【足すより、整える。】
以前の私は、
うまくいかないことがあると、
「もっと頑張らなきゃ」
「何が足りないんだろう」
と、いつも何かを足そうとしていました。
集客がうまくいかなければ、
集客について学ぶ。
発信が足りないと思えば、
もっと発信する。
新しいことを知れば、
また学んで、行動する。
もちろん、頑張ったからこそ経験できたことも、
出会えた人もたくさんいます。
だから、頑張ってきたことを
否定したいわけではありません。
でも今振り返ると、
「もっと」
「もっと」
と前へ進むことばかり考えて、
自分が本当はどう感じているのかを
後回しにしていた時期もあったように思います。
美容の仕事で独立して、
自分で仕事をするようになってから、
「成功したい」
「もっとお客様に来てもらいたい」
そんな思いで、
集客やSNS、マーケティングもたくさん学びました。
それでも思うような結果が出ないと、
「まだ何か足りないんだ」
と思っていました。
足りないものを探して、
また新しい何かを足す。
そんなことを繰り返していたように思います。
でも最近は、
何かを足す前に、
「私は、本当はどうしたい?」
と、自分に聞くようになりました。
今の私は心地いいのか。
無理をしていないか。
本当は何を大切にしたいのか。
外に答えを探す前に、
一度、自分の感覚に戻ってみる。
私にとって、
それが「整える」ということなのだと思います。
そして今回、
そのことをさらに深く考えるきっかけになったのが、
骨折でした。
思うように動けない。
やりたいことがあっても、
すぐにはできない。
焦っても、
身体は自分の思い通りには回復してくれません。
立ち止まりたくて
立ち止まったわけではありませんでした。
でも、立ち止まらざるを得ない時間の中で、
「頑張って前へ進むことだけが、
前に進むことではないのかもしれない」
と思うようになりました。
休むこと。
待つこと。
焦らないこと。
今の自分の状態を受け入れること。
そして、
自分を大切に扱うこと。
以前の私なら、
「何もできていない」と感じていた時間にも、
今は違う意味があるように感じています。
立ち止まったからこそ、
気づけたことがありました。
これまでの私は、
何かがうまくいかない時、
「何を足したら変わるんだろう」
と考えていました。
でも今は、
「何を手放したら、
もっと心地よい自分に戻れるんだろう」
と考えることが増えました。
頑張ることをやめるのではなく、
頑張り続けている自分に気づくこと。
何もしないのではなく、
今の自分に本当に必要なものを選ぶこと。
足りないものを探すのではなく、
すでにあるものに気づくこと。
足すより、整える。
今の私にとって、
この言葉はとてもしっくりきます。
頑張っているのに、
なぜかうまくいかない時。
もっと頑張らなきゃと思った時。
そんな時こそ、
「もっと何をすればいい?」
ではなく、
「私は、本当はどうしたい?」
と、一度自分に聞いてみる。
立ち止まることも、
手放すことも、
もしかすると、
前に進むために必要な時間なのかもしれません。
心地よい自分へ戻っていく。
私はこれからも、
そんな「整う生き方」を
大切にしていきたいと思っています。
