こちらは狙って行ったわけではない、仕事帰りに偶然前を通ってハッと見つけた。

昼時を少し過ぎたあたりでしたから直ぐに引き返せば店の脇にコインパークだ、早速止めて入ってみる事にした。

 

 

建物はビルとはいえ相当な年期が入っていますよー。

製麺所の本店という事でどんな麺が出てくるのでしょうか、期待膨らみます。

 

 

とはいえなんだか年季が付き過ぎた店が前に一抹の不安が、、、、。

意を決して入店しますとー。

やはりですねぇ外観の想像以上な店内で有ります、しかも匂いもちょっと気になる。

やっちまったかと思った物の意を決している訳ですからね、店内は私よりだいぶ先輩の女性(婆様だ)が一人でオペです。

私にとって新店ですから頼むのは天玉そばです、こちらではかき揚げそばに生玉です。

 

 

全く正当な立ち食い店での天玉そばです、一味は私がふりかけたもの。

かき揚げが分厚いです、丸形に入れられて揚げたもののようで1センチ以上ありますね。

その汁(つゆ)は。

 

 

かき揚げが少し溶けだしていますが若干澄んだ黒み帯びた関東のそばつゆです。

節系の出汁感もありますが立ち食いレベルです、それがまたチープでいい。

食中途中で数度啜っているのがその出来を表しているんじゃないでしょうかね。

 

 

製麺所という事で肝心の蕎麦はどうなのでしょうか、麺は羽釜で湯掻かれてます。

そう、ゆで麺なのですね、袋詰めの、こちら製麺所ですよねぇ。

歯切れのよさとかいうものは全くない、グニュリとした食感で蕎麦の風味も同様である。

でもですね全然悪くないんですよ、それは立ち食いそばだから。

本格的な専門店とも、街場の蕎麦屋さんの物とも違う、多くの方々が惹かれている立ち食いそばというジャンルはもう確立しているという事です。

そして天玉そばの醍醐味ですよねー。

 

 

そば、天ぷら、玉子のマリアージュです。

これがたまらなくて天玉そばを何時も頼んでるんですよね。

ただし、美味しい天玉そばにも基準が有ります、それは汁(つゆ)が熱々な事。

勿論出汁の旨みが飛んじゃうようなあっちっちじゃダメです、普通に熱々がいい。

それは生卵を汁に沈めてちょっと半熟に成る事、白身が固まるくらいが丁度よいんですね。

こちらもぴったりだ、経験からこういった路面店の方が駅そばよりもその確率は多いように思う。

時間を節約したいという要望も加算する駅そばはあまり熱い汁は直ぐに啜りにくく敬遠されるのかもしれませんね。

 

 

という事で時代が付き過ぎたお店という以外は美味しい一杯でした。

調べるとこのお店BS日テレでやっている「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」という番組の初回に登場するという名店なのですね。

アーカイブを見てみると随分と今回との印象は違うかなぁ、あんなに明るい店では無いしやはり時代がぁ~、、店の雰囲気はそのままほって置いてついた感じなんですよね。

そばデータベースでも97点以上と高得点だし、美味しかったのは確かです。

帰りに3代目さんが戻ってきて(何かの用事があったみたい)まだ若い男性じゃないですかぁ。

彼がこれからどうするかですね、余計なこと言わずにこちらは見守っていきましょうかね。

そういうお店を偶然見つけたというのは爺の励みにもなりますかね。

兎に角おいしかったですよ、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。