受け継がれてゆく音楽 | Catch The Rainbow

Catch The Rainbow

相模原にあるMUSIC BAR RAINBOWです。
2012年1月新規OPENします!
ROCKを中心に映像と音楽に係る様々な楽しみ方を提案していきます!
〒252-0231 神奈川県相模原市中央区相模原2-3-13
相模原マリオンビル地下1階
電話番号042-707-9066
FAX番号 042-707-9067

俺の中では今年最後の自分の趣味を極める為のBIGイベント、
ここ日本にへヴィメタルやハードロックと呼ばれる音楽の
ムーヴメントを 持ち込んだとされる伊藤政則氏が主催する
HM SOUNDHOUSE~ 30thANNIVERSARYにRAINBOW
オーナーのYMGさんと参戦してまいりました。


Over The Rainbow



HM SOUND HOUSEってゆーのは80年代に勃発した先述の
伊藤政則氏が 持ち込んだとされるイギリスを発祥の地とする
へヴィメタルという 種類のロックを会場の中で大音量でかけて
ヘッドバンギングや エアギターなんかで盛り上がって
趣味の合う人と知り合う コミュニケーションの場・・・って
(まぁまさにここRAINBOWではそれを再現したいんだけど)
説明すると硬いけどクラブとかディスコの
へヴィメタル、ハードロックを かけて盛り上がる
バージョンみたいなもんで・・・

80年代は新宿のツバキハウスやGB RABBITSで週1回開催
してたんだけど当時のオレは10代の高校生だったし、
リアルタイムで新宿まで行って参戦したのは
ほんの数える程だったな…

その新宿のツバキハウスやGBが会場の都合などで
ダメになった後は月一回から年1回へと段々と回数は減って
きてしまい、すっかりご無沙汰していた訳です。
今回は30周年記念ということもあって“OUTRAGE”“ANTHEM”
という政則さんの事務所に所属する2バンドがライヴをやるという
ことだったし、BURRN!前編集長の酒井康氏がゲストDJをやると
いうのも足を運んだ一つの理由だった。

参戦するかしないか直前までスケジュールを調整し、
マイミクでもある己独自の価値観に背を向けない男
“箱ちゃん”に連絡し、“箱ちゃん”も参戦可との
連絡を受けた上で当日川崎まではJRを使いチッタ周辺の
立ち食い寿司で腹を膨らませ、同世代のメタル仲間の
RAINBOWオーナーYMGさんとチッタに入場した。

Over The Rainbow

物販のブースをあさりながらホールに出たり入ったり・・・
やっぱり想像以上に熟年層が多く参加しており、
皆驚くほどマナーが良い。
(そりゃそーだよな。なんたって30周年ってんだから
当時20代だった 人は50代に30代だった人は
60代になってる筈だもんね)

自他共に認める捻くれ者の酒井氏のDJTIMEが終わると
橋本直樹の復活したOUTRAGEの登場だ!
少なくとも40代後半の彼らたちは年齢の衰え等微塵も
感じさせないライヴをみせつけてくれた。

とにかく1曲目のMETALLICAのCreeping Deathで観客の
気持ちを鷲掴みにしてしまった!
復活した橋本直樹はやっぱり凄い!声も良く出ているし、
全身全霊で体から声を出しているという感じだ。

IRON MAIDEN~TANK~MSGとメタラーにとってはどれも
アンセム的な要素の強い楽曲を連発で決めた後は橋本が
『今の俺達に生きる道を示してくれた』と自ら伊藤氏に最大級
の謝辞を延べ『この曲も伊藤さんと一緒に作った』と
人気曲“My Final Day”を決める。

興奮冷めやらぬまま最後にはWHITESNAKEの
“We Wish You Well”を破天荒な荒いバージョンで
歌い上げひとまずOUTRAGEは去っていった。


1 Creeping Death (METALLICA)2 Running Free (IRON MAIDEN)
3 Shellshock (TANK)4 Captain Nemo (M.S.G) 5 My Final Day
6 Madness7 We Wish You Well (WHITESNAKE)

ツバキ時代から伊藤氏の弟子だった後藤サンペイさんが繫ぎ的な
DJをした後には伊藤氏が大貫憲章氏を“ミスターブリティッシュロック”
と紹介し、随分とふくよかになられた大貫氏登場!元気一杯の氏は
前夜に自身のイベント(ロンドンナイト)を朝までやっていたらしい。
還暦(!)を迎えた大貫氏はLP盤の秘蔵コレクションの
中からブリティッシュロックの中でもロックンロール系を
中心に割とハードロック・メタルファンにも馴染みの深い
QUEENの “Killer Queen”から始めて自分のレコードコレクションを
手に取りながらノリノリでAEROSMITHからZEP、NAZARETH、
GUN'SからYARDBARDS まで思い出を語りながら楽しませてくれた…。

