3日目 5月31日

B&Bでの朝食

さて、昨日の天気とは打って変わって、今日はしとしと雨である。こんなしとしと雨なのに、昨日もうろうろしていた太った雉をまた発見。そう、コッツウォールズにでは、よく雉をみかけるのである。この前なんて、雉の肉までがお肉屋さんで売っていた。あんなにたくさんいるのだから、少々食べたって大丈夫なのだろう。しかし、おいしいのだろうか。

しとしと雨くらいだったので、散歩に行こうと家のドアを開けようとするが、どうがんばっても開けることができない。Davidを起こしてまで、散歩に行くのも何なので、おとなしく部屋から雉の観察でもすることにした。そう、たまにB&Bでは朝早く外にでることが難しいのである。朝の散歩が趣味の私は、既に何度もB&Bの家から早朝に外出するという失敗をしている。

朝食の時間になったので、母と一緒に下に下りて行った。そうすると、他のお客さんたちも既に朝食ルームに来て、Davidとおしゃべりをしていた。そういえば昨日Davidが、今日は3組の宿泊で、ハワイからの2名、イギリスから2名、そして私たちと教えてくれていた。

しかしながら、朝食ルームにいる2人は、日本人のように見えて、とっても親しみが持てる。やっぱり見た目がアジアっぽい人たちを見るとなぜか安心する。どうしてだろうってそれは、やっぱり私がアジア人だからだろう。

彼らは、ハワイからのカップルであった。彼らが日系人かどうかは聞かなかったが、戦前に日本人がアメリカに移民として渡っていっていたみたいに、ハワイにも移民として移住していたんだっけ?どこから見ても彼らは日本人なので、たぶん日系人か他のアジアからの移民の子孫であろう。

おまけに、彼らは日本に何度も行ったことがあるようだし、ハワイには、たくさんの日本人が訪れるので、多少の日本語も知っているし、本当に話が通じやすい。私たち日本人が西洋人と話が通じにくい理由は2つあると思う。まず、西洋人たちは基本的に日本のことをほとんど知らない。共通している世界が少ないのだ。そして、基本的に自分たちより劣っており、外国人の英語はへたくそでわからないとはじめから認識している。
しかしながら、日本のよさを知ってくれている今日のハワイの人たちのような方々とは、話しがよく通じるし、話をしていて楽しいのだ。

彼らは、子供がいないので、その代わりよく世界を旅しているという。だんな様の方は眼科医ということだったので、生活にも余裕があるのだろうか。日本にも4,5回、私でも知らなかった町も訪れているし、ガラパゴスにも行ったとか、本当にあらゆる場所を訪れている雰囲気であった。そういうのもいい人生である。ちなみに、ハワイのビーチとかショッピングへの興味は皆無であるが、ハワイにはよいハイキングコースがあると聞いたことがある。確かに火山に登るコースもあって、よいという。いつか訪れてみたいものだ。

そのうち英国人女性2人も朝食ルームに入ってきた。彼女らも母娘みたいな感じである。少々お歳を召した女性は、見た目アジア人の4人に少々恐れをなしたのではないだろうか。

そして、このイギリス人女性は、なんとイギリスの国立公園で働いている人であった国立公園とそこに住む住民との共生みたいなことがテーマらしい。確かに、イギリスでは、国立公園の中に普通に村や町が存在している。日本ってなんとなく、国立公園内は、厳しくいろんなことが制限されているってイメージがある。以前国立公園内で生活(山小屋生活です。)していたので、その時のイメージであるが。

そうこうしている間に、Davidが朝食を持ってきてくれた。まさにEnglish Breakfastであった。かなりの油が使われているだろう目玉焼き、マッシュルーム、トマト、ソーセージ、ベーコン。そしてトーストである。毎日だと辛いが、たまにはいいのだ。おいしくいただいた。母親は、ベーコンが日本よりもおいしいことに驚いていた。そうなのだ。ベーコンは日本よりもイギリスの方が確実においしい。

