明日から入院が決まったお父さん
病院の会計でカード決済をしようとしたら
その会計の機械は
カードの暗証番号を入力しなければならず
お父さんの打ち間違いか
何かの不具合で決済ができなくて
ここから、お父さんの混乱が始まりました。
なんで、カードがつかえないのか?
たまたまだよ、という私の答えは
お父さんの耳には届かず、、、
カードが使えるかを確かめるため
お父さんがいつもカードでお支払いをしている
いつものスーパーに買い物しに行きました
ここで、解決するはず、、、
だったのですが、
このスーパーでは、
カードは差し込むだけで、暗証番号は打たず。
この段取りの違いに
ますますお父さんの混乱は強まりました。
暗証番号を忘れていないか
心配になったらしく
いつも使っているATMに行ってみることにしました
一人で大丈夫というので
ATMのボックスに
お父さん一人で入って操作して
またまた混乱してしまいました。
暗証番号を打っても、ダメだというんです。
私はお父さんのカードの暗証番号を知っていたので、
お父さん、この番号よね。って、話しかけながら、操作しました。
すると何の問題もなく、現金が引き出され
「なんで、さっきはできなかったのか?」とお父さんの混乱は強まってしまいました。
混乱して
「なんでだろう?」を連発するお父さんに
私「たぶん、指がちゃんと番号を押してなかったのかもよ。少しずれただけでも、反応しないのかも。
でも、ちゃんとお金が出てきてんだから、カードは間違いなく使えるし、安心したね」
とお父さんを安心させるように、なだめました。
それから
いつも通りビールを飲んで
いつも通りタバコを吸って
(私に煙がいかないように、外で吸ってくれるので、そんな姿をみると、親だなぁと思う)
この日は、
大きな病院で無事にみてもらえた安心感で
私の気力と体力が切れ
お父さんより先に眠りにつきました
夜中に、ふと目が覚め
雨の音がザーザーすごいので
台所の小窓を閉めようと台所の引き戸を開けると
雨の音ではなく
水道から勢い良く流れている水の音でした
お父さん、水道を止め忘れている、、、
脳腫瘍が周りの脳を圧迫しているので
少しずつ認知機能に障害がでてきました
水道を止めながら、悲しい気持ちが溢れてきます
そこから、朝まで
私はまた眠れず
ただわ眠っているお父さんを眺めていました
天国のお母さんに
私、どうしよう?どうしたらいい?と
弱音を吐きました