牛田くん、元気そうでよかったです。。。
牛田智大くんと大いに語りあいました。彼はたいへん元気です。前回のショパンコンクール以来4年が経つと見た目も男の子から男へ。「演奏自体」もヨーロッパの男性ピアニストの音のスタートラインに立てたと思います。今回の彼の演奏にはたいへん感動いたしました。牛田智大くんはまた先へ!🐄🐕✨🇵🇱🇯🇵 pic.twitter.com/bdpDLkyDwV
— 下田幸二🐕🇵🇱🇺🇦 (@kojiego) October 17, 2025
結弦くんもそうだけど、牛田くんも本当に人に恵まれているというか、
素敵な師弟関係ですね。
牛田くんのインタビューで興味深いものがあったので、御紹介したいと思います。
ショパンのマズルカについてです。
↓
Q: 牛田さんにとって、マズルカを演奏する上でのキーポイントは?
牛田くん:
もちろん難しい舞曲のパターンもありますし、
たくさん勉強しなきゃいけないんですけど、
ただショパンのマズルカにおいて、私が個人的に思っているのは、
彼のマズルカというのは
決してマズルカという舞曲を学術的に保存するためのものじゃない、
彼にとってマズルカというのは、
彼自身ワルシャワの中心部で育っている訳ですから、
そんなマズルカの土着の踊りにすごく親しかった訳でもない。
でも、彼のアイデンティティの中にマズルとかクヤヴィアクとか、
ポーランドの踊りというのがあったんですね。
それを、記憶をたぐり寄せるようなプロセスの中にある作品なんだろうなと。
あんまり彼はこの踊りでこのリズムになって、みたいな厳格的なものじゃなくて、
記憶の奥底に眠るような、そういう不思議な世界観を出せればいいのかなと。
そのバランスですよね。
マズルカじゃなくならない程度に、でも完全な、特に後期のマズルカですしね、
不思議な感じとのバランスを取るよう頑張りました。
牛田くんの比類なきショパンのマズルカ・・・。
マズルカのリズムを刻みながらも、
どこか遠い懐かしさのようなものがそこはかとなく漂って、
聴きながら不思議な感覚になっていたわたしですが、
牛田くんご本人の言葉を聞いて、
目からウロコというか、腑に落ちたんですね。
わたしは牛田くんの倍以上生きてきましたけれど、
ショパンのマズルカについて、こんな深い理解・解釈をするピアニストをはじめて知りました。
ショパンのマズルカといえば、
とかくポーランド舞踊独特のリズムに苦戦するピアニストが多い中、
牛田くんのこうした解釈は、本当にショパンの側に立った見方というか、
脱帽です。。。
多分、こうした優れた感覚は、
ただショパンについて学んだだけじゃたどりつけないものなんじゃないかな。
ショパンの声に耳を傾けながら、牛田くんはあの素敵なマズルカにたどり着いたんですね。
どこかショパンの哲学のような、牛田くんが語るショパンというのは本当に興味深いです。
不思議な感じとのバランスというのも、もう本当に絶妙なものでした。
でも、あくまで牛田くんのショパンは、ショパンの声に耳を傾けるスタイルが
貫かれていて、それが、この現代ショパン・コンクールの方向性とは、
もしかしたら異なるものなのかもしれず・・・。
多様性や個性が尊重される現代社会ですが、
それはそれで時代の流れとともに、人類が獲得してきた素晴らしいものではあるものの、
一方で、こうした流れはクラシック音楽界にも大きな影響を与えているような・・・。
多くのピアニストたちがショパンを介して表現する自分らしさで勝負している中で、
終始、ひたむきにショパンと向き合う牛田くんの姿は、ある意味、別次元。
コンクールで競う、というより、ショパンに捧げている、
と目に映っていたのはわたしだけでしょうか。
インタビューを聴いていても、とにかく、ショパンは・・・ショパンは・・・
という、もう本当にどこまでもショパンに捧げている感じ。
そういえば服装も・・・
女性ピアニストは肩も腕も楽に動かせるドレスを自由に選べますが、
男性ピアニストとなると、ジャケットにノーネクタイ・・・みたいな
弾きやすい服装で出場する方々も増えてきた印象ですが、
牛田くんは最初からボウタイ着用。
