3/5(日)横浜・青葉台のアンティークスヴィオレッタさんにて

「桃の節句 雛の膳」を開催させていただきました。ご報告記事です。

 

今回も贅沢にアンティークの器を使わせていただき

美味しいお食事とお菓子、お抹茶で楽しい時間を過ごすことができました。

→早速ご感想記事をいただいています:荒木あすみさんありがとう

 和のアフタヌーンティー☆桃の節句・雛の膳に参加してまいりました

 

店内には、雛人形の段飾りが登場。

 

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(右側の花瓶は、ラリックのあざみ紋花器)

 

今回の「雛の膳」。

まずは、桜の花びらを浮かべた甘酒(米麹による)を

ウェルカムドリンク(画像・左上)としてお召し上がりいただき

その後、このようなお膳になりました。

 

ウェルカムドリンクは、桜の塩漬けを水で戻して塩を流して茎を切り

花びらだけにし、甘酒に浮かべています。

うっすらとピンクが透けて、雛祭りらしい演出に。


ちなみに、注がれたグラスは、仏アンティークのリキュールグラス。

ホルダーのシルバー部分は外すことができます。
 

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ガラスも面取りになっていて、明かりにきらめいて美しく

飲み口が薄くて、口当たりも優しい。職人さんの技術とセンスが素晴らしいお品。

リボンやガーランド?のようなモチーフ。女性向けに作られたのでしょうか。

 

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ミントンのアンティークのプレートに盛り付けられたのは、

卵にくるまれたふくさ寿司、菱餅にちなんだお寿司。緑はとびっこだそうです。

そして、極めつけはお稲荷さん!

 

菜の花の辛し和えに添えられたのは、桃の実の甘酢漬け。

桃の実の旬は秋ですが、この時期、数少なく出回るものがあるようで

取り寄せて甘酢漬けにしてくださった、とのこと。

これらはスタッフMさんの手作り。 美味しく頂きました^^

 

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蛤のお吸い物。江戸時代の骨董の器で(お店の方の私物)。

ため息が出るほどの、細かい絵付け。

職人さんの非常に高い技術が垣間見える、繊細で狂いのない線。

一本一本、手描きで毎回、ため息が出ます。

 

毎回、テーマに合わせて作られる飾り寿司。他では見られない出来栄えで

目にも口にも美味しく、幸せになります~

 

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あちこちから、美味しい!この材料は何ですか?どうやって作るの?とお声が。

お吸い物のお椀も絵変わりなので、お互いに見せ合いっこしたり

みなさん、とても楽しそう。盛り上がりました。

 

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お召し上がりの間は、「上巳の節句」が「桃の節句」と呼ばれるようになり

現在の雛人形を飾るようになるまで、など、桃の節句と雛祭りについて

由来や様々なエピソードを、ご説明しました。

 

上巳の節句(桃の節句)に雛人形を飾るようになったのは、江戸時代から。

では、なぜ雛人形を桃の節句に飾るようになったのか?

その成り立ちも、古来からの伝統が複数重なってのものでした。

 

雛人形についても、関東と京都(古式)との並びの違い、

そのきっかけ、橘と桜の位置、顔立ちの特徴などもお話しました。

京都ご出身の方もいらしたので、かえって関東の雛人形についても

ご紹介する機会にもなりました。

 

ちょうど、店内に飾られたお雛様は、関東の並び。

 

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私が持参した掛物の絵柄は、古式。見比べられて良かったです。

 

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全体図はこちら。今回は、短冊にしましたが、照明とのバランスがちょうどよかったです。

 

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文言は「桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)」。

この時期、お稽古やお茶室でよく見かける文言です。

出典元の漢詩は切ないけれど、桃の花が今年も変わらずにほころんできたよ、と

春の訪れが表現されていることをご紹介しました。

 

活けられたお花は、桃の他にラナンキュラス、ピンクや深紅の

スイートピーが合わせられて、店内は華やか!

 

そして雛祭りといえば、あの歌「お内裏さ~まとお雛様♪」の歌詞に

 実は誤りがあった、というお話も。

作詞家の方が気づいた時にはすでに世に出ていてもう遅く

ずっと後悔されていたそうです。。。

 

さらに、江戸時代には雛人形を重陽の節句に飾っていたそうです。

私のお雛様は小さいので、ちょっと今年はやってみようと思っていまして

重陽の節句の回(9/9開催)に、この習慣についても、お話ししますね!

