【追記】
Fantasy on Ice2017 テレビ放送
BS朝日 幕張公演
■放送日時:2017年5月28日(日)21:00 ~ 22:54
ポゴリラヤさんのthe Rose、放送されるとよいなと思います・・・。
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「私事ですが・・・」ってなんだか流行っているらしいのですが(笑)、Fantasy on Ice 幕張で素敵なお話を伺ったので、皆さんにお伝えしますね。
この週末、幕張でスケーターの皆さんとコラボをされているピアニストの清塚信也さん。結弦くんと織田くんとスリーショットのお写真をツィッターにアップしてくださいました(↓)
https://twitter.com/ShinyaKiyozuka/status/868408947861929984
清塚さんのツィッターに感想をお送りしたら、タイミングが良かったのか「嬉しいなあ。」とひと言いただきました ![]()
清塚さんが度々使われる「余白」という言葉・・・。一言一句、正確に覚えている訳ではないのですが、
「今までいろいろなコラボをやってきたけれど、フィギュアスケートとピアノのコラボほど感動的なものはなかった。ピアノの演奏で作り出された余白にスケートがはまってくれる感じが感動的。スケートとピアノはお互い『余白』を残すところがよく似ていて、僕たちはそれを観客に委ねる。その『余白』を埋めてくれるのが、観客の受け止め方やコラボの相手。『余白』がお互いのピースで埋まっていくとき、感動が生まれる。だから、ぼくはここでピアノを弾きながら泣きそうになった・・・」
そういった内容だったかと思います。
清塚さんとスケーターさんたちとのコラボは本当にどれも素晴らしかったのですが、今日は中でも、アンナ・ポゴリラヤさん/大黒摩季さん/清塚信也さんのコラボ「The Rose」がとりわけ感動的でした。
スケーター、アーティスト、観客が一体となったような、どのピースが欠けても成り立たないような、そんな素晴らしいプログラムとなりました。滑っていたアンナ・ポゴリラヤさん自身が感極まって、おそらく涙されていたと思います。
スケーター、アーティスト、観客、そしてこの素晴らしいショーを作り出すために、裏方のお仕事に携わってこられた皆さん・・・それぞれが作り出した『余白』が、ライブのパフォーマンスを通して、ひとつ、またひとつと、美しいピースで埋められてゆく・・・。そして最後に、1枚の美しい絵が完成される。素晴らしいですね。
『余白』という言葉を使った説明はとても絵画的だなと思いました。このお話は絵画や写真の世界にも言えることかな。
ある人物の写真や絵を描く時、対象である人物をドンと中央に据える構図より、少し余白を与えた配置にする方が「物語」が生まれることがあります。
「余白」は見る者の想像力に委ねられるピースです。描いた人とそれを見る者の間に感動の往来が生まれる時、絵も写真も命を得ます。アイスショーのコラボもそれと似ているかもしれません。
このお話で思い出した記事があります。「天と地のレクイエム」の原曲が震災をイメージして作曲されたにもかかわらず、プログラム名からそれと受け取れる言葉がない理由についてですね。
webSportiva 2015.07.13(文:折山淑美さん)
羽生結弦が新エキシビション『天と地のレクイエム』に込めた思い
「振り付けの宮本賢二先生とは『こういうイメージでやろう』というのは固まっています。でも、『これを受け取ってほしい』というのは考えないようにしようと思っています。アイスショーというのはナマ物ですし、そこで作りあげるイメージはその時限りのものでしかない。だから、観ている皆さんには、その時感じたことや、その時に思い浮かんだ風景とか、心の中に浮かんできた思いなどを大切にしていただいて、それぞれの記憶に少しでも残してもらえれば、と思っています。」
昨年のノリノリのプリンスでさえ、結弦くんの演技には一方的な「押し付け感」が全く感じられませんでした。あったのは観客と共有できた素晴らしい時間です。
「Hope & Legacy」も見る側に完全に委ねられたプログラムです。SEIMEIやバラード第1番に至っては、完全に引いている。
にもかかわらず、彼のプログラムはその一つ一つが客席の隅々にまで、テレビやインターネットを通した世界中のお茶の間にまで伝わっていきます。
そこには、見る側の『余白』を大切にする結弦くんの思いを感じます。
結弦くんは清塚さんと少しお話する時間はあったのかな。清塚さんの「余白」のお話、結弦くんにも届くといいなと思います。できればお二人のコラボもいつか見てみたいな・・・。
という訳で、五輪のバラード第1番は、きっとすごい作品に仕上がりますよ。



