燧ケ岳山頂で出会ったおじさんに教えてもらった通り、今日は雨模様な感じの天気である。 この日がただの横移動の日であることに、心から感謝するのである。 当初の燧ケ岳から見晴に直に下りていたら、この雨の日に至仏山となっていたガーン改めてあの道の状況を教えてくれた友人に感謝なのである。

 

午前中の方が天気がまだましだったので、可能な限り早めに出発して、大雨になる前に山小屋に到着したかった。

 

音符 長蔵小屋ありがとう!

 

またまた大爆睡をして、5時に目が覚める。今回は個室ばかりなので、自分の携帯の目覚まし時計で毎日起きていて、なんと腕時計の目覚まし時計を利用しなくてもよいのであるびっくり そういう意味でも今回の旅はいつもとはなんだか違った感じの山旅であった。長蔵小屋も山小屋というよりは、親戚の大きなお家に泊めてもらったみたいな感じである。

 

朝ごはんもおいしくいただき、毎日毎日他の方々が朝ごはんを作ってくださることに本当に感謝する。私にとっては、日本のごはんとお味噌汁があるだけでごちそうなのに、加えて納豆とかその他のおかずまで、まったく贅沢の極みであるラブ

 

そして、昨日チェックインしてくれたお姉さんにお世話になりましたー!と言って長蔵小屋を後にした。

 

あー本当に居心地のいい場所であった。外国人とかはあんなすごい障子が連なるかっこいい場所に泊まるだけで、わくわくではなかろうか。なんだか、50年以上前にタイムスリップした感じである。長蔵小屋は山小屋であるという価値もあるけど、の建物自体が歴史的価値、芸術的な価値も十分にある。ここに泊まるというだけでも来る価値があるすごい建物である。 建物の中の木は黒光りしていて、長年ずっと磨かれてきたのがわかるし、中は裸足で歩いてもぜんぜん平気。裸足で歩きたくない場所ってあるけど、ここは本当にぜんぜん大丈夫と思うくらい、きれいに維持されている。

 

そして、後で気がつくのであるが、長蔵小屋という名前から、この宿が尾瀬沼で1番メインの小屋だとは思っていなかった。尾瀬沼ヒュッテとかそんな名前のところがメインの小屋だと勝手に思い込んでいた。しかしながら、実はここら辺では、長蔵小屋が一番歴史がある、メインの小屋だったのであるびっくり

 

音符 とっても静かな尾瀬沼歩き

 

長蔵小屋を後に尾瀬沼方面に出発した。今日は時間に余裕があるので、せっかくなので、尾瀬沼をぐるっと回ってから行くことにした。そういえば、燧ケ岳で出会ったおじちゃんが、沼一周は飽きたよと言っていた。

はい。私も20分ぐらいで飽きてきた。そして湖水地方でもそういえば湖の周り歩くのは、なんだかつまらなかったなあと思いだしてきたのである。

ちょうど沼の木道に入る前には、熊注意とか書いてあるし、、、

それなので、たぶん10年ぐらい前に母親からもらった熊鈴をじゃんじゃか慣らして、沼の周りの木道を黙々と歩いたのである。

 

けれども紅葉きれいだったし、青空もたまに見えたりもした。

 

音符 とうとう降ってきた おまけに転んだよ

 

そうしてそろそろ沼とばいばいするぐらいの場所で雨がぽつぽつ降ってきた。そしてちょうどいいところに屋根がある休憩所も。そうそう、尾瀬沼とか尾瀬ヶ原付近には、こういう贅沢な休憩所が結構ある。やはりここが平らだからであろうか。アルプスとかでは、ここまでの休憩所が山の中にはない。贅沢な休憩所で、しっかり雨のフル装備をさせていただき、見晴に向かったのである。

 

この日は、勝手に横移動で、登り下りはないと勝手に思い込んでいた。しかしながら、沼から見晴に行くまでにはちょっとした峠を越える必要があったのである。やっぱり事前の精神的な準備って大切なのである。この日は登るという精神的準備を全くしていなかったので、結構登りがつらかった。。。 

 

そして、登りの後の下りで、、とうとうすっころんだのである。濡れた木道って、転びそうだなあと思って注意はしていあのだが、気が抜けてたんだろね。スっ転んだのである。転んだ時は、まずい、、、、これから歩けなかったらどうしようと心配したが、大丈夫であった。歩ける状態にしておいてくれた神様に心から感謝したのである。あとね、転んだ時に腰、おしりを思いっきりぶつけた感があったんだけど、どうやらザックが木道とのクッションになってくれていたみたいなのだ。

 

ああ、、本当に私は自分の持っているもの全てに守られて、生かされているんだと心から思ったのである。だからね、旅が終わって道具を洗って片付ける時には、ほんといつも心こめて感謝しながら、しまうのだ。本当にみんなありがとう。この日も持参したほぼ全ての雨具を装着しての山歩き。何か1つ欠けるだけでもどこかが変に濡れて不快な山歩きになる。けど、全てがそれぞれの役割を果たしてくれたから、雨の日でも外側が濡れるだけで済むのである。

 

