伊坂幸太郎の小説「フィッシュストーリー」の中に、
結婚して50年になるという老夫婦が、
「凄いよね。一人の男と50年って、なにかの修行か刑罰だよ、まるで」
という老女に対し、
老人は
「人生の充実ですよ」
と答える場面があるのですが、、
これ、、多分、10年くらい前に読んだときは、、
その老女の意見に、そうそうその通り!!と大いにうなづき、
上手いこと言うなぁー(笑)と思ったのですが、
今、10年の時を経て、、
「人生の充実」も悪くないかなぁ…と思うようになりました。
人間って日々変化しますね。
外見も内面も。
私も、時を経て、
一人の男性に縛り付けられる人生が、修行や刑罰のように思っていた時期もあったけれど、
それも時を経れば、
いろんな経験を重ねて、
ああ、こうやって隣で一緒にいる旦那と、共に人生を歩んでいくんだ、という腹をくくった気がします。
だからこそ、気持ちに変化が生まれたのかな。
もうね、
旦那が年を取ったら、ちゃんと面倒見てあげて、看取ってあげようとか考えているからね(笑)
それから子供たちが独立して、二人の時間ができたら、二人で一緒にゆっくりのんびりした旅をしたいなーとか、
退職したら、毎日家にいて暇だろうから、色々どこか連れて行ってあげようかな、とか
そんなことを今から漠然と考えています。
とはいっても、
日常を共にしていると、些細な事やいろんなことでぶつかることもあって、
そのたびにムカついて、
なんで、こんな人と結婚したんだろう!
と、自分の節穴さを呪いたくなるけれど、、、
それもそれであって、
そんなこんなを繰り返していたら、
本当に
「人生の充実」に巡り合うかもしれないなぁ。。
最近はちょっとだけそんな風に思います。
えーーーっと、、
結婚して16年くらいたちましたかね。
すっかりパパママといった家族、同士、チーム戦のパートナーといった関係に変わってきていますが、それもそれで居心地が良いものです。
「恋」から「愛」に、
じわじわと形を変えて、どんどん変わっていくものですね。
途中でイヤになることもムカつくこともいっぱいあって、今でも許せない!!あのときのことは!!と思うことも腹の底のほうに残っているけれど、
それでも、年月を積み重ねることで見えてくることもあるかもしれない。
…もはや、これって修行なのかも!?(笑)
いやいや、、
「人生の充実」にするためにがんばりますよっ!