その昔ドイツに暮らしたサラのドイツのお散歩
ようこそ、教会が好きな方へ
ドイツのニュルンベルクにアウトバーンを車で走って行ってた時のものです。
フラウエン教会のフラウエンは聖母の意味で聖母教会です。
この教会の成り立ちは少し複雑で、あまり気持ちの良いものではありません。いつの時代にも迫害を受けてきたユダヤ人の追われた歴史を垣間見ることになります。
このような不遇の歴史を重ねているからアメリカはユダヤ人が多い国で、金融でも力のある存在が多いのが納得できます。
そしてユダヤの商人と言われるように貴族階級にユダヤ人はいません。昔からユダヤ人は土地を持つことを許されなかったし、彼らに許されたのはキリスト教では卑しいとされた商人の仕事だけ。そして常に迫害のリスクに晒されているので、彼らの財産は持ち運べるお金しか無かったのです。
ヨーロッパは戦争が耐えなかったのでお金が足りないとユダヤの商人を頼ってお金を借りる王侯貴族もいて、ユダヤ人の懐はこえていったようです。
それは、この場所には、かつてユダヤ教のシナゴーグがありました。1348年からヨーロッパ全土において猛威を振るったペスト(黒死病)のせいで、ドイツ各地ではユダヤ人に対する迫害運動が起こり、ニュルンベルクでも同様の運動が起こったのです。
カール4世も民衆によるユダヤ人迫害を止めることはできず、ここニュルンベルクでもユダヤ人家屋やシナゴーグの撤去を黙認し、跡地へこの聖母教会建設の許可を与えています。そして、この教会の建設は1225年に始まり、1273年から75年までに完成しています。
このような似たような迫害は、中世の十字軍遠征や近代ではヒトラー政権のホロコーストを許してしまう国民性が有るのだろうか。。
私は無信仰なので、不思議に思うのです。なぜ宗教は異なる宗教を否定し、命まで奪うのだろうかと。無信仰だから冷静な目でキリスト教やイスラム教やユダヤ教といった思想を平等に見る事が出来ると思うのです。
ドイツに軽く暮らして周辺諸国をまわって思ったのは、彼らの宗教と歴史を紐解くと現存する芸術品の見え方がかわり、面白くなってくるのだとわかりました。




