フェラータって何?

 

今回のドロミテでは、まさか自分の人生でやるとは1ミリも思っていなかった“フェラータ”というものをすることになっていた。 フェラータというのは、専用の器具をつけて岩場を登ったり歩いたりできる山のルートである。もともとは第一次世界大戦のときに兵士たちがドロミテの山岳地帯を移動するために作った道だったらしい。 それが今では整備されて、一般の登山者でも安全に岩場を楽しめるルートになっている。ドロミテにはこのフェラータが本当にたくさんあって、「こんなにあるのか」と驚くほど。世界の山をいくつか歩いてきたけれど、フェラータがある山域に来たのは初めて。そして、この地域にはフェラータルートがたくさん存在するのである。(地図を見るとフェラータの道がわかるようになっている。)

 

私はずっと「岩登りの世界は自分の世界じゃない」と思っていて、日本の山でも剣岳やジャンダルム、北鎌などには挑戦してこなかった。単純に怖かったからてへぺろ でも今回はせっかくの機会なので、地味にトレーニングをしていて、一応挑戦する予定であった。

 

ところが、ドロミテに着いてから話を聞いてみると、想像していたよりも何倍も難しそうである。「あり?これ私の能力を完全に超えてないか」という気持ちがじわじわと湧いてきた。 私が一番びびっていた。

 

しかも当初行く予定だったルートは、なんと“垂直300m”を登るコースだったらしい。 つい最近、高さ50mの大聖堂の先端でビビっていた私が、300m垂直なんて行けるわけがない。 ということで、私がうじうじした結果、初級&中級コースに変更していただくことになった。他のみなさんは絶対300m垂直の岩に行けたはずなのに、本当に申し訳なかったなあ赤ちゃん泣き

 

今回もため息が出るような美しい世界を何日も歩いたのだけれど、いちばん心に残っているのは、フェラータをやる前日に腹をくくり、前日だけお酒を断ち、当日は集中しすぎるほど集中して、それを乗り切った“あの達成感”だった。

 

スイスやフランスのオートルートでも、いちばん覚えているのは断崖絶壁のはしごを乗り切ったことだったし、やっぱり人は、 何かに向かって努力して、腹をくくって、没頭して、達成する このプロセスが心にとてもいい影響を与えるんだなと、改めて感じたのだ。

 

さて、フェラータ当日は、朝から真剣に緊張していた。前日までの多少ゆるゆるモードは消え去って、きちんと荷物準備をして、1gでも軽くしようと荷物もかなり厳選した。今までいかに余計なものまでもっていっていたかにも気づいたのである。

 

可能なかぎり荷物を減らし、着るTシャツ、ズボンも厳選し、あらゆることに気を使った。こんな緊張は、かなり久しぶりである。集合時間にも遅れないように、きちんと朝ごはんを食べて、身支度を整えた。

 

今日はイタリアのガイドさんもいらっしゃってくれるとのこと。ガイドさんのLucaさんが車でホテルまで迎えに来てくれた。

 

フェラータの場所の手前までは、なんとか車で到着する。(一般の人たちは、もっと手前の駐車場で止めていた口笛)そこそこがっしりした車だったので、あの道を強行したのだろう。私だったら運転するのはちょっと怖いかな。

 

とうとうハーネスとロープとフェラータとヘルメット

 

岩はほんと私のエリアじゃないと思っていたけど、人生いろいろんなことが起こるのだ。

 

今回のためにヘルメットとアプローチシューズなるものも購入した。

 

ハーネスがどんなものであるか、、今回初めて認識した。イギリスのアスレチックでつけたことはあったけど、何て呼ぶものかとかまで知らなかったのだ。

 

まさか、、私がこんな格好になるとは、ほんと人生何が起こるかわからない。

 

ガイドさんたちに装備を確認してもらってから、岩に向かうのである。

 

今日はまず初級コースをみんなで挑戦。ってか、、あの中で本当の初級は私だけで、その他みんなはとんでもないぐらいの上級者だった。

 

