先週のサークル水曜団体レッスンで、ある人からこう言われた。


 「もっと楽しく踊りたい。今のレッスンでは、何も得られていない気がする」


 その言葉を聞いて、改めて思った。

 やっぱり私は、“楽しいだけの場所”を作りたいわけではないのだと。


 この団体レッスンでやっているのは、

 その場を気持ちよく踊って終わるための練習ではない。


 長年身体に染みついてきた曖昧な癖を一度壊して、立ち方、重心、タイミング、指先まで、土台から作り直していくための時間だ。


 それは、正直しんどい。


 今までより下手になったように感じる時期もある。

 踊れなくなった気がして、情けなくなる時期もある。


 でも私は、

 その時期を通らないと、本物の変化は来ないと思っている。




 🌺 週に一度、3時間。

 ごまかしのきかない基礎と反復。


 🌺 3ヶ月ごとに一つの種目を深く掘り下げ、先生がじっくりみてくれる。

 そして、一日高強度な集中キャンプ


 🌺 4ヶ月ごとに大きな舞台で形にしていく。


 ただ「習う」だけではなく、身体を育て、踊りを育て、自分を育てていく。


 そういう場所にしたいと思っている。



 特に50代、60代の私たちには、

 若さの勢いとは別の強さがある。


 速さや柔らかさではなく、積み重ねてきた人生がにじむような踊り。


 誰かに媚びるためではなく、自分を裏切らないための踊り。

 私は、そういうダンスが好きだ。



 今このサークルには、その価値をちゃんと理解して、黙々と練習を積み重ねている仲間がいる。

 派手ではない。

 でも、強い。

 私は、そういう人たちと一緒に進んでいきたい。

 この練習場所は、気軽に楽しみたい人を否定する場所ではない。

 でももし、

 もっと深く踊りたい。

 今の自分を超えていきたい。

 年齢を言い訳にしない踊りを手に入れたい。

  そう思っているなら、きっとここは、意味のある場所になる。


 泥臭い練習は、いつか必ず踊りの中に返ってくる。

 私はそれを、信じている。