あなたのことをもっと教えて下さい
臨床心理士妻夫木がブログを書くときに意識していることを書いています。初めての方は、是非一度お読み下さい。
http://hama-sush-jp.pro/plain-heart/entry-10250070725.html
突然ですが、成功の反対は何でしょう?
もう使い古されてることなんで答えをいきなり書いちゃいます。
成功の反対は失敗!
・・・ではありません。もちろん。
成功の反対は何もしないこと。
このことは自己啓発系の本を読んだ方ならご存知のことと思います。
特に経営者の方にとっては当たり前というくらい浸透していることではないでしょうか?
このように「逆」の意味を考えることは事業を大きくする上で必要不可欠だからです。
例えばこんな例があります。新幹線でグリーン車の改善がされた。
普通はサービスが向上したと考えます。
このことを逆に考えるとどうなるでしょう?
先日実際にこの話を例に挙げ、数名の高校生が居る場で聞いてみたら、
・席が狭くなった(席の改善=一人あたりのスペースが広くなった→席が狭くなったという発想のようです)
・値段が上がった(そりゃそうだ)(笑)
・逆に座りにくくなった(なんで?)(笑)
・・・などなど子どもらしい自由な発想が出てきました。
さて、皆さんはこの「グリーン車の改善」という言葉を聴いてどのように感じられたでしょうか?
・・・ではここでの回答を上げておきます。
「一般席をわざわざ悪いままにしている。
なぜならグリーン車の価値を高め、金持ちに気分よくお金を出させるため」
ということです。
もちろんこれ以外にも答えはあると想います。
ですが、この答えが一番言いたいことを説明する上で効果的と感じたので今回はこれで行きます。
人間のどの行動や行為にも意図があります。今回のことは、新幹線の利用を増やすためにどのような意図があったか。
席の値段を下げて、利用しやすくしたのではなく、高い値段のものにさらに付加価値をつけて、気分よく金を出す人をさらに気分よくさせた。
これが新幹線の利用を増やすために行われたことだと想います。
では我々心理を扱う人間に置き換えるとどうなるか?
心理学では相手の気持ちを推し量り、汲み取ることをしていますが、正直他人の気持ちなんて分かるわけがありません。
だって他人ですから。と言っては身もふたもないですね。
ですが、意図は汲み取れます。
どうやってか?
行動や行為から読み取ります。
普段交流のある方やクライエントの方には私が言っていることがご理解いただけることかと想います。
人の気持ちを推し量るのは目に見えない気持ちよりも目に見える行動や行為で見るほうが分かりやすいです。
よくカウンセリングでは共感が大事といいますが、個人的に誰かの気持ちに立つのはおこがましいと想っています。
なので私は気楽に「分かるよ」とか「お察しします」という言葉を使うことが苦手です。
どうしても言うのは確実に相手が欲している言葉が「分かるよ」「察してるよ」というときだけです。
それよりは行動や行為から意図を汲み取り、その意図を元に自分ならどう感じているか、何を伝えたいと想うか、これを大事にしています。
すなわち行動や行為から意図を推測し、意図を理解することが気持ちを理解することに繋がると考えています。
独りよがりにならないように当然、確認します。
いきなり一足飛びに気持ちを理解するのではなく、まずは相手の意図を理解すること、これを心がけています。
「あなたのことをまだ十分に分かっていない私にもっと話して教えてほしい」
私が大事にしているスタンスです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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