勝敗が決まって少しの間、結弦くんがとても落ち込んでいるように見えたのですが・・・、その後のインタビューを聞いてみると全くメンタルの心配はないですね!本当にこの人は全ての出来事を自分の成長に即座につなげていける人なんだな、とまた改めて思い知らされました。あとは怪我のケアだけですね。
結弦くんが競技に戻ってくれたことだけでも奇跡のようなことなのに、また新たにこのようなモチベーションで私たちに挑戦する姿を見せてくれるという、夢のような出来事に私たちファンは、ただ、ただ、ひたすら感謝しかありません。
試合の後の結弦くんのインタビューほど面白いものはありません。トップアスリートしか見ることのできない景色を、私たち一般の人々にも分かりやすくイメージ化し、的確な言葉を選択して伝えるチカラ。
インタビューを受けながらどんどん結弦くんの頭の中が整理されてひとつの方向性を見出していくのが手に取るようにわかります。これからも、どんどん、どんどん、自分というものを広く世の中に発信していってほしいです。結弦くんの言葉は本当に多くの人々をインスパイアし、迷える者を岸へと導く灯台の灯りのようです。
結弦くんの凄いところは、五輪二連覇を達成した現役レジェンド・スケーターでありながら、今回敗北を喫した若いネイサンを本当に心から尊敬している、と口にすることができるところ。これはなかなかできないことですよね。さらっと言っていますが、この素直さと純粋さこそが、結弦くんが結弦くんたる所以なのだろうと思いました。
ネイサンもまた、結弦くんと同じようにきっとご家庭でしっかりと子供の頃から良い教育を受けてきた人に違いありません。結弦くんとネイサン。ヤグプル時代を彷彿とさせるような、2人が同じ試合に出るというだけで、ワクワクドキドキが止まらなくなりますね。
結弦くんは五輪二連覇という偉業を成し遂げたという、ある意味縛りのようなものが取り払われて、また少年に戻ったような、負けてあんなに嬉しそうにインタビューに応じている結弦くんという人は、本当に心から応援せずにはいられない人だと思いました。
これからもどんどん語ってください!
■ 2019.03.25 日テレevery.
☆敗北でも嬉しいワケ
「嬉し過ぎて言葉が出ない」
ネイサンの演技について
「かっこよかったです。もう全部出来上がっているなっていう。“尊敬したい”“尊敬できる”って心から思えたんですよね。だから、今回負けてすごく清々しくて、なんか気持ちいいんですよね、負けてるのに」

スモメダにて
「僕がクリーンな演技をしたら絶対に勝てる、という状態を目指して、頑張ります。アクセル頑張ります。ルッツも頑張ります。フリップも頑張ります」
■ 2019.03.25 テレ朝報道ステーション
松岡修造さんによる結弦くんインタビュー
結弦くん
「まあでも、感覚的に『しっかり負けたな』という感覚もあるし、ある意味、『負けられたな』っていう・・・」
松岡さん
「負けられた?」
結弦くん
「絶対に勝たなきゃ、絶対に勝たなきゃ、ってずっと張り詰めてたので、自分が勝ちたいという気持ちの期待度の大きさと、周りからの羽生結弦は復帰戦でもオリンピックでも勝てたから勝てるよね、という期待の大きさと、それを両方見た時のさらに自分がかける重しと、なんかすごいいろんなものが固まって、その中に『勝利』というものがあったので、もうなんか揺るがなかったんですよね。それがなんか外側から全部取っ払ってもらって、何か今、ちょっとフリーな感じ」
フィニッシュのガッツポーズについて
「血がにじむような努力を本当に今回もしてきたんですよ。ほんと駄目だ、疲れた、もうこれ以上動けない、というのをほぼ毎日のように繰り返していて、最後の一番追い込んだ日、トレーニングで追い込んだ日、自分、泣いたんですよ。なんかその泣いた気持ちが、ああ、これでもう、苦しい日々は終わった。フリーの時の自分に『この苦しみに耐えたから、あとは幸せをお前に託すよ』ってこうやってやった(ガッツポーズ)。
でも、あの瞬間に『勝てた』という確信が平昌の時と違って、ないんですよね。彼(ネイサン)は今までのいろんな試合の中で、僕の後の試合っていうのを、僕の後のフリーっていうのを結構経験しているんですよね。
駄目だった経験もしているし、その後に良かった経験もたくさんしているんですよ。ただ、今回それプラスアルファで、自分が意思を持ってコントロールした上で、自分の演技に集中し切れるっていう。で、今回、日本開催、羽生の後、プーの雪崩が起きるだろう、と。ウォーミングアップができない。しかもアウェーという状況の中で、“レール”みたいなものがちゃんと見えたんですよね、今回」
ネイサンについて
「今回、尊敬の意が強くなりました。トップアスリートが持つべきメンタルの良さ、リスペクトの精神と、カッコいい!すごい!これで十代か!って。ただやっぱり、また超えたい存在が出てきてうれしい、というのが正直ですね。
自分が具体的に思い描いたゴールを1回達成してしまったがために、モチベーションが不安定だったんですよ。ものすごく強い敵に対して、裏技とか使わずに正面から技術力で突破するっていう、そのなんかゾワーっとする『勝ってやる!というのが、多分、昔っから好きなんですよね。メンタルとか、努力とか、そういうのじゃ足りないないんだっていう』
松岡さん
「そうすると、具体的に4回転アクセルとか?」
結弦くん
「もしかしたら4回転アクセル、4回転ルッツ、4回転フリップをやるにあたっては、多分、1日にそれこそ5段、6段をとばして跳ばないといけないぐらいのパワーを必要とする時があるんですね。その力がほしい。1発に懸ける力がもっとないとダメ。『もっと強くなれよ!!』って感じですよ」
「今までは十分熱くなったんですよ。練習に向けても、トレーニングしても、ずっと熱くなってたんですよ。ただ、熱くなるだけじゃダメだろっていう(笑)」
松岡さん
「羽生さんがそう言うか!」
結弦くん
「(笑)修造さんに『熱くなるだけじゃダメ』ってなかなか言えないよな。」
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結弦くん、怪我の治療に専念。