 

その他にも、改めて調べると、結構いろいろありましたので

桃花酒や、白酒と甘酒についてもお話しています。

 

お食事がすんだ後は、お茶の時間です。

まずは、主菓子。今回、特別にお願いして作っていただいた

「ひちぎり(引千切)」(七條甘春堂)です。

 

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アンティークのウェッジウッドのプレートに盛り付けられて。
お菓子が取り分けられた後は、この下に描かれたフラワーブーケが
色鮮やかに登場しました。
 
ひちぎり(あこやとも言います)は、京都の雛祭りの時に食べられている和菓子で、
平安時代の上流階級の子女のために行われていた戴餅(いただきもち)に由来する、
という説があるため、今回、どうしてもご紹介したかったので、探しに探しました。
戴餅、紫式部日記や栄花物語に登場するんですよ。

不思議な形をしておりますが、戴餅について知ると、なるほど~と思うのです。
私なんて、初めて見た時「ど・・・どうしたんだろう?今日のお菓子叫び」って思いましたから。
東京では、菜の花やさくらのお菓子の方が売れてゆくため、店頭には並ばないそうで・・・
七條甘春堂さん曰く「お茶をやる人くらいしか、関東だとなじみがないみたいであせる」
とおっしゃってました。

実際に、お見せすると、「なるほど~実は、なぜ今頃、紫陽花が?って思ってました」
「白い方、シラスっぽいかも・・・」確かに!!(私もシラス、好きです♡)

いただくために中を割ってみると、こんな様子です。
 
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皆さん、珍しいのと面白いのとで、とても喜んでいただきました。(良かった!)

ちなみに、雛祭りに当たるような、子供のお祝いや行事がヨーロッパにあるのか
青山さんに聞いたところ、イースターのエッグハントなどは
あっても、日本の雛祭りやこどもの日に当たるようなものはないそうです。

ヨーロッパやイギリスは、子供=小さい大人 だそうで
大人と同じ仕立ての服など着せていたくらいだそうです。
子供服ができたのも、ヴィクトリアン以降とか。
違うものですよね~
 
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この後は、お抹茶を点てて頂く練習をしました。
↑はお茶碗の扱い方を説明しているところ。
お茶碗を回す理由や、原則も簡単にお伝えしています。

2服目のお伴は、お干菓子。
 
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一つは、俵屋吉富の「ほろよいお雛様」。
シルバーのピアッシングスタンドに盛り付けられて。まるで、高坏のようです。
 
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↑あえて景色のように、並べてくださいました。
いつもリキュールが入った季節のボンボンなのですが、
この時期は米麹の甘酒入り、というもの。
 
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もう一つは、下の着せガラスの器に盛りつけられた、末富のうすべに。
 
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バカラのアンティークで、野バラの絵。
一見、桜のようにも見えて不思議でした。

茶器もアンティークの器をお借りしました。こちらはマイセンの蓋物。
ボンボンなど小菓子を入れておくものだそうです。
 
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もう1つの茶器として、マイセンの薔薇のシュガーポットを使わせていただきました。
生地の質感が違うのは、さすがですよね。持つだけでわかります。



シルバーのポットで、皆さんにお湯をお茶碗に注いでいただき
ご自身で点てていただきました。

リピートでご参加くださっている方は、さすがにもう、お上手。
初めての方も、コツをお伝えすると、2回目はお茶筅の音も違っており
上達されていて、とても嬉しく思いました。

今回は、桃の節句のお話が中心になりましたが
ご質問では、和食に関するご質問もでましたので、わかる範囲内で
お答えしました。

◆汁椀の蓋は、途中で蓋を冷めないようにすることがありますか?
   →おそらく、ありません。
   茶事の懐石では、途中で汁替えをしますので
   そう冷めないうちに頂いてしまいます。再び蓋をするのは、 食べ終わって
   下げる時だけです。
   おそらく、会席についても、冷めないうちに召し上がれるよう
   メニューの順番や量が加減されているかと思います。
   趣向やお店のお考えもあるので一概に言えませんが、一般的に
   こちらも食事中に冷めないように蓋をすることはないと思います。

他にも、お椀を持ちつつお箸を取り上げるやり方についてご質問があり
練習して、無事終了しました。

楽しかった!美味しかった!という、皆さんの笑顔を見て
本当に良かったです。

また、お家の内裏雛が大きく、出していませんが来年は必ず出します!と
ご帰宅後、お抹茶を点ててお家で雛祭りのお茶の時間を過ごしてくださったN様より
画像と共に、そんなお言葉もいただきました。

お家で取り入れていただけるように、講座内容を考えておりますので
嬉しかったです!
スペースの確保、出しても仕舞うのが大変だと思いますが
少しでも、上巳の節句、雛祭りを楽しんでいただけたら。

ご参加の皆様、ヴィオレッタの皆様、ありがとうございました。

さて、アンティークスヴィオレッタさんでの次の回は
5/14(日)13:00~15:30端午の節句~菖蒲の膳です。

昔はむしろ女性のために行われたお節句でした。
そして、私などはその由来を知った時、お米をどれだけ大切に
していたかが伺え、改めて主食のお米が大切にされたことを思ったものです。

そんなこともご紹介しつつ、参加者に女性が多いので
女性が楽しめるよう、兜や鯉のぼりだけではない趣向で美味しく、楽しく
お迎えしたいと思います。

どうぞお楽しみに^^ 
もちろん、お腹をすかしていらしてくださいませ←必須です♡
 
お待ちしております!
 
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↑右:青山櫻さん 花霞のような模様が素敵。
私自身は、雛祭りなので、菱餅のような色合わせにしてみました。
(わかりにくいけど、帯揚げを白地にして、頑張ってみました!)