音符 ここがあの見晴! 玉こんにゃく

 

さて、また転ばないように気をつけて歩いていたら、燧ケ岳から直下する道と出会った。登りの人に対してもこの道は本当に大変ですみたいな注意書きがある。本当にこの道を選択しなくてよかったのだ。友人にまた感謝する。

 

そうして紅葉のきれいな道を歩いていると見晴に到着である。たしかどこかの山小屋のテラスが素敵だった気がするけど、この雨なのでテラスを楽しむどころではない。てくてく歩いていると、玉こんにゃくという文字が目に入る。そういえば、私はこんにゃく好きである。しかしながら、とうぜんイギリスでこんにゃくは一般的ではないので、縁遠くなっていた。そういえば昼近くにもなっていたので、玉こんにゃくなるものをいただくことにしたのである。

 

音符 福島県から群馬県に 暴風雨の尾瀬ヶ原

 

玉こんにゃくをおいしくいただいてからは、とうとう!あの尾瀬ヶ原である。この頃には、雨風がさっきよりも強くなってきた。有名な尾瀬ヶ原がこんな天気で悲しいのか?いや、尾瀬ヶ原がこの天気でよかったのだ。燧ケ岳とか至仏山がこの天気だったら、私レベルでは危険だっただろう。この天気が尾瀬ヶ原の日で、ほんとにラッキー。

 

さて、ここからが、私も含めて一般的な人達がイメージする尾瀬の景色である。湿原に木道が敷かれているあのイメージである。

 

だがしかし、今日はそのイメージ+雨+風という感じであった。

 

木道が敷かれていて、歩きやすいというイメージを勝手に抱いていたが、実際にはそんなに簡単ではない。木道は水にちゃぽんと浮いている感じのとこもあるし、さすが普通の木がこれだけ水に浸されていたら、すぐだめになるんじゃないかな。新しい木道になっていた箇所もあるが、まだまだ古い木道もかなりある。それなので、結構な箇所がアスレチックな感じで木道がシーソーみたいになっているし、朽ち果てているところを避けながら歩かなくてはならない。けどプラスチックとか金属使ってないのが、なんだかすごいなあと思ったのである。たぶん絶対に自然の木を使うようにしているんだろうね

。

 

そうして歩いていると、この川を渡ると福島県から群馬県という案内があった。そっか、今までは福島県側を歩いていたんだと気づかされる。川を歩いて渡る時には、ツールドモンブランで味わったような歩いて国境越えならぬ、歩いて県境越えである。

 

そしてね、川を渡る時は結構な高さの柵がない木道で、結構スリリング。もちろん木道を歩いている時も、低い木道でも周りは湿原というかほとんど水である。それなので、間違って携帯落としたら、もうおしまいである。

 

そして、結構風も吹いていて、風に吹かれて木道に激突するのと水に落ちるのはどっちがましか考えた挙句、たぶん水に落ちた方がケガしないかなということで、木道に激突しない方を歩いたりしていたのである。

 

竜宮現象がみられるという場所も雨でぜんぜんわからなかったけど、それでいいのである。

 

あと少しかなあと思いながら、てくてく歩いていると、とうとう山の鼻に到着した!わーい。

 

音符 至仏山荘さんありがとう

 

今日の宿は至仏山荘である。小屋の中にはいると、元気なおにいちゃんが迎えてくれてタオルを貸してくれたり、雨の中歩いてきた人たちにはとっておありがたいサービスであった。ありがたくタオルをお借りして、いろいろ拭かせてもらい、濡れた雨具などは乾燥室で乾かせてもらった。あーーー、全てが近くにいろいろあってとっても快適だった。

 

そして、この小屋もお風呂があり、なんともう準備ができているという!

あああ、この雨でぬれた体をお風呂で温めることができるのだ。。。もううれしすぎるのである。

 

ここでは相部屋なんだけど、女性は私一人だけ。それなので、女性相部屋をありがたく一人で利用させていただいたのである。ってか、10月の山って、結構どこもこんな感じである。

 

ありがたく今日のベットで寝る準備を整えて、お風呂に入って、談話室でぼーっとすることにした。

 

談話室というかベランダの横のちょっとした素敵なスペースを自由に使っていいらしく、ここでぼーっとしていたというか、ここで上映していた植村直巳さんのドラマを見ていた。あらためて植村直巳さんのことを思い出して、こういう方がいらっしゃったということと、こんな冒険の数々をして、かついろんな表彰もされていたのだと改めて知ることとなったのだ。あのドラマはじめからみたいのだ。。。ちなみに西田敏行さんが植村直巳さん役だった。

 

そして、周りにあった冊子をパラパラしていると、なんと田部井淳子さんの映画が10月末から公開されるということも知ることに!

