「日本ペンクラブ女性作家委員会」の皇室典範の改正反対声明に関する記事を取り上げます。
7月7日、作家やジャーナリストらで組織される「日本ペンクラブ女性作家委員会」が、《皇室典範の改正に断固反対します》として、以下の声明を発表しました。
《日本ペンクラブ女性作家委員会は、性差別を助長する皇室典範の改正に断固反対します。昨今の皇室典範をめぐる議論は、あまりに差別的であり、人間の尊厳を踏み躙るものです。男系男子の皇位継承に固執した政府与党の改正案は、性差別の固定化に繋がり、国民の理解を広く得られるものではありません。いま一度、ジェンダー平等の理念のもとに再考すべきです。》
これまで、ジェンダーに基づく偏見や不平等をなくすため、またあらゆる差別、暴力、ハラスメントを根絶するため、表現や言論の世界から問題提起を行ってきた「日本ペンクラブ女性作家委員会」。今回の声明を発表するにいたった最大の背景や問題意識はどこにあるのか。
「男系男子に皇位継承を限定する天皇制はもともと性差別的な制度です。憲法の文言上には皇位は世襲とありますが、男系男子に限定しておらず性差別はありません。これを性差別的にしているのは皇室典範です。
今回の改正案は、皇位継承は男系男子に限るとする与党の考えにより、旧宮家の養子案が盛り込まれるなど、制度がさらに男尊女卑的なものに強化されています。 改正案が、性差別の固定化に繋がるのではないかとの危惧から、日本ペンクラブの女性作家委員会から、反対意見を表明しようということになりました。
委員からは、天皇制には本質的に反対ですが、いきなり『天皇制廃止』を言っても大方の賛同は得られないであろうとの意見がありました。また、多角的に論ずるよりも、ジェンダーの非対称性に焦点を絞ろうという意見も多く見られました」
日本の皇室を取り巻く制度には性差別的だとする指摘がなされてきました。2024年10月には、国連の「女性差別撤廃委員会」が皇室典範について「皇位継承における男女平等を保障するよう改正すべき」と勧告したこともありました。
そして今回の女性委員会の声明でも、《性差別を助長する》《あまりに差別的》など、「差別」という言葉が非常に強いトーンで繰り返されています。
「皇室典範の定めるところでは、男性皇族が民間人の女性と結婚した場合、女性もその子どもも皇族になるのに対し、女性皇族が民間人と結婚して子どもが生まれても、その夫と子どもは皇族になりません。その意味でジェンダー非対称で、性差別そのものです。
それは、日本の家制度の『象徴』でもあります。結婚すれば旧姓を失い、その家に入る『嫁』となる。まさに、家父長制としての『象徴』が、天皇制なのです。 しかし、現実では、女性の就労も増えて非婚率も高まり、家族は様々な形に変化しています。こうした社会の変化と明らかに乖離しているのに、天皇制のみが古めかしい衣を纏って、皇族の方々を縛り、苦しめることに心が痛むのです」
男系男子による皇位継承を支持する立場からは、「万世一系」という歴史的伝統を重要視する声も聞かれます。連綿と男系のみで繋いできたことが皇室や皇族に神聖性をもたらし、国民からの畏敬の念を補強しているという主張です。
ただ現行制度では、実質的に悠仁さまの将来の配偶者に相当なプレッシャーがのしかかることになります。改正案では、皇室に養子入りした旧宮家の男系男子に男児が生まれた場合、その子に皇位継承権を認めるとしています。
それでは将来的にその配偶者が再び男児誕生の重圧を背負うことになりかねず、皇位継承をめぐる根本的な課題を先送りしたとの指摘は免れません。
「『保守的な伝統論』は、時代錯誤だと思います。畏敬の念は、他人から強制されて醸成されるものではありません。今回の改正案に反対するのは、皇族の方々だけが担う形の制度に、痛みを感じるからです。 また男子出産を強いられるのは、人権侵害です。それを制度にしてはいけません。憲政史上初めて、女性が総理大臣になったのに、その総理大臣が男系男子による皇位継承を推し進めることに、大きな違和感があります」
今回の典範改正において、当事者である皇族への聞き取りはありませんでした。特に女性皇族は現在の皇室において多くの公務を担っていますが、将来の選択肢や身分が不安定なまま、政治の議論からは置き去りにされている印象です。
「女性皇族の方が置かれている状況は、誠に気の毒だと思います。行動の自由もありませんし、プライバシーもないと思われます。人権無視というより、そもそも基本的人権も奪われている状況ではないでしょうか。眞子さんが結婚されてアメリカに旅立たれた時、これで自由になられたのだと、誰もが思ったことでしょう。
しかし、今回の皇室典範改正案には、女性皇族は結婚した後も、その身分を保持する案もあります。まだ決定ではありませんが、若い女性たちをこのような中途半端な状態に放置することは残酷だと思います。皇族の方たちの、正直なお気持ちを伺いたいと思いますが、それも叶わないことです。としたら、国民としては、誰もが幸せになる方法を考えて、主張してゆくべきと思います」
女性宰相のもとで進む「男系男子」の制度維持に対し、人権やジェンダーの視点から浮き彫りになる問題点。作家たちの懸念は、私たち国民全体に向けられた重い問いでもあります。
記事より抜粋しました。
雅子さまは男子を産めと長い間 重圧に苦しまれました。そして今般の皇室典範改正で法律で男子を産むことを義務づけるような改正になりました。恐ろしい法律です。神話の世界を現代に持ち込むような法案には失望しかありません。女性皇族の人生も考えた皇室典範改正であるべきです。
【男の子だったら良かったのに】
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岐阜県高山市で、神社の天井に描かれた42枚の「天井絵」が公開されています。
アジサイやミズバショウ、色鮮やかな42枚の植物の絵は神社の天井に描かれています。 ここは、高山市の観光施設「飛騨の里」にある匠神社の本殿です。
神社はかつて旧河合村、現在の飛騨市河合町にありましたが、55年前に高山市の飛騨の里に移されました。
天井絵はその際、飛騨地域の美術家や木工職人らが制作したものです。
劣化を防ぐため天井絵が公開されるのは毎年春と秋の2回のみで、今回は7月20日まで見ることができます。
見事な天井絵です。
木の材質と品がある日本画がマッチして美しいです✨

