本能寺の変で信長が死に、裏切り者の明智光秀が山崎の合戦で討った後、いよいよ天下人にならんとする羽柴秀吉の元に手紙が届く。
その手紙の差出人は死んだはずの主君、織田信長。
三河湾にある小さな無人島に手紙で呼び出された秀吉は、そこで同じく信長からの手紙を受け取りやってきた武将たちと出会う。
いやー、驚愕の真相に思わず笑ってしまったけど、これ、好きです(笑)。
本能寺の変で死んだはずの織田信長からの手紙を受け取った羽柴秀吉・柴田勝家・高山右近・徳川家康らが赴いた孤島。
そこには明智光秀の娘の玉、森蘭丸などが待ち受けているものの、信長には会わせてもらえないまま、一人一人と殺されていきます。
しかもそれは童歌になぞらえた奇妙な死に方として。
秀吉が探偵役となって謎に挑むのですが・・・
果たして真犯人は?!
生き残るのは誰?!
そして信長は本当に生きているのか?!
クリスティへのオマージュが込められた戦国時代推理小説、堪能いたしました!
実は著者の作品を読むのは今回が初めて。
なので、こういった奇抜ともいえるネタが飛んでくるとは思っていなかったので、「あのネタか!」と吃驚すると共に思わず笑ってしまいました(笑)。
しかしそのネタのお陰で無理なく(?)謎が解決され、そして、史実に沿った解決方として描かれる辺りは実に見事。
脱帽です。
ちょうど大河ドラマ「麒麟がくる」がクライマックスに差し掛かったタイミングで読めたので、余計に楽しかったですね。
ミステリファンも歴史ファンも楽しめること請け合いです(笑)。