ここは、なかなかやるではないかと思っていたパブがある。おまけに、最近ちきりんさんの”マーケット感覚”の本を読んだので、それに少々絡めて?ちょっと書いてみる。
まずイギリスでパブとは、近所の人たちが適当に気楽にお酒(ビールがメインかなあ)をふらっと飲みに来る場所である。そして、食事も出してくれるところが多いが、食事を提供している時間が限られていたりする。典型的なパブミール以外のものを出すところも最近は多くなってきたが、一般的にパブで食べることができるのは、フィッシュアンドチップスとか、マッシュ&ソーセージとか、フィッシュケーキ(魚のコロッケみたいの)などであり、主食としておそろしい量のチップス(太いフライドポテトみたいなの)がついてくる。
そして、夏の晴れた日とは、一般的にものすごい人が押し寄せ、店員も足りずに、修羅場になるパブがとても多いのだ。もちろんパブにもよるが、お客のことなど全く見ない、呼ばれても無視するとか、カスタマーサービスの精神がほぼ皆無のところが多いのである。
そしてパブはパブ。差別化をものすごくがんばってるパブを、見たことは数えるほどであった。
ここは、最近とても気になっていたパブで、思わず2週連続で訪れてしまったパブである。
ー土曜日のミニマーケット
まずこのパブを知るきっかけとなったのが、土曜日になると近くのファームのおねえちゃんがオーガニック野菜を売りにきているからである。(週一回のファームショップ http://hama-sush-jp.pro/pingdao/entry-11947037064.html ) このおねえちゃんの野菜のとりこになって以来、かなりの頻度で通っている。
おまけに、オーガニック野菜だけでなく、たぶん趣味程度でカードを販売しているおばちゃんや、野菜とか花の苗を販売しているおばちゃんもたまに出現する。こういう人たちに、朝の時間の場所を提供しているというのも、すごいのだ。
これで、私みたいな野菜好きな人にもアプローチすることができる。このファームショップがなかったら、このパブに行ってみようって気にもならなかっただろう。
昨日久々に土曜日マーケットに行ってみると、なんと焼きたてクロワッサン、パンドショコラも売っていた。これらの焼きたてパンは、パブで焼いているという。
おまけに、野菜を買いに来た人たちがどんどん買っていく。私も買おうか迷ったが、家にクロワッサン生地があるのを思いだしたので、思いとどまった。
ちなみに、焼きたてクロワッサンを持ってきたパブオーナーのおにいちゃんと”マーケット感覚あるねえ”なんて、適当に話していると、フランスアルプスによくスキーに行くとかも言っていた。フランスのパン屋さんでは、どこでも朝焼きたてクロワッサンとパンドショコラが売っているので、それから影響を受けているのではないかと勝手に思ってみた。(日本でいうと、ご飯と味噌汁。中国でいうと、油条だったかな?揚げパンと豆乳ってイメージかしら???)
⇒普通は、何も生み出さない週末の朝の時間帯を①パブの新規顧客を生み出す場所(私は、それにひっかかりました)②協力者(ここでは、野菜やさんのおねえちゃんやカード販売のおばちゃん)に場所提供をし、普通のパブとは違う付加価値が付け加えられている。③(たぶん彼も好きであろう)焼きたてパンを提供することにより、土曜日マーケットの価値を上げると共に、ちょっとした小銭稼ぎもできている。(土曜日マーケットの価値を上げてる意味の方がここでは大きいかも~)
ーパブ内でまかないきれない人をピザで拾う
先週末は、天気がよく、パブは人であふれていた。おまけに、このパブのテーブル数はそれほど多くない。そこでお店の子に言われたのが、パブのガーデンではピザを焼いているということである。
⇒まず、説明してくれないとガーデンでピザを販売していることなんて、わからない。入れなかった客には、外のピザの案内をするようにスタッフが教育されているのであろう。それから、このピザでパブのテーブルサービスで取りこぼした客をきちんと拾い、次回のテーブルサービス顧客に結びつけているのである。
おまけに、このピザを焼いていたのは、若いイタリア人の男の子。きっとシェフ駆け出しとか、学生のあるパイととかそんな感じだと思う。けどガーデンで食べたピザと生ビールは最高。中のテーブルで食べるよりも、天気がいい日はこんな感じの方が実はよかったりする。
色鮮やかでおいしかった!トマトソースに、オリーブ、ルッコラ、パルメザンチーズも。こういうピザも新鮮でいい!
