2026年2月第一定例会での会派の一般質問で
区立美術館・貫井図書館再整備事業についてを質問しました。
(正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。)
区立美術館・貫井図書館再整備事業について
文化芸術施策が、福祉や医療、まちづくりと並んで、自治体にとって重要な役割を担っていることは、今さら言うまでもありません。
区においても、これまでNHK交響楽団によるオーケストラ公演や、石神井での練馬薪能をはじめ、野外コンサート、映画祭、漫画コンテンツの紹介など、ジャンルや世代を問わず、幅広い文化芸術事業に取り組んできました。
こうした取組みは、区民の文化的な豊かさを支えるだけでなく、区の個性や魅力を形づくってきたものだと受け止めています。
その中で、区立美術館・貫井図書館の再整備は、文化芸術に強い関心を持つ人だけのための事業ではなく、これまで足を運んでこなかった層にも、新たなきっかけを提供する、裾野を広げる取組みであったはずです。
だからこそ、この再整備事業には、単なる施設更新以上の意味が込められていたと考えます。
一方で、来年度の工事着手を見送るとの判断については、資材価格の高騰や人手不足など、現在の建設業界の状況を見れば、結果としてやむを得なかった面もあると思います。
また、CM業務、実施設計業務が終了し、建設費の規模も見えてきた中で、区が市場動向を注視しながら慎重に判断するべきであると考えます。
しかし、全国的に公共施設整備が相次いで立ち止まり、見直しを迫られている現状を見れば、練馬区においても「様子を見る」という姿勢だけで済む話ではないと感じています。
建設業界全体が厳しい局面にある今だからこそ、判断の先送りが、そのまま事業の先細りにつながらないか、慎重に見ていく必要があります。
机上の数字や一時点の市況だけでなく、実際に現場を知る業界関係者へのヒアリングなどを、効果的な時期に行うべきです。
再整備事業は凍結された?! しっかりと情報発信と機運醸成を
再整備事業をめぐっては、「事業は凍結されたのではないか」との声が一部で聞かれるようになっています。
こうした受け止めが広がること自体、区の情報発信が十分とは言えない状況を示しているのではないでしょうか。
再整備に向けた機運が下がれば、区民の期待が薄れるだけでなく、現在の区立美術館・貫井図書館の運営にも影響が出かねません。
着工時期が見通せない状況であっても、区として、この事業をどう位置づけ、どのような考え方で今後進めていくのか、その方向性だけでも示していくことが重要だと考えます。
現時点で、区は区立美術館・貫井図書館再整備事業をどのように進めていく考えなのかを問いました。
引き続き、機運醸成に取組む
来年度の着工は見送ることとしましたが、区民の皆様とともに作り上げてきた再整備計画は、区民生活をより豊かにする上で欠かせないものと考えている。
地域の声を伺いながらまちづくりと機運醸成に取組むとしています。
工事着工を見送っている現状では、今後の判断は新たな区長のもとで行われていくことになります。
重要なのは、その判断が十分な情報に基づいたものになるかどうかです。
今年4月の区長選によって、新区長がどのような判断をしていくのかを見ていきます。