香港ハイキング
もともと今回は、香港に2泊して、香港の山に行く予定であった。6月の日本の北アルプスは、まだ雪があるし、香港あたりでトレッキングできればいいなあというかなり軽い気持ちであった。調べていくうちに、意外と香港には登りがいがあるような山がかなりあることが判明。数日かかるトレッキングルートもあるという。もちろんそれらすべてを歩くことは無理ではあるが、誕生日のご褒美として香港トレッキングをすると決めたのである。
そうして、1か月前くらいか、急に母から香港に来るとの連絡があり、2人で香港に滞在することにした。当初かなり奥深い?所までトレッキングに行こうかと思っていたのだったが、母が来るということで、ビクトリアピークに登ることとした。私は確か20年くらい前にトラムで登り大感動したことだけ覚えている。トラムではなく、自分の足で登ったらビクトリアピークの感動はさらに大きいものになるはずだ。
それに、母は最近高尾山に登ったと言っていたので、高尾山に登れるくらいであれば、ビクトリアピークは大丈夫であろうとふんだのである。
しかしながら、当の母親は、香港まで来て山には登りたくなかったらしい・・・。ごめんよ。母。けど、香港で一番高いところに足で登ったことってほんとすごいこと。
香港大学で迷う
朝は、ホテルにて、かなり大量の朝食をいたただく。ビッフェ形式で、中国系、西洋系、日本系、インド系ほとんどが網羅されている。お粥をいただいたり、麺をいただいたり、朝から点心をいただいたりと、本当に至福の時間を過ごしたのであった。やっぱりいいレストランの朝食は、違うのだ・・・。
そして、香港風の朝ごはんが、やっぱり好きという結論に。
ホテルは、巨大商業施設 Pacific Placeに直結しており、便利なんだか便利じゃないのかよくわからない。道が入り組んでおり、何度通っても、なかなか覚えることができないのだ。いろんな階を行ったり来たりして、やっとこ地下鉄の駅に辿りつく。
そうそう、駅に向かう途中で、たぶん広東語で道を尋ねられた。私自身が迷っているのに・・・。おまけに言葉わからないし。
ここら辺をよく知る香港人に見えたのだろう。うれしいようなうれしくないような。
やっとこ駅までたどり着き、香港大学までのチケットを買う。私はオクトパスカードにTop Upをし、母親は片道のチケットを買う。母にもオクトパスカードを買った方がいいか迷ったが、それほど地下鉄に乗ることはないと判断し、片道チケットのみを購入した。
母の香港の地下鉄初体験。団体旅行だと地下鉄とかに乗る機会は、あまりないだろう。やっぱり私は、こういう適当な旅が好きみたいである。朝早い(と言っても日曜日の朝9時半ぐらい)からだろうが、とても空いている。香港大学まではほんど3,4駅であったので、すぐ到着した。
そして、香港大学でもまた迷うのだ。
学生らしき人にビクトリアピークまでの道を聞いたのであるが、どうも知らないらしい。一生懸命地図を見たり、スマホを見たりするが、よくわからないらしい。教えてもらった方向に歩いていくと、母親がトレッキングに行きそうなご夫婦を発見し、その人達に、聞いてみることとした。
その方々が、非常に親切だったのである。道に迷った日本人親子をかわいそうだと思ったのか、とても丁寧に登山口の場所まで連れてきてくれて、道を詳しく説明してくれたのである。
私が非常に片言の普通語を発したとたん、英語から普通語にかわり、ビクトリアピークまでの詳しい道のりを教えてくれたのだ。ああ、本当に親切なご夫婦だったのだ。母親は、奥さんとお話しをしていたらしく、彼らはこれからご飯を食べに行くと言っていたという。
さて、教えてもらった道を登っていると、少し登っただけで、汗がでてくる。暑いのだ。この温度、湿度であれば、明らかに今の日本よりも暑いと思われる。さて、ビクトリアピークまで辿りつくことができるのだろうか。
気持ちがいい道
アスファルトの道を歩いていくと、登山道らしき道を発見した。おそらくここから登山道に入っていくのだろう。この道は、非常によく整備されており、とても歩きやすい。土や石がむき出しの山道ではなく、きちんと舗装されているのである。それに傾斜もかなり緩い。これは、ちょっとしたハイキングを楽しみたい人達が、気軽に、楽しく歩くことができる道である。
少し登ると、海が見え、海岸沿いの高層ビル群も見えてきた。ああー。香港だなあという景色である。
道を行く人たちは、ほとんどが香港の人みたいであり、時折西欧人が走っている。日本人らしき人は皆無である。日本のガイドブックには、食べ物や、お土産に関する情報はあふれているが、香港ハイキングに関して記載してある本はあんまり見たことがない。
道の途中には、ベンチがあったり、なんとトイレまである。ここは、たぶん香港で最も人が多くの人が歩く散歩道なのではないだろうか。さもなければ、こんなに道が整備されていたり、結構きれいそうな(実際に行っていないのでわからない。)トイレが存在することはないだろう。
この日は日曜日だったからだろうか、家族連れ、犬を連れた人達、カップル、友達グループの様々な人たちが、ハイキングを楽しんでいた。途中には、公園などもあり、お弁当を持ってきてもいいかもしれない。
ゆっくりゆっくりと歩いていると、いろんな人達にどんどん抜かれていく。そして、ベンチで休んでいると、見覚えのある人たちが来た。
そうそう!道を教えてくださったご夫婦であった。
お互いに覚えていたので、また笑顔で挨拶をし、お礼を言う。
それにしても、暑い。シンガポールのハイキングも暑かったが、香港も暑いのである。日本の北アルプスやヨーロッパのアルプス歩きとは、また違っているのである。それにしても、まさか香港をハイキングという切り口から見ることができるとは思わなかった。
このビクトリアピークハイキングでも、かなり楽しむことができたので、香港の周りの山々のトレッキングルートも、私が知っている日本やヨーロッパの山歩きとはまた違う山歩きを楽しむことができることは間違いないのだ。もうこの時点で、来年の夏は香港経由で帰国、香港では数日間トレッキングをすることを早々に決めたのである。
最近知り会った香港の人もハイキングが好きであり、よく登りに行くというのだ。ぜひ来年は彼女と一緒に登ってみたいのだ。香港の山歩きでは、山歩きだけでなく、海を楽しむことができるという。トレッキング途中に、美しいビーチに出会うこともできるという。
来年は、香港トレッキングである!!!
