予想外の障害とうれしい発見
さて朝ごはんをB&Bでおいしくいただき、イタリアに向かって出発である。約3時間あまりで、今日の目的地イタリアのクールマイユールに到着の予定であった。
昨日の意外なほどのすんなりさ加減に比べると、今日は予想外の障害物が私たちの前に立ちはだかったのである。
まず、眠気である。今回は、いつもの超強行軍日程ではなく、日曜日出発だったので前日の土曜日に休息をとっている。しかしながら、なぜかB&Bを出発してすぐ眠くなる。どうやらあいつも眠くなってきたらしい。そこで、しばし昼寝休憩。ここで、少々時間のロスが発生する。
その後は、ナビに従い順調に進み、スイス近くとなり、いい感じの山々が見え始めてきた。私が、白い美しい山に絶叫していると、どうやらそれはモンブランであったらしい。ツールドモンブランを歩いていながら、未だモンブランの区別がつかないなんて、私ってけっこうまずいかもしれない。
そして気になる看板が。なんとなくモンブラントンネル45分って書いてあるような気がするのだ。通るのに45分かかるってことか、トンネルに入るのに45分かかるってことか。よくわからない。
そして、進んでいくと、モンブラントンネル60分になっている。
混んでいるということだろうか。とにかく突き進んでいくと、渋滞で動かなくなった。道路には、”ここら辺はよく混みあいまっせ”みたいな雰囲気の看板がでている。
モンブラントンネル60分の意味は、トンネルに入るまで60分が正解だったのだろう。ユーロトンネルはさすがに覚悟してたけど、まさかこっちのモンブラントンネルでこんな渋滞にはまるなんて、思いもよらなかったのである。
おまけに、おなかはすいてくる。トイレにも行きたくなってくる。今日は山小屋泊だし、クールマイユールで地図を買ったりといろんな準備もしなくてはならない。ちょっとあせってきたのである。
しかしながら、車はほとんど進まない。
そして、二人ともどうしてもこれ以上トイレ我慢ができなかったので、レストランマークがあるところに車を止めることにした。
車を止めるとその先は、トレッキングコースとなっており、レストランマークはどうやらトレッキングコース上にある山小屋のようなところだったらしい。5分ぐらい歩くと、素敵な山小屋レストランに到着した。ここがまたお花で彩られていて、かわいいのである。一目ぼれである!トンネルが混んでいるのも悪くないではないか。トンネルが混んでなかったら、この小屋とも出会えなかった。
外のテラス席は、人でいっぱいだったので、中で座っていたが、外のテーブルに空きができたらしく、外に移動するか聞いてくれた。なんて、優しいんだろう。そんな気遣いがとてもうれしいのである。
外の席に移動して初めて、ここに巨大な滝があることも発見した。ここは、モンブラントンネルのすぐ近くだし、ランチをするにはとてもいいかもしれない。イタリア方面に来るときのランチにとてもいいかもしれない。かなり気に入ったのである。
ここでは、あいつはオムレツ、私はお食事クレープにしてみた。私のクレープは少々重すぎたが、あいつのオムレツはちょうどいいくらいだったのではないだろうか。それにしても、こんな素敵なテラスで滝や山を見ながらのランチ。幸せすぎるのである。
予定変更
さてランチを満喫し、またモンブラントンネル方面に戻るが、それほど事態は改善していない。しかしながら、ここを通るしかないのである。最悪、今日の予定変更か・・・。
あいかわらずのろのろと進むやっとこトンネルの入り口に辿りついた。トンネル内は空いている模様である。ということは、なんとこの渋滞はただの料金所渋滞である・・・・。あんな直線の何分待ちかの看板作る余裕があったら、この料金所渋滞の解消に真剣に取り組めばいいのに。なんとも、無駄な渋滞である。
トンネル内は、きわめて順調。数十分快適に進むと、イタリア側である。イタリア側の入り口でも、フランス側と同じ状態に・・・。あーあ。このモンブラントンネルでは、いつも料金所渋滞か・・・。誰か改善しようと思わないのだろうか。それとも、この渋滞は夏のホリディシーズンだけであろうか。
イタリア側に抜けて、数十分で到着した町がクールマイユールであった。ここは、数年前にツールドモンブラン途中に訪れた町である。バスターミナルを見て、そうそうこんなとこだったと思い出した。
さて、これから車の駐車場探しと地図購入である。ネットでいろいろ努力はしてみたのであるが、この2つはうまくいかなかったのである。
町中を車でうろうろし、町のはずれまできて、1日10ユーロと書いてあるゲートがある駐車場を発見した。しかしながら、ここは事前の予約が必要みたいなことが書いてある。そして、雲行きが怪しく、なんとなく、今日は山には行かない方がいい感じがした。時間も4時近く。今から車を止め、地図を買い、2時間近くの道を登るのは、非常に好ましくない状態である。
