あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。様々な話題があった2017年のラーメン界でしたが、印象に残っているラーメンの話題をまとめておきたいと思います。

1.【トレンド】家系ブームはピークを過ぎたか。次は「鶏と水」?

 二郎インスパイアや鶏白湯のなど、様々なラーメンのトレンドがありました。2015年頃から「横浜家系ラーメン」を看板にするラーメン店が急増。大量出店のチェーン店だけでなく、中華街のイメージからか、中華料理店も「横浜家系」の看板を掲げるなど、食べる側にとっては混乱する事態も生まれています。吉村家発祥の本来の家系ラーメンは人気を保つと思いますが、大量出店が続く状況ではないと思います。

 では、次のトレンドは何になるのか。これが分かるなら苦労はしないのですが、最近増えているのが、鶏清湯スープ、中でもスープ素材を鶏と水に絞ったスタイル。これが2018年のトレンドになるとは断言できませんが、話題になりやすいスタイルなので、これを模倣する店も増えそうです。

2.【受賞】TRY大賞「飯田商店」walkerグランプリ「金色不如帰」

 毎年恒例、TRY本の大賞は「飯田商店」が初受賞。テレビで取り上げられる機会も多く、2018年は「情熱大陸」にも出演。整理券待ちが更に激しくなっているようです。ラーメンwalkerが投票で決めるグランプリ、全国金賞は「金色不如帰@幡ヶ谷」になり、殿堂入りも決まりました。また、ミシュランガイド東京2018では「一つ星」は2店舗で変化なし、「ビブグルマン」は、9店舗が減って6店舗が追加。淡麗系と呼ばれるラーメン店に集中している事に話題が集まりました。

3.【閉店】名店、老舗だけじゃなく…

 半チャンラーメン発祥の店とされる「さぶちゃん@神保町」、家系ラーメン御三家と呼ばれた「六角家本店@白楽」、札幌ラーメンの老舗「福来亭本店@静修学園前」、広島ラーメンの歴史的老舗「しまい@大町」、山梨の人気店「とんとん@中央市」など、知名度の高い店の閉店が相次ぎました。店主の高齢化・後継者不足だけでなく、人手不足で閉店する店も徐々に出てきていて、今年も心配は続きそうです。

4.【火災】あの老舗も火には勝てず…

 2016年末の「糸魚川大火」が、老舗ラーメン店の失火が原因と判明。2017年も、火災による被害が続きました。4月には浅草の老舗「あづま」、8月には築地の有名店「井上」が火災で休業を余儀なくされている状況。特に「井上」では、出火原因が「伝導加熱」と判明。日頃の防火対策だけでは防ぎきれないという点で衝撃的でした。

5.【労務環境】人手不足対策が喫緊の課題に

 人手不足から閉店する店も増えている中、労務環境によるトラブルがニュースになる事も。4月には大阪の「熊五郎」で未払い残業代があったことが報じられ、11月には「一蘭」が、就業資格を失った外国人を雇っていた件で家宅捜索されました。体力仕事というイメージが人手不足の解消を難しくしている面もあるようです。

6.【映画】ラーメンがテーマの映画3本が2018年公開

 ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」がテレビアニメ化される2018年ですが、映画でもラーメンが話題を集めています。昨年撮影されたラーメン映画は3本。


 「中華蕎麦とみ田」を始め、実在のラーメン店主がラーメンを語るドキュメンタリー映画「RamenHeads」、斉藤工、松田聖子、別所哲也らが出演し、日本のラーメンとシンガポールの「肉骨茶(パクテー)」を軸にした「ラーメンテー」、漫画原作を元に描かれた「ラーメン食いてえ!」の3本、いずれも2018年に公開予定です。

7.【ラーメンの日】7/11に「日本ラーメンファンクラブ」発足

 私も手伝っていますが、「日本ラーメンファンクラブ」が設立されました。あわせて、「ラーメンの日」が7/11に定められ、制定イベントが行われました。今後、ラーメン文化の継承と発展に繋がればと思っています。