余韻と余白・・・ | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

こちらの本のレビューを今ごろ始めたのですが、興味深いコメントがありましたのでご紹介したいと思います。(この本自体は写真はそれほど多くはありません。)

 


「(オータム・クラシックのSPは)ジャンプの質が本当に素晴らしかった。プログラムとしては、彼ならまだまだ進化させていける。私は羽生選手のショパンのバラードでの余白や余韻の使い方を楽しんでいる。今はまず4回転2種類という素晴らしいエレメンツを際立たせている状態だが、余白の方に惹きつけられる動きや輝きが出てくるのは、これからだろう。試合ごとに彼がプログラムに気持を注ぎ込むことで、動きのアクセントも出て、さらに素晴らしいものに変わるのを楽しみにしたい。」
2017.09.26 ISU審判員小塚あゆみ氏



余白や余韻・・・。これこそ結弦くんのプログラムの素晴らしさだと私も思うのです。

今回のロシア大会のエキシビション。ノッテ・ステラータの音楽の最後の音が終わっても、結弦くんは余韻に合わせて少し長めのスピンをし、静かにその回転をほどくと両手を前方に放して・・・その動作は胸に抱いた白鳥を飛び立たせようとするかのように見えました。そこで一瞬手を止めて、再びもっと空へと手を伸ばし、それが私には白鳥の飛翔をそっと後押しするような動作に見えたのです。


音楽は終わっています。でも、余韻は続いている・・・。結弦くんは余韻すら音楽と捉えてあんな素敵な動作ができるんですね。

 

gettyimages


私は昔、教わっていたピアノの先生に「休符も休符という名前の音符だと考えなさい」と言われたことがありました。それは目からウロコの教えでした。




結弦くんの演技を見ていると、それをスケートでやっているように思われるのです。おそらくそれも本能で・・・。

音ではなくて、音の余韻の方に動作をわざと合わせているような事もありますよね。そういうのを見ると鳥肌が立つのです。結弦くん、スゴ過ぎる・・・と。

あれだけ詰め込まれたプログラムの中で、観る側に余韻や余白の美しさを感じさせるものがある。今はまだシーズン序盤で点数にばかり目が行きがちですが、結弦くんの真価が際立っていくのはこれからだと思います。

 

結弦くんはもしかしたら・・・バラード第1番の楽譜を持っているかもしれませんね。そこまで深く・・・研究し尽くしているような気がしてなりません。

 

 

 

「羽生さんは別格」…平昌五輪前に、元女子フィギュアスケーター中野友加里さん特別インタビュー!!

ダ・ヴィンチニュース 2017.10.29