ーFaceBook、Twitter、トリップアドバイザー
やはりこういう感覚を持った人たちというのは、やるべきことをきちんと普通にやっている。当然このパブもホームページがあり、FACEBOOK,TWITTERもきちんと更新している。そしてそれがとても楽しそうなのである。やはり、スタッフが自ら楽しんでいるというのを見せるのがとても大切であると思う。
ここでは、当然土曜日マーケットのこと、ピザのこと、ライブコンサートのことなども、宣伝されている。
⇒このような小規模なパブやレストランが、忘れられないようにするためには、SNSは今は必須。常に楽しくて、新しい情報を発信していれば、一応みんな忘れない。どんないいレストランでも、いつかわ記憶からなくなってしまう。
ーカスタマーサービス
マナーハウスとかのすごいレストランとかとは、比べてはいけないが、一般的なパブのレベルからするとかなりよい。まず、オーナーの彼がスタッフへの指示を的確にしている。常にテーブルの状況を把握し、スタッフ、キッチンへの連絡をしているように感じた。(たぶんそうしていたのだと思う。)
そして、スタッフの子がとても感じがいい。先週も感じたが、アジア人に対する変な態度とかもしないし、やることをやってくれる。たぶんオーナーの彼が、ちゃんと教育や指示をしているからであろう。イギリスの一般的なカスタマーサービスがだめな理由は、一重にスタッフの教育がほとんどされておらず、気づかない子はそのレベルでしか働くことができないからである。
私は、実は気づかない子の典型であったのであるが、山小屋で徹底的に教育されたので、少々だが気づくことが前よりできるようになった。それでも鈍くてトロいので、山小屋のみんなと同じような機敏な動きはできないが、以前に比べると気づくことができるようになった。
やはり教育なのである。きちんとしたオーナーやマネージャーが、普通以下の気づきしかできないスタッフたちを気づき、動くことができる人材にしなくてはならないのである。
⇒気づくことができるスタッフにするって、ほんとどの業界でも超重要。イギリスってここがなってないとこが多いから、これってビジネスチャンスになるかも。
ー料理もおいしい
先週のピザも今週のサンデーロースト(イギリスのパブでは、日曜の午後はサンデーローストを出すのが一般的。)も、普通においしかった。
特に野菜は、あのオーガニックファームのおねえちゃんの野菜を使っているということ。おまけに、お肉もとても柔らかい。ここのサンデーローストは他のパブよりも少々お高めであったので、材料もよいものを使っているのであろう。(けど私のLAMBはもうちょっと焼いてほしかったなあ。ぶつぶつ。)
次回は、ぜひディナーで訪れたいものだ。
⇒本業も、まじめにやってますって感じ。
ここのサンデーロースト。サンデーローストってどこもそんな大差ないイメージであるが、普通に比べるとレベルは高い。
ーガーデン 美しい
ここのガーデンがまたすばらしい。というか、とても私好みのガーデンなのである。このパブの近くを歩くだけでも幸せ気分に。お花たちが生き生きしているので、本当に好きな人がきちんと育てているのが感じ取れる。どうやらオーナーのパートナーの人がガーデン担当のようである。オーナーとパートナーの連携もすばらしい。
⇒イギリスのパブは、夏には競いあうように、色とりどりのお花で飾られている。私みたいな人には、パブの花がどれだけ魅力的かも、パブ選択の重要な要素である。そして、お花がきれいなところは、概して失敗することはあまりない。何かがきちんとできる人は、他のこともきちんとできるのだろう。
ーライブミュージックやイベント
ここでは、どうやらライブやクイズなどのイベントも行われているらしい。もともとイギリスのパブは、少なからず地域の公民館的な役割も果たしているのだが、ここのパブはこれらも、よく宣伝しながらよくやっている雰囲気がある。
⇒ディズニーランドと同じ。お客様に常に新しい価値を提供していく。そしていろんなイベントでリピートしてもらう。パブだってリピート客大切なはず。おまけに、ここではオーナーも楽しそう。
ーやることきちんとやる+マーケット感覚
少々年寄りちっくな経営者が多いイメージのパブ業界にて、若いオーナーがお店にでて、現場で対応。自分で思いついたことをどんどん対応しているように感じ取れる。とっても自由で素敵な感じがする。パブ経営って大変そうだけど、とっても楽しそう。
そして、何といっても料理などの基本を抑え、普通のパブにはない付加価値をどんどんつけている。これで基本がなってないと、何やってんだかって感じであるが、基本を抑えつつ、いろんな方向に伸ばしているので、いいと思う。
