国土交通省の多重無線回線経路図を何となく見ていた…



稚内から南下する東側のラインの1番目の中継所が

「試掘」

となっている。


この経路図の地点名が割とやっかいで、字や町名ならまだしも、通称地名や旧事務所名(作成年以後に改組)で示されている地点が結構ある。


それはそれで、何かしら手掛かりであるから探し出せるのだが、この


「試掘」…


中継所だから、事務所名とかではないだろうし。


まず、稚内市内だろうと判断し、“稚内 試掘” 等で検索しても、ヒット無し。

周辺町村名で検索したら、豊富温泉が石油の試掘から発見されたと知るが、場所が離れており無関係だろう。


そして、北海道開発局の資料(Web上)にも経路図が在ったのを思い出し、見てみると、地形の影や町村界や道路の表示があって、もう少し地点を絞り込めそう…


利尻島との位置関係も足してマップの航空写真で探すと、それらしき物体と、そこへ登る道を発見。


その場所をWeb地形図で確認すると、電波塔マークが打ってあった☆


電波塔は間を開けて3ヶ所表示があり、らしき物体も見えるので、国土交通省以外の電波塔も置かれているのだろう。

電波塔が立っている位置をタップしてみたが、建物は登録されておらず、住所も“稚内市”と出るのみ。


その中継所の傍らには風力発電所が在るのが確認出来た。

稜線に沿って約6キロに渡り、風車と、声問村の峠道から分岐する管理道が確認出来たが、地形図には道路も風車も示されていなかった。

分岐位置をストリートビューで見ると、砂利道とダンプが確認出来るので、新しい発電所なのだろう…改めてマップ航空写真の風車の所をタップすると


「川西ウィンドファーム」


と出て来た。事業所の住所は豊富町になっているが、稜線が境目になっていて、15本中北側7本の風車は声問村(稚内市)側に立っている。

ユーラスエナジーという会社が設置していて、全国〜世界レベルで展開しており、宗谷地方には他にも複数の風力発電所がある。

川西〜の営業開始は今年1月だから、地形図への反映はまだなのだろう。

ちなみに、中継所の管理道と発電所の管理道は繋がっていない様だが…

発電所のWebサイトには風車が並ぶ画像が載っていて、それにはバッチリ電波塔が写っている!

その画像を見ると、発電所の道と電波塔は近接していて、その気になれば接続出来そう…その内、国土交通省が発電所の道を借りて整備点検をする様になるかも。


国道40号から中継所へ登る道の分岐点付近にはコスモエコパワーの事務所が在る。そこが管理する上勇知の発電所は北西約6キロ先の山上に在る。“川西〜”の発電所の方が近い…


で、結局、なぜ


「試掘」


なのかは、よく分からないまま。中継所の辺りには地名が設定されていない様で、風車を含めマップをタップしても“稚内市”しか表示されない。

タップして“川西〜”の名が出るのは、声問村側の峠道分岐から1つ目の風車のみ。他(声問村側)の風車は、タップしても中継所と同じく“稚内市”しか表示されない。しかし豊富町側の風車をタップしたら地区名等が出る。


よくよく見ると、豊富町開源から登る道が出来ている。大型は入れなさそうな感じだが。

川西ウィンドファームの倉庫も、その近くに表示があった。


行って電波塔と辺りを確認してみたい気にもなるが、一般通行可能かどうか……以前に、そのために行くには稚内は遠過ぎる。。