さてはて、ゆっくりゆっくり母と登っていくと、ピーク近くはかなり平な道となり、とうとうビクトリアピークに到着である!ビクトリアピーク周辺になると、もうすっかり観光地の空気にかわっており、トラムで登ってきた人たちあうじゃうじゃいる。ここら辺には、日本人もそこそこ見かけたのである。
せっかく来たので、ピークの周りの道も歩きたかったので、観光地を後にして、さらに登っていき、ある公園にたどり着いた。それにしても暑い・・・。
私は、この先に行く予定であるのだが、母がここで休むという。きれいに整備されているし、たくさん花も咲いている。そして、いい感じにベンチが配置され、人もそれほどおらず快適そうである。
母は、ホテルでもらった新聞を読むという。なんだかよいではないか。
けど私は、先に進みたかったので、もう少し登ってみることとした。
だがしかし、、、私はどうやら道を間違えたらしく、とても景色のよい場所にでるような気配はなかった。住宅がぽつぽつとあるだけなので、5-10分ぐらい歩いてから、母のいる公園に戻ることとした。
それにしても、ほんと人の手のかかったきれいな公園である。公園の前には、高級そうなコンドミニアムが建っている。そして、警備も万全にされているようである。このコンドミニアムの人たち用の公園なのだろうか。お家の前にこんな公園があったら、毎朝散歩に来てしまいそうである。
当初の目的であったいい景色を見ることはできなかったが、公園で寛げたのでよしとする。
そうして、観光客がたむろするビクトリアピークの山頂駅方面に戻って行ったのである。
観光客だらけのビクトリアピーク
山頂駅あたりの建物付近になると今までののんびりした雰囲気とはかなり異なり、観光地特有のざわざわした落ち着かない雰囲気となる。トラムで上がってきた人たちなので、みんな街中にいるような格好であり、ハイキング姿の私たち親子とは異なるのである。
どうやらこの目立つ新しいガラスのビルの屋上に行くと、素敵な景色を見ることができるようである。私がビクトリアピークに来たのは、かれこれ20年ぐらい前である。中国の青島から3日かけて広州に到着し、一緒にいた友達に連れられて香港にやってきたのだ。そうして、トラムでやってきたのが、ここビクトリアピーク。どんな景色だったか覚えていないのであるが、ものすごく感動したことだけ覚えているのだ。けど、このガラス張りのきれいなビルの記憶は全くない。ここ20年以内に建てられたビルであろうか?
