カウンセラーのところに来る困ったちゃん~転移の扱い方~
ようこそ、妻夫木です。
【転移】ってなかなか日常生活では聞かない用語だと想います。医療分野では「がんの転移」などで使われますが、心理学における【転移】とはこのような意味を持っています。
■転移
<transference>
カウンセリングや心理療法をしていく中で、クライアントが無意識にカウンセラー・治療者に対して、親など過去に出会った人物に対して抱いたものと同様の感情や態度を示すときがある。
これを転移といい、陽性と陰性に分かれる。陽性転移の場合は信頼、感謝、尊敬、情愛などで、陰性転移の場合は敵意、不信、恨み、攻撃性などの感情である。
治療者は、これらの感情を分析することでクライアントの心の中核に迫っていき、治療に活かすことができる。
クライアントが自分の依存や不安に気づき、こうした転移を乗り越えたとき、治療者との信頼が深まりカウンセリングもスムーズに進む。
クライアントの転移感情は複雑で、甘えと恨みが裏表になっていたり、恋愛感情のあとに攻撃性を示したりなど、両方が現れ、陽性でも陰性でも、そうした感情が強く表れると、反対に治療者が巻き込まれてしまうことがある。
治療過程で、反対に治療者の側がクライアントに特殊な感情(恋愛感情など)を持つようになることを逆転移という。
さて、心理を扱う仕事をしていると、この転移(逆転移も)がよく起こります。
いわゆる、過去のその方にとって重要な方との間で本来生じるはずの感情が、治療者に対して生じてしまうのです。
当然プロのカウンセラーならその場面を体験しているはずなのですが、これがなかなか慣れないものです(転移の性質上、慣れたらあかんのですけどね(^^;)。
母への怒りを治療者にぶつけてみたり、自分を受け入れてくれる治療者に愛情を感じてみたりとさまざまな感情が生じ、振り回されます。
まずこういった場合に大事なことは、「今転移が起こっていること」に治療者がまず気づくこと。
クライエントに伝えるかどうかは、場面場面によってさまざまなので、その治療者が感じるようにするのが一番正しいと想っています。
そしてここからが大事なのですが、気づいたら振り回されず、どっしり構えておくことです。
くれぐれも相手のフィールドに入ってはいけません。
「共感することが仕事じゃないの?」と聞かれることも多いですが、相手の転移が生じているときには乗っからないことが基本原則です。
さらに言うと、ちゃんと治療が行われているなら、転移に限らず治療者の感覚における「やりにくさ」が必ず生じます。
それを治療者が乗り越えたとき、まるでそれを血清であるかのようにクライエントは取り入れ、治っていく(楽になること含めて)のです。
もしかしたらこの転移過程でクラインとが一時離れることがあるかも知れません。
ですが、これも必要な過程なのです。
自分のところで治って欲しいと想う気持ちもあるかも知れませんが、自分以外のところでそのクライエントが治るなら治るでいいのです。
相手には決定権がある のですから。
離れるときにはあなたに罵詈雑言を投げかけて去るかも知れません。
ですが、それもその方にとっては必要なことなのです。
そう言わざるを得なかった。
で、上記の内容に戻ります。
相手のフィールドに入らない。当然追いかけてはいけません。
次に相手が求めてきたときに受け止めるだけで構いません。
また愛着性の問題や、人格障がいと呼ばれる方も最近増えて来ています。
今回は本題と外れるのであえて説明はしませんが、人格障がいの方は「大好き」があることをきっかけに「大嫌い」になります。
それをされる側はしんどいですが、世の中にはそういう方もいる、もっと言うと離れていったのは相手のせいくらいに想うことも時には大事です。
反省はほどほどにして、治療者としてのパワーを失わないように気をつけてくださいね。
直接お会いした方、コメントなどでめっちゃ絡みのある方以外はメルマガ登録していただけると、アメンバー記事を読むことが出来ます。
【転移】ってなかなか日常生活では聞かない用語だと想います。医療分野では「がんの転移」などで使われますが、心理学における【転移】とはこのような意味を持っています。
■転移
<transference>
カウンセリングや心理療法をしていく中で、クライアントが無意識にカウンセラー・治療者に対して、親など過去に出会った人物に対して抱いたものと同様の感情や態度を示すときがある。
これを転移といい、陽性と陰性に分かれる。陽性転移の場合は信頼、感謝、尊敬、情愛などで、陰性転移の場合は敵意、不信、恨み、攻撃性などの感情である。
治療者は、これらの感情を分析することでクライアントの心の中核に迫っていき、治療に活かすことができる。
クライアントが自分の依存や不安に気づき、こうした転移を乗り越えたとき、治療者との信頼が深まりカウンセリングもスムーズに進む。
クライアントの転移感情は複雑で、甘えと恨みが裏表になっていたり、恋愛感情のあとに攻撃性を示したりなど、両方が現れ、陽性でも陰性でも、そうした感情が強く表れると、反対に治療者が巻き込まれてしまうことがある。
治療過程で、反対に治療者の側がクライアントに特殊な感情(恋愛感情など)を持つようになることを逆転移という。
さて、心理を扱う仕事をしていると、この転移(逆転移も)がよく起こります。
いわゆる、過去のその方にとって重要な方との間で本来生じるはずの感情が、治療者に対して生じてしまうのです。
当然プロのカウンセラーならその場面を体験しているはずなのですが、これがなかなか慣れないものです(転移の性質上、慣れたらあかんのですけどね(^^;)。
母への怒りを治療者にぶつけてみたり、自分を受け入れてくれる治療者に愛情を感じてみたりとさまざまな感情が生じ、振り回されます。
まずこういった場合に大事なことは、「今転移が起こっていること」に治療者がまず気づくこと。
クライエントに伝えるかどうかは、場面場面によってさまざまなので、その治療者が感じるようにするのが一番正しいと想っています。
そしてここからが大事なのですが、気づいたら振り回されず、どっしり構えておくことです。
くれぐれも相手のフィールドに入ってはいけません。
「共感することが仕事じゃないの?」と聞かれることも多いですが、相手の転移が生じているときには乗っからないことが基本原則です。
さらに言うと、ちゃんと治療が行われているなら、転移に限らず治療者の感覚における「やりにくさ」が必ず生じます。
それを治療者が乗り越えたとき、まるでそれを血清であるかのようにクライエントは取り入れ、治っていく(楽になること含めて)のです。
もしかしたらこの転移過程でクラインとが一時離れることがあるかも知れません。
ですが、これも必要な過程なのです。
自分のところで治って欲しいと想う気持ちもあるかも知れませんが、自分以外のところでそのクライエントが治るなら治るでいいのです。
相手には決定権がある のですから。
離れるときにはあなたに罵詈雑言を投げかけて去るかも知れません。
ですが、それもその方にとっては必要なことなのです。
そう言わざるを得なかった。
で、上記の内容に戻ります。
相手のフィールドに入らない。当然追いかけてはいけません。
次に相手が求めてきたときに受け止めるだけで構いません。
また愛着性の問題や、人格障がいと呼ばれる方も最近増えて来ています。
今回は本題と外れるのであえて説明はしませんが、人格障がいの方は「大好き」があることをきっかけに「大嫌い」になります。
それをされる側はしんどいですが、世の中にはそういう方もいる、もっと言うと離れていったのは相手のせいくらいに想うことも時には大事です。
反省はほどほどにして、治療者としてのパワーを失わないように気をつけてくださいね。
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