飲みかけだが・・・、先週のビール。あーあ、おいしかった。夏のパブで飲むビールは、ほんと最高♪
- マーケット感覚を身につけよう/ダイヤモンド社
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
まずイギリスでパブとは、近所の人たちが適当に気楽にお酒(ビールがメインかなあ)をふらっと飲みに来る場所である。そして、食事も出してくれるところが多いが、食事を提供している時間が限られていたりする。典型的なパブミール以外のものを出すところも最近は多くなってきたが、一般的にパブで食べることができるのは、フィッシュアンドチップスとか、マッシュ&ソーセージとか、フィッシュケーキ(魚のコロッケみたいの)などであり、主食としておそろしい量のチップス(太いフライドポテトみたいなの)がついてくる。
そして、夏の晴れた日とは、一般的にものすごい人が押し寄せ、店員も足りずに、修羅場になるパブがとても多いのだ。もちろんパブにもよるが、お客のことなど全く見ない、呼ばれても無視するとか、カスタマーサービスの精神がほぼ皆無のところが多いのである。
そしてパブはパブ。差別化をものすごくがんばってるパブを、見たことは数えるほどであった。
ここは、最近とても気になっていたパブで、思わず2週連続で訪れてしまったパブである。
ー土曜日のミニマーケット
まずこのパブを知るきっかけとなったのが、土曜日になると近くのファームのおねえちゃんがオーガニック野菜を売りにきているからである。(週一回のファームショップ http://hama-sush-jp.pro/pingdao/entry-11947037064.html ) このおねえちゃんの野菜のとりこになって以来、かなりの頻度で通っている。
おまけに、オーガニック野菜だけでなく、たぶん趣味程度でカードを販売しているおばちゃんや、野菜とか花の苗を販売しているおばちゃんもたまに出現する。こういう人たちに、朝の時間の場所を提供しているというのも、すごいのだ。
これで、私みたいな野菜好きな人にもアプローチすることができる。このファームショップがなかったら、このパブに行ってみようって気にもならなかっただろう。
昨日久々に土曜日マーケットに行ってみると、なんと焼きたてクロワッサン、パンドショコラも売っていた。これらの焼きたてパンは、パブで焼いているという。
おまけに、野菜を買いに来た人たちがどんどん買っていく。私も買おうか迷ったが、家にクロワッサン生地があるのを思いだしたので、思いとどまった。
ちなみに、焼きたてクロワッサンを持ってきたパブオーナーのおにいちゃんと”マーケット感覚あるねえ”なんて、適当に話していると、フランスアルプスによくスキーに行くとかも言っていた。フランスのパン屋さんでは、どこでも朝焼きたてクロワッサンとパンドショコラが売っているので、それから影響を受けているのではないかと勝手に思ってみた。(日本でいうと、ご飯と味噌汁。中国でいうと、油条だったかな?揚げパンと豆乳ってイメージかしら???)
⇒普通は、何も生み出さない週末の朝の時間帯を①パブの新規顧客を生み出す場所(私は、それにひっかかりました)②協力者(ここでは、野菜やさんのおねえちゃんやカード販売のおばちゃん)に場所提供をし、普通のパブとは違う付加価値が付け加えられている。③(たぶん彼も好きであろう)焼きたてパンを提供することにより、土曜日マーケットの価値を上げると共に、ちょっとした小銭稼ぎもできている。(土曜日マーケットの価値を上げてる意味の方がここでは大きいかも~)
ーパブ内でまかないきれない人をピザで拾う
先週末は、天気がよく、パブは人であふれていた。おまけに、このパブのテーブル数はそれほど多くない。そこでお店の子に言われたのが、パブのガーデンではピザを焼いているということである。
⇒まず、説明してくれないとガーデンでピザを販売していることなんて、わからない。入れなかった客には、外のピザの案内をするようにスタッフが教育されているのであろう。それから、このピザでパブのテーブルサービスで取りこぼした客をきちんと拾い、次回のテーブルサービス顧客に結びつけているのである。
おまけに、このピザを焼いていたのは、若いイタリア人の男の子。きっとシェフ駆け出しとか、学生のあるパイととかそんな感じだと思う。けどガーデンで食べたピザと生ビールは最高。中のテーブルで食べるよりも、天気がいい日はこんな感じの方が実はよかったりする。
色鮮やかでおいしかった!トマトソースに、オリーブ、ルッコラ、パルメザンチーズも。こういうピザも新鮮でいい!