・・・
大貫氏の後は個人的には一番楽しみにしていたANTHEMの出番だ!
筆者がANTHEMを聴きだしたのは再結成後からでアルバムは一通り
坂本、森川時代全て聴き倒してるんだけど実際に生でANTHEM
観るの初めてだったんだよね・・・


いやー。良かったよぉー。
坂本英三の暑苦しいMCにギラギラの時代錯誤衣装。
立ってベースを掻き毟ってるだけで様になる柴田直人。
檻のステージセットの中でドッカンドッカン正確無比に
デカイ音を炸裂させるHIRO本間。
ストイックに無表情でピッキングする清水昭男。

1曲目は最新作のリーダートラック“The Sign”緊張感を即しつつ、
AメロからBメロ~サビへと・・・

やべえ。俺の中の獣が吼えた!気がつけば
グチャグチャになっているステージ前方へヘッドバンギング
しながら割っていって・・・坂本英三の熱いシャウトに
負けじと思い切り絶叫してやった(笑)

『昨日仙台公演を終えたばかりですがや演っても演っても
演りたりないぜえええええ!』と英三。

HIRO本間のバスドラが稲妻のような轟音を立てる!ドンッドンッドンッ

“ImmortalBind”突入!
ものすげーーーーーーーーーーーーーーーーードンッ

クラブチッタが燃え上がる(笑)
ここで間髪をいれずに初期の名曲。“Bound To Break”

『Out Of Bound!』
『Bound To Break』
『HI! HI!』
とキメの部分では場内大合唱!

腕も首も痛くなってるところだったがこの辺りで
先述のマイミク箱ちゃんが和服姿の出で立ちで登場!
場内興奮の坩堝と化していたのでとりあえずアイコンタクトを取って
握手をしていると・・・OUTRAGEのメンツがANTHEMのステージに登場!
カヴァー大会の始まりだ!
JUDAS PRIESTの“The Hellion ~ Electric Eye”!

これで盛り上がらないわけはない!(笑)
疲れた俺はちょっとだけ外に出て“箱ちゃん”と
再会の喜びを語り、またすぐに場内へ

カヴァー大会はIRON MAIDENの“Aces High”~THIN LIZZYの
“Thunder And Lightning”へ!すかさず箱ちゃんが
『THIN LIZZY?』って聞いてくるあたり…流石だね(笑)

1 The Sign 2 Immortal Bind 3 Bound To Break
4 The Hellion ~ Electric Eye 5 Aces High 6 Thunder And Lightning

4~6はWith OUTRAGE

興奮状態冷めやらぬままステージ上でグイグイ煽っていた
伊藤政則氏も興奮状態で登場!感極まった様子で

1979年に大貫さんが渡英するように薦めてくれてさあ・・・
それまでなかった新しいこのへヴィメタルという音楽を見つけてさぁ…
こうやって・・・こんなにも受け継がれて
今夜も沢山来てくれて嬉しいよ。俺は後10年、20年後には
死んでるかもしれないけどこの音楽は生き残る!
継承していかなきゃならないんだ・・・というようなことを
語り…


Over The Rainbow




MOTLEYやらSLAYERやらMEGADETHやらかけまくり・・・
『へヴィメタル!リスペクト!リスペクト!』って
何度も叫んでいたのが印象的だった。

Over The Rainbow




かなりいい時間になっていたがYMGさんと箱ちゃんと
ちょい駅よりのダイニングバー的な所を見つけ
遅めの夜食を取りつつ、色んな音楽の話題をしている中・・・
ここRAINBOWのオーナーであるYMGさんがポツリと・・・

『俺さぁ、この音楽聴き続けてきて本当に良かったよ』って
しみじみと呟いたのが印象的だった

そうだね。本当に良かった。音もそうだけど
メタルやハードロックって決して偽者や借り物じゃないんだ。

他の音楽のジャンルにだって受け継がれていくものがあると思う。
でも個人的には例えば他人の音楽をコピー&ペーストしたものを
聴くんだったらその元の音源を聴いた方がいいと思うし、
歌心のない歌の入ってる音楽を真剣に向き合って聴く気には
]なれないし パソコンで作った音楽が人の心に
訴えかけられるとは思えない。

メタルやハードロックって精神性なんだ!
皆がニューウェイヴやパンクロックに夢中になり、
ロックはもう古い!死んだ!って言われていた1979年のイギリスで
いや違う!俺はROCKが好きなんだ!レコード契約がなくたって
俺達は信じた自分の音楽をやるんだ!ってとこから始まった
NWOBHMの姿勢なんだ!ROCKの持つ過激さ、音と向き合う真摯さ
のとことん凝縮した部分だけ抽出したのが
ヘヴィメタルやハードロックなんだ!

だからごまかしは通用しないし真剣なんだ!
なーんて誰に話しかけてるのか
よく判らなくなってしまいましたが・・・

まぁ本当にこの音楽が好きでよかったし、
俺は死ぬまでこの世界の住人であり続けるだろう(笑)