さて、ビルの中に入るとチケット売り場がある。どうやら屋上にいくためには、チケットを購入しなくてはならないらしい。これがまた意外と高いし、現金のみという・・・。香港なのに・・・。なぜ観光地で、カードが使えないのか・・・。まるで日本みたいである。
しかたなく、なんとか現金で支払いをして、ビルの屋上へエスカレーターを乗り継いで向かうのだ。エスカレーターからガラス越しに見える景色だけでも素晴らしい。屋上ではどんな景色が見えるのだろうか。
屋上に到着すると、まずたくさんの観光客に唖然とする。
なんだ、、、この人たちは。
とにかく人が多い。中国人か東南アジアの人か、インド人か、きれいに化粧をして、小奇麗な服を来たアジア近辺の人たちで、ごった替えしてのである。
それをなんとかかき分けて、とうとう見たかった景色とご対面!香港!と聞いて思い描く景色そのものである。
おおお!すごいのである。
母も私もスマホのビデオで360度撮影である。それにしても、この景色を見ることができたのは、何といっても母のおかげである。今日の天気予報はそれほど芳しいものではなかったのであるが、さすが晴れ女の私の母の威力はすごかった。
芳しくない天気などどこかに吹き飛ばし、今日というかなり重要な日の天気をよくしてくれたのだ。
やはりたくさんの人たちは、このビル群方面に集中しているのであるが、私には海や山の方面も気になるのである。そっち方面には、ほとんど人がいないのであるが、いつかあそこらへんの山に登るぞ!と誓うのである。
たくさんの観光客でごったがえした場所はそれほど好きではないが、この景色はやはり素晴らしい。せっかく自分の足で上がってきたのに、結局この景色を見るためには、入場料を払わなくてはならないってことには少々納得いかないが、まあいいのである。
この景色を母を見ることができて、本当によかったのだ。
母よほんとありがとう。
ビクトリアピークからホテルへの帰り道
ビクトリアピークからは、母の希望でトラムで下りる予定でいた。
しかしながら、そのトラムがものすごい大混雑をしていたのだ。ディズニーランドみたいに、長蛇の列がくねくねしており、いったいどれくらい待つ羽目になるのかさっぱりわからない。
おまけに、朝からハイキングしているので、Tシャツは汗まみれなので、人の近くにも行きたくない。
母に無理をいい、歩いて下りることとした。
道がよくわからないので、お店のおばちゃんに教えてもらうが、ちょっと頼りない。けど、まあ、下の方に行けば、町に着くだろうと思い、下の方に向かって歩いていくこととした。
途中までは、トラムの線路と並行だったので、たまにトラムとすれ違ったりした。結構かわいいトラムである。けど、この汗だくどろどろの状態で、きれいな観光客の中に入るのはとても気が引ける。
途中からはトラムと別れて、車道を歩くこととなる。そして、近づいてきた高層ビル群にも感動する。ピークからの景色もよいのだが、このビルくらいの近さの景色もかなりいい。
しばらく車道であったのだが、横に歩道を見つけた。ただこの道がセントラルまで続くかどうかはわからない。それなので、すれ違ったおじさんに聞いてみると、この道からセントラル方面に行くことができるという。
よかったのである。
車道で下まで降りたくない。
そうして、この道がまたよかったのである。緑の中のいい感じの散歩道である。先ほどのピーク駅の人込みとは、全く異なり、静かな香港ハイキングを楽しむことができるのだ。
あーー幸せ。
母は、朝からずっと歩いているので、かなりつらいだろう。
すまんよ。母。
けれどもこの下りは、それほどはきつくはなかったと思う。
快適に下りていくと、住宅地、また車道と合流した。
ここからは、このような住宅地を抜けていくのであろう。ここら辺は、イギリスの植民地時代の名残か?古い洋館みたいな建物が多い。かなり古びた感じで、その建物を今は香港の人などが使っているような雰囲気である。
ふと気づくとタクシーが一台とまっている。
もしかして、ホテルまで連れて行ってくれるか?と思いきや、ぐずぐずしているとどっかに行ってしまった。
そうしてタクシーが何台か車道を通る。
暑いし、ホテルまではまだかなり距離がある。
もうここまで歩いたのだから、もうタクシーとかにお世話になってもいいはずなのである。
住民と思われる人たちにセントラルまでの道を聞くと、ちょっと面倒な感じであるし、なんといっても暑い。
それなので、タクシーにお世話になることにしたのである。
しばらく待つとタクシーが、来た!
手を挙げてつかまえ、ホテルまで行ってもらうことにした。
ふう。これで、なんとかホテルまで帰ることができるのだ。
それにしても、タクシーに乗って本当によかったのだ。あそこからホテルまでは、そこそこ距離があったし、何といっても高低がかなりあったのだ。それと同時に、香港のタクシーの安さに驚愕。なんと35香港ドルぐらいだったのある!!!
タクシーでは、ホテルの正面玄関に到着した。ショッピングセンター中からいつも入っていたので、まさかこんな立派な正面玄関があるとはしらなかったのである。
やはり高級ホテルとは、空港からタクシーなどで乗りつける人たちのホテルなのだ・・・・。
それにしても、自分の誕生日の日に、楽しいハイキングができて幸せであった♡母よありがとう。
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香港大学から登りはじめて30分ぐらいで、こんな感じの景色が見えた。香港だなあって感じ。平地には、これでもか!ってビルがにょきにょき生えている。
ハイキングの途中で見つけたスローガン?ゴミは持って帰ろうって感じ。
犬を連れた人も多い。久々の柴犬みたいな犬に感動。ああ、かわいい。ヨーロッパにこういう感じの犬は、あまりいない。猟犬みたいなとんがって針金みたいな犬が多いのだ。私は柴犬みたいなこんもりしたかわいい犬が好き。
ハイキング途中の標識。標識があってうれしい。ほとんど標識のないイギリスとは、ちょっと違う。
こんな感じに舗装されて、角度の緩い道が続くのだ。とても登りやすい。
この標識を頼りに登るのだ。これがあちこちにあり、自分が今どのくらいの場所にいるのかすぐわかる。
ピークからセントラルには、こんな道を下りた。車道ではなく、この道で下りることができてよかった!!!おじさんありがとう。
無事にホテルに帰ってきた!