 

私は、田部井淳子さんがとっても好きである。というのも、、田部井さんの講演を1回聞いて、想像したエベレストを登頂したすんごい人ではなくて、本当に山が好きな優しい方であることを知ったから。その講演の日も彼女は、山に登りたかったから山に登ってから来たと楽しそうに言っていて、ああ、、この方本当に山が好きな方なんだなあと胸が熱くなったのだ。

 

この映画は絶対に見なくては!次の帰国時まで上映していればいいなあ。

 

そうこうしているうちに夕食の時間となる。

そして、この夕食のおいしさに、ほんとびっくり。全てが本当においしすぎて、一口一口感動していたのである。あああ、こんな食事をいただけるなんて、ほんと豊かだなあと心から思ったのである。一番の感動はジューシーすぎるチキンの照り焼きと、キノコ汁。。。ああ、またいただきたい。

 

この日は、それほど運動していないので、お酒はなし。明日の至仏山に備えるのである。

 

音符 ありがたすぎる出会い

 

夕食後に、また談話室で今度は”岳”という漫画を読んでいたら、宿に泊まっている人と話が始まった。 

 

なんとこの方は、尾瀬のボランティアの方であり、尾瀬のガイドなどもしている方であったのだ。本当にありがたすぎたんだけど、私の知らない尾瀬の歴史とかほんといろいろ話してくださって、、、、もうありがたすぎたのである。

 

このお話聞いて、あああ、ただきれいだけってのは、十分じゃないんだって。

 

この時に教えていただいたこと。はずかしながら、、何にも知らなかった・・・

 

〇尾瀬は東電が結構な土地を所有しており、なんとダムに沈む予定であったのだというびっくりけれども尾瀬が学術的にもとても貴重である場所であることがわかり、東電はダム計画を止めて今では、尾瀬を守る活動をしているということ。(東電には尾瀬のための部署があるみたい。あと泊まった至仏山荘も東電が経営しているとのこと。)

 

北アルプスを開拓して、海外に日本の山を紹介したウエスティンらの影響で、信仰のための登山ではなく、山を楽しむ登山が始まり、日本山岳会がつくられる。武田久吉は、生物学者でもあり、登山家でもあり、日本山岳会への貢献と共に、尾瀬を守るのに大きな役割を果たした人

 

〇燧ケ岳は、火山の爆発でできた山であるため、複数の頂があるが、至仏山は大昔の隆起でできた山。 至仏山は、蛇紋岩という岩でできていて、栄養が少ないということで、森林限界が他の山のよりも低く、1700mぐらいが森林限界なのだという。長い年月をかけて、栄養がない中でもなんとか生きてきた植物がたくさんあり、貴重なのだという。

 

〇ここら辺にいる熊はツキノワグマでおとなしく、北海道にいるヒグマは狂暴なのだという。もともと熊の生息地に人間が入っているんだよねと。そうだよね。。。

 

〇尾瀬が人気になってから尾瀬の自然は壊された。ゴミだらけで、ものすごい状態になったという。これはアルプスも一緒だよね。

 

〇戸倉に尾瀬のガイドさんのロッジがあって、本も売っているということ。(本買ったよ!)

 

〇今回の滞在はボランティアで、鹿対策用の網の撤去だという。鹿のために、こんなことになっているんだって。そういえば今日も歩いている時に鹿対策の網をたくさん見たなあ。

 

山荘でガイドさんのお話を聞くことができたなんて、ほんとありがたすぎ。この出会いに本当に感謝。

 

そして、これを聞いて、文化交流の時に日本の山文化を伝えるのもいいかもと思ったのだ。私にも文化交流できることがある!

 

スターWell-beingポイント

歴史、背景を知る大切さ 物事の意味本当に大切

どこかに実際にいくことの大切さ!

 

5:00起きる

6:00朝食

6:40出発

11:11見晴

13:33山の鼻 至仏山荘

21:00消灯

 

【第4回】尾瀬、自然保護の歴史(前編)「ダム、道路開発から尾瀬を護る」|ふくしま尾瀬

 

長蔵小屋の朝ごはん💕

 

沼の周りにはずっと木道が

 

天気悪かったけど、たまにこんな青空も

 

この写真かなり好き

 

ありがとう私の長年の友人

 

この立派な休憩所で、雨装備完備!

 

そうそう、こんな素敵な場所もあったよ。

 

確かテラスが有名で、料理もおいしいのがここだよね。けど、雨だから。。。

 

見晴の山小屋

 

玉こんにゃく

 

尾瀬ヶ原!

 

この写真以降は、もう写真どころじゃなかったんだとうね。これ以降の写真はなし。

 

至仏山荘のベット

 

女性相部屋だけど一人

 

そうそう!この尾瀬の旅は、カメムシとの出会いの旅でもあったのだ。

今までカメムシってあんまり見たことなかったけど、初日の民宿からカメムシさん登場。そしてどこでも、カメムシさん捕獲のためのガムテープが置いてあったの。

 

いつでもたくさんお湯が置いてあって、ほんとありがたすぎ。

 

雨降ってたけど、今見たら紅葉きれいね。

 

明日は晴れ予報!

 

至仏山荘の談話室 居心地よかった~。

 

ここの冊子で、この映画のことを知ったのだ。

 

ほんと、めちゃくちゃおいしかった夕食。全てがほんとおいしかった。

 

尾瀬と関わってきた方の本 よかった!これを買うことができた幸運にも感謝

 

 

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