みなさま、本当にお久しぶりです・・・。
前回の記事更新日2024年3月19日から、573日という月日が経ってしまいました。1年以上もの間、もしかしたら待っていてくださる方もいらしたかもしれないのに、1つも記事を更新できず、申し訳ございませんでした。
ただ、この573日の沈黙を破り、今夜だけでも牛田くんへの感謝の気持をここに綴っておきたいと、自分のブログを訪れることにしました。
今朝の午前6時過ぎ、ワルシャワで開催中の第19回ショパン国際ピアノコンクール、第2次予選の審査結果が発表となりました。
牛田くん、セミファイナルへ進出です。本当におめでとうございます。きっと結弦くんのファンの皆さんの中にも、牛田くんを見守っていらした方々が大勢いらっしゃると思いますし、結弦くんもきっと、応援しているだろうと思います。
私たち結弦くんのファンにとっても、結弦くんに憧れてくれていた、幼く、かわらいらしい牛田くんの姿は印象的で、牛田くんのピアノを聴きにコンサート会場へ足を運んだ方もたくさんいらっしゃると思います。
前回のショパン・コンクールから5年という歳月を経て、牛田くんの姿を再び同じ場所で目にした時は、思わず胸が熱くなりました。どれほどの努力を重ね、あの舞台へ立ったのでしょう・・・。
2次予選の演奏の後、聴いている私たちにとっては素晴らしい演奏であっても、牛田くんご自身はどこか納得のいかないことが、もしかしたらあったのかもしれませんが・・・演奏後のいつもの笑顔がなく、足早に扉の向こうに行ってしまい、インタビューにも応じなかったことから、少し心配していたのですが、結果はセミファイナル進出ですから、牛田くんの想像を絶する自分に対する厳しさのようなものを、もしかしたら断片的な映像から私たちは少し垣間見てしまったのかもしれません・・・あくまで想像ですが。
ただ、こうして573日ぶりに、私がブログを開けることになるほど、今回のショパン・コンクールでの牛田くんのピアノは、聴く者の心に響く、心を揺り動かす演奏だったと私は感じています。
私は現在、闘病中です・・・。実は、先月の半ば、膠原病になってしまいました。今はステロイドの副作用と戦いながら通院を続けています。思えばこの573日の間、いろいろなことが私にはありました。いろいろなことがあったのは私だけじゃなくて、きっと読者の皆さまもいろいろあったことと思います・・・。ブログ主として、いつもここを訪れてくださっていた皆さまの気持ちに寄り添うことすらままならず、本当に申し訳ございませんでした。
うつ病、パニック障害、複合性局所疼痛症候群の後遺症、喘息・・・そして、膠原病。本当に毎日大変で・・・
ひとつ、まだ御報告していなことがあったかと思います。私が大事に育てているセキセイインコのぴいちゃん・・・。1歳3か月ごろからろう膜の色が茶色くなり始めてしまい・・・今年の4月から3週間に一度、ホルモン剤をいただくために病院通いが続いています。
治療を開始した時・・・死ぬほど泣きました。自分を責めて、責めて、責めました・・・。
私が複合性局所疼痛症候群になって半年ほどお世話をしてあげることができなかった期間、体重を量ってご飯の量を調整することも、ケージのお掃除も私がしてあげることができず…結果として、発情を抑制することができなくて、精巣腫瘍の疑いです・・・。すべては私の責任です。できることなら私の寿命をこの子にあげたいし、この子が神様と約束してきたその日まで、私の手で幸せにしてあげたい。それができたらもう私も思い残すことはありません・・・。
家族も、私も、鳥さんも・・・全員病人なので・・・こんな状況で・・・ブログを書くどころではありませんでした。
でも、そんな私がこうして再び綴っておきたいという気持ちになれたのですから、やっぱり牛田くんのピアノ、凄いなと思います。もっともっと聴きたい。聴いていたい・・・本当に久しぶりにこんな気持ちが芽生えました。牛田くん、本当にありがとう・・・。
楽曲というものを借りて、自分というものを表現したり、主張したりする演奏者がいる一方で、その音楽を生み出した古の作曲家と、今、この時代にそれを耳にする聴衆の人生とをつなぐ媒体のように、楽曲を演奏する演奏者がいて・・・牛田くんという人は、きっと後者のピアニストなのだろうと思います。
だから・・・きっと牛田くんは、同じ魂をもつ結弦くんの芸術性に惹かれていてくれたのかなって。
