私が一番 びっくり びっくり

 

   

    

   

 

 

 「さて、パンの第一発酵ができたかな…」

 

 と、かあさん…

 

 「私は、洗濯物が乾いたか、見てくるわ…」と姉…

 

 ふたりで同時にかあさんの部屋…かあさんの部屋はみんなが、集まるところです…

 

 を出ようとしたら、ふたりを追っかけ、追い抜いて来る茶色い子が…びっくり

 

 私が一番とばかりに、かあさんたちの前、部屋の戸の前に…びっくり びっくり

 

 みるさんです… いい子をしてネンネしてたから、置いていても、大丈夫と

 

 思ったのに…いち早く出ようとしている…チーン

 

 「もうぉ~なんなのぉ~、少しくらいおりこうに待ってても、いいじゃない えー

 

 ぼやくかあさんに、すかさず、姉が、言いました…

 

 「ミイちゃん、ひとりになるのが嫌なのよ…ひとりになって、寂しい思いを

 

 してたでしょ…。」

 

 ああ…そうでした…ひとりぼっちになったみるさんが不憫で、わが家に

 

 連れて帰ったかあさんなのに…、ショボーン

 

 あれから、この秋で四年を迎えようとしているのに、みるさんの

 

 寂しさは、埋められてないのでしょうか…

 

 ごめんね…みるさん…。