“つるしま”と読みます。

松山沖の興居島の西に浮かぶ、しずく型の小島。

明治初期、瀬戸内海の多島域には、その東西の端に灯台が設置され、夜間の航行を回避する夜明け待ちの場所を示す目印としたという。

その西側の灯台が、釣島灯台。東側は鍋島灯台で、漢字だと“つくり”が違うだけ、という、同じ設計者で形もほぼ同じな双子灯台。

一方、鍋島は平成になるまで職員が滞在したが、こちらは昭和30年代後半以降に集中的に灯台管理の集約を進めた頃に無人化。

鍋島の官舎は博物館に移築されたが、こちらは現地保存。

ちなみにその官舎、鍋島はテラス付きですが釣島はテラス無しで風除室が追加されていました。(復元時は撤去)

あと、こちらは小さいながらも有人島だが、鍋島は文字通り鍋を伏せた様な形の灯台だけしかなかった無人島。

そして釣島は赤白点滅の回転灯器、鍋島はフィルターが回る赤緑交互光。

設置時は似た経緯と姿を持ちながら、その後は違った歴史を刻んで来た灯台です。