ということで、予定を変更することにした。今日はクールマイユールに泊まり、明日の朝から山に入るのだ。そのためには、まず本日の宿の予約である。そこらへんにホテルがいっぱいあるので、ふらふらっと直接行って今日の部屋があるかどうか聞いてもよかったのであるが、webで探すことにした。それにしても便利な世の中になった。webでたまたま空いていたホテルを予約、そこに向かうことにした。
ところが、なんと、たまたま予約したホテルが、すぐそばのホテルだったのである。webで予約をして2、3分後にはそのホテルに到着。ホテルの人もびっくりであった。
この適当に選んだホテルであるが、レセプションのおにーちゃん、おねーちゃんが素晴らしいほど親切であった。こんなに親切にしてもらっていいのかというくらい、親身にいろんなことを説明してくれる。そして、私たちが、途方にくれていた駐車場問題も解決してくれた。もちろんこのホテルにとめてもよかったらしいのであるが、スポーツセンター周辺の駐車場は、無料で何日も置けるらしいのだ。そして私たちがさっきうろうろしていたあたりの駐車場は水曜日のマーケットのために、ずっととめているとレッカーされるらしいのだ。ありがたい。こういう情報って、がんばってもwebではどうしても無理なのである。
それから、クールマイユールあたりでは、6時ぐらいからは、レストランの外のテラスでおつまみみたいなのを食べるのが習慣なのだと教えてくれた。スペインのタパスみたいな感じだろうか?とにかく町に行ってみるのだ。
チェックインをすませて、クールマイユールの町に出かけていく。あーあ、懐かしい。確かに、ツールドモンブランの途中で泊まった町である。あいつと強烈なけんかをしたことと、ここで入ったレストランのディナーが素晴らしすぎた記憶がよみがえる。あのレストランは、まだ存在するのだろうか。今日は、運動もしていないし、昨日もかなりの量を食べているのであのレストランに行くような状態ではない。しかしながら、いつかまた絶対に行きたいレストランなのである。
さて、クールマイユールでのミッションは、まず地図の入手である。インフォメーションセンターに行き、今回のトレッキングコースの案内の冊子をただでもらい、地図2枚を購入した。インフォメーションセンター万歳である。それから隣のバス会社で、トレッキング後のバスのルート確認もした。はじめ、今回トレッキングを終了する町からのバスサービスはないと言われ、奈落のそこに落とされるが、しつこく食い下がると、バスがあることが判明。なんとか時刻表もゲットした。まあここまでしておけば、たぶん最後に泊まる山小屋で、もっと詳しい情報を教えてくれるだろう。
それから、町の本屋にも立ち寄り、来年用の地図も購入する。毎年のことであるが、地図購入はちと大変なのである。日本のあのシステム がヨーロッパにも導入されればいいのに。そうすれば、ヨーロッパでの地図問題は解決する。けど、今はいろんなアプリがあるんだろうなあと何となく思う。これは、来年の課題である。
そうそう、さっきあまり通じなかった山小屋にもまた電話しておかなくてはならない。おそらく私たちが今日キャンセルしたことは伝わってはいるはずなのだが、途中で電話がきれてしまったので、もう一度電話して、誤りたかったのである。それから、明日の予定も半日づつ小屋がずれるので、キャンセルと別の小屋の予約をしなくてはならない。あいつは、今回ヘッドライトを忘れたというので、ヘッドライトを買いに行かせ、私は、新たな小屋の手配関係をすることにした。今回の反省であるが、やはり車での移動がある当日に、山に入るというのは、少々無謀だったのかもしれない。体調を整えて、万全な体で出発できるように、午後に山に入るという計画は、あんまりよくないかもしれない。
さてさて、英語が通じないとかいろいろあったが、まあなんとか小屋のキャンセルと予約がたぶんできたので、夕食を食べて、ホテルに帰ることとした。
今日は、もう簡単に適当に食べて、早く寝たいという心境である。それなので、ホテルから紹介してもらったディスカウントしてくれるというレストランで適当に食べて、早々に部屋に戻ることとした。
あいつとしては、せっかくイタリアに来たのに、あんな適当なとこでビールにパスタ、ピザなんていいかげんな食事をして、少々後悔していたらしい。しかしながら!あの日は本当に早く寝て、明日に備えたかったのだ。
さて、この予定変更により、2日間で2,5日分の距離を歩く予定になった。明日からはそこそこ大変なのである。
8月10日
フランスのB&Bからモンブラントンネル経由
クールマイユールまで(イタリア)
山小屋レストランのメニュー。(フランス語?第2外国語とかでやったような?)














