃には効果が低下する可能性があること、例年の流行ピークが2月上旬であることなどから、ピークをカバーするため10月開始が妥当。

 

また、インフルエンザは非常に変異が大きいウイルスで、毎年南半球の流行状況を見て株の選定しており、新しいワクチンのロールアウトが、9月第二週以降となっており、ワクチンの需給状況や予診票の印刷状況等々の関係から、例年同様の十月一日からが妥当として施行することになったとのことです。

 

 

 

高校3年生まで対象が拡大されることから、受験を控えたご家庭などでは、流行の長期化を考えてシーズン中に複数回の接種を考えるケースもあります。

 

そこで、

「例えば、13歳以上で2回接種する場合、助成はどうなるのか。また流行の長期化への対応は検討しているのか」

を質問しました。

 

区からは、基本的な接種回数は13歳未満が2回、13歳以上が1回であり、受験など個別の事情については、それぞれの家庭で接種時期を判断していただきたいとの回答でした。

 

今回、小児インフルエンザ予防接種の助成対象が小学生から高校3年生相当まで大きく拡大されることは、子育て世帯にとって負担軽減につながり、良い取り組みであると思います。

 

特に学齢期のお子さんは、学校生活だけでなく受験など大切な時期と重なる世代でもあります。

一方で、今年は早い時期からインフルエンザの流行が始まっているため、いつ接種するのがよいのかという点も気になるところです。

予診票の印刷云々については改善できたとしてお、流行株の選定などを考えると時期を早くすることは難しいのかとも感じました。

 

 

  ② 新型コロナワクチン自己負担が2,500円→3,500円に

 

高齢者等を対象とした新型コロナウイルスの定期予防接種についても変更があるとのことで報告されました。

 

令和5年度までは国の費用負担により無料でしたが、令和6年度からは65歳以上などを対象とする定期接種(B類疾病)となりました。

これまでは区の設定する自己負担額3,500円に対して、東京都が1,000円を補助していたため、実際の自己負担は2,500円でした。

今年度は東京都の1,000円補助が廃止されるため、自己負担額は3,500円となります。

 

対象者は、

  • 65歳以上の方

  • 60~64歳で、心臓・腎臓・呼吸器などの機能障害があり、身体障害者手帳1級相当の方

実施期間:令和8年10月1日~令和9年3月31日

 

昨年度の接種実績は65歳以上の23.1%で、今年度の予算は約25%の接種率を見込んで計上しているとのことでした。

 

新型コロナワクチンについては、東京都の補助終了により自己負担額が1,000円増えることになります。

制度が変わる際には、対象や助成内容など区民の皆さんに分かりやすく伝わることが重要です。

 

予防接種事業全体について

委員会ではほかに、

  • 注射と経鼻の2種類があり、対象年齢や接種回数も異なるため、分かりやすく周知してほしい

  • 低年齢児について、インフルエンザによる高熱や熱性けいれんなども踏まえて接種の啓発を進めてほしい

  • 高齢者に対して、新型コロナとインフルエンザ双方の予防接種について丁寧に周知してほしい

といった意見や要望がありました。

区からは、予診票への案内の同封に加え、区報、ホームページ、SNSなどを活用して分かりやすい周知に努めるとのことです。

 

引き続き、必要な方に必要な情報がきちんと届くよう、周知のあり方についても確認していきます。