2019年のファンタジーオンアイス。Toshlさんと結弦くんの伝説なコラボ・プログラム「マスカレイド」と「クリスタルメモリーズ」が生まれました。あの時、この2つの楽曲を生み出したToshlさんへの結弦くんの表現者としてのアプローチの仕方が、牛田くんと重なるんですよね・・・。
FaOI神戸で、結弦くんはこんなことを語っていました。
「Toshlさんが作っている曲なので、Toshlさんに入り込んで、入り込んで、みたいなことはやっています。だから、自分が滑っている時に、Toshlさんが見えるっていうのはすごく嬉しいと思います」
昨夜の牛田くんの演奏では、私には牛田くんとショパンが重なって見えていました。演奏が終わって、どこか納得のいかない様子で扉の向こうに消えていく後ろ姿まで…まるでショパン、に見えました。
FaOI富山では、
「マスカレイドは本当にToshlさんの内側に入りこんで、本当にToshlさんのもがいている姿とか、そういったものを自分自身が表現したいとすごく思っているプログラムで、演じ手の自分自身もものすごく大変で、ものすごく疲れるんですけれども、本当に最後の最後まで自分の体力を使い切ったプログラムになるので、ぜひそういった力強さだたったり。苦しみ、もがき、そこから最後に仮面を取って、たたきつけて終わるところまで、最後まで見てほしいなと思えるプログラムです」
とも語っていて・・・。
楽曲へのアプローチの仕方が、結弦くんと牛田くん、すごく似ているなって思うのは、きっと私だけじゃないですよね。
牛田くんのショパン・コンクール。コンクールなんだけど、牛田くんの選曲の組み立てや、その演奏を聴いていると、ショパンという作曲家が、決して日本人なら誰もが知っている甘美で切ない音楽を作ってきた人ではなくて・・・。ショパンという作曲家がひとりの人間として、私たちと同じように、あるいはそれ以上に、苦悩や歓喜、怒り、希望、絶望・・・あらゆる感情の狭間で揺れ動き、傷つき、もがき苦しみながらも、長いトンネルの先にひとすじの光を求めてやまなかったリアルな姿というものが、見えてくるようです。
牛田くんが、ショパンの中に入って、作曲家ショパンのリアルな姿を私たちにそのピアノを通して感じさせてくれている・・・それが、演奏を聞き終わった後も、じわじわと深い感動が湧いてくるような感覚になる理由なのかな・・・。
大きな会場で演奏会が催されることが多い現代では、時代の流れなのか、いかに高速で弾けるかとか、いかに大きな音を出せるかとか、といった目に見えてわかりやすい技術やパフォーマンスに注目されがちかもしれないけれど、作曲家の思いを伝えるにはそうしたことは必ずしも必要ではなくて、むしろ古のあの時代、サロンのような場所で弾くことの多かったショパンがピアノに乗せていた「思い」というものは、あのピアニッシモのような繊細な一音一音にこそ宿っていたはず。そのピアニッシモを現代に美しく響かせるという技術や、それを伝えようという演奏者の思い・・・私はそういうものに心惹かれます。
3次予選は14~16日、本選は18~20日に実施されます。3次の牛田くんの登場時間は日本時間で10月16日(木)昼の部17:00~です。
少し難しい時間帯かもしれませんが、アーカイブもあると思いますので、1次、2次と併せてぜひ、牛田くんの演奏、聴いてみてくださいね。
ステロイドの副作用がひどいのですが、減薬したら元に戻ってしまったので、減薬には慎重にならざるを得ず、毎日が憂鬱なのですが・・・。愛しいぴいちゃんのお世話をまだまだしたいし、牛田くんのピアノも聴きたい。そして、今は充電中のこの次の結弦くんの活躍も見たい・・・。
みなさんもいろいろ辛いこと、苦しいこと、毎日あることと思いますが、なんとか頑張っていきましょうね!
結弦くんや牛田くんといった存在に出会えて幸せだし、辛いことばかりじゃないんだって、自分に言い聞かせつつ、皆さんの健康とお幸せを願いつつ・・・この辺で失礼いたします。
牛田くん、セミファイナル、きっと思うような演奏ができますよ。応援しています!
牛田くんのピアノのおかげで、私はショパンの人生に思いを馳せながら、とても慰められています。
牛田くん、本当に、元気をくださって、ありがとう!
実に私はこれまで結弦くんと牛田くんに関して35もの記事を綴っていたのでした・・・(;^_^A