意外と楽しい朝食となった。

出発する時には、荷物の手伝いもしてくれたり、私たちがぐずぐずしていたにもかかわらずDavidは、最後まで見送ってくれた。本当に、よい方であった。

Liverpool


今日の目的地は、湖水地方ちょっと手前のユースホステルである。母親をユースに泊めるなんて、まずいかなあと思ったが、ユースでは自炊ができるので、思い切って予約してしまった。おまけに、このユースがいいという情報は、湖水地方の山小屋みたいなユースで仕入れた情報なので、確かなはずなのである。

そして、ちょうど行く途中に母親が前から行きたいといっていたリバプールもある。それなので、ついでにリバプールにも寄ってみることとした。

ぐずぐずした天気がいつの間にか、快晴になっている。やはり母親の晴れ女パワーであろうか。

母は、高速のサービスエリアにも興味があるらしく、イギリスのサービスがどんなであるか見てみたかったらしい。最近日本では、サービスエリアや道の駅ががんばっているので、イギリスではどうなのか知りたかったらしい。

しかしながら、私が初めに止まったサービスが、あまりよろしくない。何十年か前に作られた古くて、バーガーキングとかCostaコーヒーぐらいしか入っていない小さいサービス。これでは、母もがっかりである。そのうちいいサービスに出会えるだろう。

さて、途中昼寝をしながらも、なんとかLiverpoolまでやってきた。しかしながら、全く下調べをしてこなかったので、どこがいいエリアかわからない。それなので、町の中心みたいなところに、行ってみた。しかしながら、私の素晴らしい運転技術なために、同じ場所を何度もぐるぐるし、やっとこなんとか車を止めることに成功した。田舎道はまだよいのであるが、やはり町は怖い!こんな調子では、ロンドン市内なんて一生運転できないだろう。

車を止めて、おりたはいいのであるが、どこに何があるかもわからない。母親はたぶんビートルズの何かを見たいのだろうが、どこに何があるかさっぱりわからない。

ということで、あきらめて、適当にランチでも食べて去ることにした。しばらくイギリス系が続いたので、そろそろお米などが恋しくなってきている。しかし、Davidのヘビーな朝食がまだ私たちの胃を支配していたので、軽めに何かを食べることにした。

ふらふらしているとちょうどChopstickという中華系のお店を発見した。ご飯とおかずを選んで食べるという仕組みである。一人で一人分を食べる自信がなかったので、母と半分こすることにした。それにしてもEnglish Breakfastの威力はすごい。お昼抜きでも大丈夫なくらいである。

Chopstickというお店の前で、さんざん迷った結果、カレーとご飯にした。中国系のカレーは、日本のカレーに似ていて、結構おいしいのである。こんなフードコートであるが、かなり楽しめたのである。

それから母にはショッキングな事件が、私たちがエレベーターに乗ろうとしていると、後ろから他の親子も同じエレベーターに乗ってきた。そして、私たちを完全に中国人だと思い込み、ニーハオといわれ、おまけに僕らは中国語よくわからないだとか、いろいろかなり好意的に話かけてくれた。まあ、彼らからすれば、日本人も中国人も韓国人もみんな同じに見える。私たちが、イギリス人、アメリカ人、オーストラリア人の見分けがつかないのと一緒に。

Liverpoolを出る際に、海の近くがなんだか、とても華やかなのが遠目に見えた。後で、ガイドブックのリバプール欄を見てみると、どうやらウォーターフロントの開発が最近されたみたいなことが書いてある。

悔しい。初めからウォーターフロントに行けば、海も見えたし、もっと華やいだ場所で、楽しく過ごせただろうに。これは、事前チェックを怠った私のせいである。

母よ。すまん。

ウォーターフロントには、ちゃんとした駐車場もあったらしい。やはり旅行前の事前チェックは、不可欠である。さもなければ今回のように、せっかくその場所に行ったのに、どうでもいい場所しかいけないこととなる。

http://www.liverpoolwaterfront.org/  ここにリバプールのウオーターフロントに関しての案内が。あーあ、本当に悔しい。ここに行っていれば、もっと楽しいはずであった。

母よ。本当にすまん。

ユースホステル滞在


さて、リバプールからは本日の宿に向かうこととする。その前に、今日は自炊をするので、いろんな材料を買っていく。やはり毎日イギリス系の料理が続くのは、本当にきついのである。それなので、なんとかして自炊ができる場所も宿泊先に入れたかったのである。