こんなところにもショパンに、コンクールに対する敬意が感じられたのでした。
絶対、弾き辛いですよね・・・男性ピアニストは。。。
ショパンコンクール2025、Stage2で応援しました9名のボウタイ着用者の内、5名の方がStage3に通過されました。おめでとうございます❗️
— Horo-G's BowTie Shop (@HoroGino) October 13, 2025
1. David Khrikuli ダヴィド・フリクリ🇬🇪
2. Tianyou Li リ・ティエンヨウ🇨🇳
3. Piotr Pawlak ピオトル・パヴラック🇵🇱
4. 牛田智大🇯🇵
5. Yifan Wu ウー・イーファン🇨🇳 pic.twitter.com/UOTjHTYuHC
結弦くんがピアニストで、ショパン・コンクールに出場していたら・・・
絶対、ボウタイ着用だっただろうな、と思います。
幼い頃から注目されて、それ故、普通の人では味わうことのないような
いろいろな苦労がきっとあったことと思います。
そうしたバックグラウンドも、結弦くんと共通するところがありますよね・・・。
いろいろなものを乗り越えてたどり着いたセミファイナルのあの素晴らしい演奏。
ゾーンに入っていたというか、何かが降臨してきたというか、そんな風に感じました。
いつか語ってくれることを期待してしまいますが、
あの場で、もしかしたら新境地に達した・・・のか。
もしかしたらそれこそが、今後の牛田くんのピアニストとしての人生に
大きな大きな力を与えてくれるものになるものなのか。。。
さて、結弦くんも、お元気そうでホッとしました。
今更なんですが・・・
羽生結弦さんが表紙を飾る T JAPAN 9月27日号<有料版>。ドラマティックな写真の数々と、さらなる高みを追求する原動力に迫るインタビュー、厚紙両面ピンナップつきで絶賛発売中です!
— T JAPAN (@tmagazinejapan) September 30, 2025
▼ご購入はこちら
アマゾンhttps://t.co/R9hBdcvgQC
セブンhttps://t.co/DX1uKx1eem
楽天https://t.co/e9dtwgw4bf pic.twitter.com/v5A0uGa6rV
T JAPANの結弦くん、素敵でした。
P.58 の撮影中、はらりと一粒の涙が頬を伝った一瞬のお写真。。。
美し過ぎて・・・。
撮影中にこんなことってあるんですね。
というか、それだけ、結弦くんの被写体としての表現が、もはやアーティストとしての
感覚、境地に到達してしまったといういことか・・・。
結弦くんと牛田くん、お二人とも哲学者みたいなところ、似てますよね。
対談してくれたら、きっと面白いんじゃないかなあ。。。
どこかでお二人の対談が叶いますように。
そして本当にいつか、結弦くんと牛田くんのコラボ、見てみたいです。
牛田くん、本当に素晴らしい演奏をありがとう。
これからのピアニストとしての人生に、大きな大きな幸あれ、と願っています。
あなたのようなピアニストはいません。
どうかこれからも、作曲家の声に耳を傾け、その心を、あなたの演奏を通じて、
現代の悩めるわたしたちに届け続けてほしい。
古の作曲家とわたしたちの、心のかけはしであってほしいです。
今日は通院日でした。
明日からステロイドを2mg減らします。
減薬した翌日はとても怖いのですが・・・
本当に少しずつだけど、回復に向かって歩みを進めています。
結弦くんと牛田くんの対談の日まで、生きていたいなあ・・・。
そんなことも思えてくるようになりました。
ショパンのコンチェルトが聴けるコンサートも。
皆さんのコメント、拝見しております。
いつもありがとうございます。
これでしばらくブログは閉じますが、また皆さんにここでお会いできるその日を楽しみに、
しっかり健康を取り戻したいと思います。
皆さんもどうぞ、お体にはお気をつけくださいね。
結弦くん、牛田くん、
どうか、思いのままに、表現者としての道を歩み続けてください。
お二人の今後の御活躍を心からお祈り申し上げます。