私は、とにかく必死。。。Lucaさんにロープでつながれて、ルート上のレールとはフェラータでつながれて、二重で保護されている。

 

フェラータは安全を確保する道具だけど、、、実際にやってみるとわかるんだけど、フェラータで安全確保していたとしても、ルート上のレールの切れ目までは落ちるのだ。ガーンレールの1区間は、1,2メートルはあるので、フェラータつけていても1,2mは落ちるのだ。

 

だから落ちるとこで落ちたら、下まで落下するのは防げるけど、数メートルは落ちて何らかの負傷はする可能性は普通にある。

 

まず初級コースは乗り切った。これくらいなら、なんとか大丈夫だった。私ですらもう少し大丈夫かもという感じだったので、他の人たちは全然余裕だったはずである。

 

そうして、次の中級コースの岩へとみんなで向かったのである。Lucaさんがさっきの順番がよかったので、またこの順番でということで、Lucaさん、私、Kさん、Mさんのまま。そしてMさん、Kさん、Rさんも。(私には、後ろの3人の順番は不明。後ろの方々がどの順番で歩いていたかを気にする余裕は全くなかった)

 

この中級コースは、私にはきつかった。途中で1分ぐらい?何回か岩の上で固まった。けどKさんがおしりを押してくれたり、Lucaさんがロープでひっぱってくれたりして、なんとかクリアー。ほんとまさに手に汗握る感じがずっと続き、ここ数年間で一番集中したと言い切れる。

 

たまにフェラータの付け替えを忘れたり、ロープが絡まったり、高い橋の上では下を見ることもできなかった。やっぱり高いところは、怖いみたい。

 

けどね、必死な状態で、何かを乗り切るって、ほんとすがすがしい。2つ目のフェラータ終わった時のあの感動は、何ともいい表せない。

 

こういう感覚を味わうために挑戦ってあるのかな。

 

ガイドのLucaさんは、ほんとプロフェッショナル。全然知らない人たちをロープにつないで登るって、ものすごいリスクである。どんな人だかわかんない人だもんね。

ガイドさんって、あらためてすごい仕事だなって思ったのだ。

 

今回は、KさんとMさんに新しい世界に連れて行っていただきました。

新しい場所に連れて行ってくださる方々。人生でもっとも必要な人。

 

***

 

背景の山もすごい!

 

ちょうど恐怖の中級コースを乗り越えて、後ろの人たちの到着を待っているとこ。

 

これは、何の写真だろ?とにかく、私は写真どころではなかったので、スマホを出したのは、2つのフェラータが終わってから。

 

2つ目をクリアーして、ほっとしているとこ。

 

三輪さんかっこいい!本当にありがとうございました!

 

この2つの岩を乗り越えたのだニコニコ

 

これはなんだろ?

 

岩を登って、がれがれした場所をおりているとこ。結構急で、ポールがないとほんと滑り落ちそう。

 

はあ。やれやれ😥 下に広がるコルティナがきれいだね。

 

あれを乗り越えた後に見る景色はすばらしい!

 

ここには、山小屋も。小屋の人に聞いたら泊まることもできるということ。

 

初フェラータ記念 

 

ばいばーい!

 

見守ってくれてありがとう!

 

ほんとすごい場所。フェラータ後に改めて気づく!

 

この日は、昼過ぎには町に戻ってきたので、午後はほとんど自由時間。

町のお花がきれいだった💛

 

ここは、ホテルの部屋からの景色

 

そうそう、どうしても行きたいBARがあったので行ってみた。

今日はフェラータも無事に終わったので、乾杯! ローカルのワイン💛サイコーにおいしかった。あとオリーブとお菓子もラブ

 

実は、この席からあの2つの岩が見えたのだびっくり

 

町散歩。今回私が購入したアプローチシューズのメーカー。イタリアのメーカーだったみたい。かっこいいよね!

 

かっこいい!

 

そう、北イタリアはこういう水場がとても多い。

 

ホテルのすぐ横のNorth Face。

 

 

スターWELL-BEINGポイント
挑戦、達成は、幸せになる要素

 

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