だがしかし、ユースという選択肢は、母を連れての旅行では避けるべきであった。もう二度とユースは選択しないので、許してもらいたい。

このユースは、なぜだが山歩き系ユースをよく利用する人たちから、絶賛されているのである。いい面もたくさんあるのであるが、いまだなぜこのユースが特に、褒め称えられているのかが私には理解できないのである。やはり人の価値観とは、みんな違うのである。

高速を下りてから、ユースまでの道では、かなり素敵な景色を楽しませてもらった。あいつに言わせれば、何にもないとこに羊がたまにいるだけであるが、いやいや本当に素敵であった。コッツウォールズとは、また違った美しさがある。

それから何といっても一番の収穫は、卵である。ハイキングコースには、よく卵の無人販売がされているのだ。ここら辺はハイキングコースではなく、普通の道でも”Free Range Egg”が、無人販売されていた。こんなとこで売っているのは、そこらへんの人たちが家で食べきれない部分を売っているはず(私の勝手な想像)なので、今日とか昨日生んだ卵を売っているはずと信じている。母親もこの日本の野菜の無人販売みたいなのに、びっくりしている。外国人は日本の無人販売にびっくりするようであるが、イギリスのカントリサードでも普通にある。田舎は、悪い人がいないのだ。(たぶん。)

ユースに到着してからは、管理人の人にかぎなどをもらい、いろんな人が大絶賛していたパブにいくことにした。ただ、今日はもうパブのご飯は食べたくなかったので、どうしても優しいものが食べたいのだ。本当に毎日パブご飯を食べていたら、美味しいパブご飯も美味しいと感じなくなってしまう。

パブに入ると、この異色な東洋人2人親子に、ギローンというまなざし。仕方ない。ここは田舎だから。それでも突き進み、地ビールをオーダーする。イギリスでは、各地方の地ビールを楽しむのも、旅の楽しみの一つなのだ。

ここのパブが最終的に、とっても気に入ったのは、このパブのおにーちゃんがとってもナイスガイだったからである。このおにーちゃんは、こんな異色な私たちにもとても優しく接してくれた。まず地ビールを選んでいると、飲んでみろと試飲させてくれた。おまけに、ハーフパイントを2杯しか頼まない客のために、暖炉の火をつけてくれた。その日は、結構寒かったので、暖炉の火と共に、おにーちゃんの優しさで、かなりあったまった。暖炉の部屋は私たちの貸切状態だったので、たかがハーフパインとなのに、長居してしまった。なんと迷惑な客であろう。これで日本人の評判を落としたか。いや、たぶん誰も気にしてなかったと思う。万が一次回訪れることがあったら、みんなが絶賛している料理も試してみたいものだ。

さて、ユースに戻ってからは、夕食である。自炊のために持ってきたお米やしょうゆ、ファームショップで買ったキャベツなどなどを出して、今日はキャベツとさっき買った卵で、雑炊を作ることにした。少々重たいものが続いていたので、まさに今日食べたいものだった。

ユースのキッチンも誰もいないので、2人でゆっくり夕食を作ることができた。何かをあっためにきたインド人風のおねーちゃんも、一瞬キッチンにいたが、すぐにどこかに行ってしまった。

それにしても、私にとっては大満足の食事であったが、母はどうだっただろう・・・。こんな選択しかできない娘を許してください・・・。次回は、もっとよい選択を考えます。

それにしても今日は、母親をフードコートやユースにまで連れて行き、私はなんて親不孝な娘だろう。もういい歳だし、母親との旅にこんな場所は選択してはいけないことを今日は学習。変な体験ってことで許してほしい。


Davidのお家の近く。晴れてたら、ものすごい絶景のはず。



放し飼いチキンの卵 無料販売箱



ユース近くのパブ。次回は、パブ飯食べてみたいなあ。




地ビール。ハーフパイントのみ。






パブの暖炉。あったかくて、ちょうどよかった。おにいちゃん。ありがとう。



Cotswolds ( B & B Northcote )

Liverpool

Slidburn