ーFaceBook、Twitter、トリップアドバイザー
やはりこういう感覚を持った人たちというのは、やるべきことをきちんと普通にやっている。当然このパブもホームページがあり、FACEBOOK,TWITTERもきちんと更新している。そしてそれがとても楽しそうなのである。やはり、スタッフが自ら楽しんでいるというのを見せるのがとても大切であると思う。
ここでは、当然土曜日マーケットのこと、ピザのこと、ライブコンサートのことなども、宣伝されている。
⇒このような小規模なパブやレストランが、忘れられないようにするためには、SNSは今は必須。常に楽しくて、新しい情報を発信していれば、一応みんな忘れない。どんないいレストランでも、いつかわ記憶からなくなってしまう。
ーカスタマーサービス
マナーハウスとかのすごいレストランとかとは、比べてはいけないが、一般的なパブのレベルからするとかなりよい。まず、オーナーの彼がスタッフへの指示を的確にしている。常にテーブルの状況を把握し、スタッフ、キッチンへの連絡をしているように感じた。(たぶんそうしていたのだと思う。)
そして、スタッフの子がとても感じがいい。先週も感じたが、アジア人に対する変な態度とかもしないし、やることをやってくれる。たぶんオーナーの彼が、ちゃんと教育や指示をしているからであろう。イギリスの一般的なカスタマーサービスがだめな理由は、一重にスタッフの教育がほとんどされておらず、気づかない子はそのレベルでしか働くことができないからである。
私は、実は気づかない子の典型であったのであるが、山小屋で徹底的に教育されたので、少々だが気づくことが前よりできるようになった。それでも鈍くてトロいので、山小屋のみんなと同じような機敏な動きはできないが、以前に比べると気づくことができるようになった。
やはり教育なのである。きちんとしたオーナーやマネージャーが、普通以下の気づきしかできないスタッフたちを気づき、動くことができる人材にしなくてはならないのである。
⇒気づくことができるスタッフにするって、ほんとどの業界でも超重要。イギリスってここがなってないとこが多いから、これってビジネスチャンスになるかも。
ー料理もおいしい
先週のピザも今週のサンデーロースト(イギリスのパブでは、日曜の午後はサンデーローストを出すのが一般的。)も、普通においしかった。
特に野菜は、あのオーガニックファームのおねえちゃんの野菜を使っているということ。おまけに、お肉もとても柔らかい。ここのサンデーローストは他のパブよりも少々お高めであったので、材料もよいものを使っているのであろう。(けど私のLAMBはもうちょっと焼いてほしかったなあ。ぶつぶつ。)
次回は、ぜひディナーで訪れたいものだ。
⇒本業も、まじめにやってますって感じ。
ここのサンデーロースト。サンデーローストってどこもそんな大差ないイメージであるが、普通に比べるとレベルは高い。
ーガーデン 美しい
ここのガーデンがまたすばらしい。というか、とても私好みのガーデンなのである。このパブの近くを歩くだけでも幸せ気分に。お花たちが生き生きしているので、本当に好きな人がきちんと育てているのが感じ取れる。どうやらオーナーのパートナーの人がガーデン担当のようである。オーナーとパートナーの連携もすばらしい。
⇒イギリスのパブは、夏には競いあうように、色とりどりのお花で飾られている。私みたいな人には、パブの花がどれだけ魅力的かも、パブ選択の重要な要素である。そして、お花がきれいなところは、概して失敗することはあまりない。何かがきちんとできる人は、他のこともきちんとできるのだろう。
ーライブミュージックやイベント
ここでは、どうやらライブやクイズなどのイベントも行われているらしい。もともとイギリスのパブは、少なからず地域の公民館的な役割も果たしているのだが、ここのパブはこれらも、よく宣伝しながらよくやっている雰囲気がある。
⇒ディズニーランドと同じ。お客様に常に新しい価値を提供していく。そしていろんなイベントでリピートしてもらう。パブだってリピート客大切なはず。おまけに、ここではオーナーも楽しそう。
ーやることきちんとやる+マーケット感覚
少々年寄りちっくな経営者が多いイメージのパブ業界にて、若いオーナーがお店にでて、現場で対応。自分で思いついたことをどんどん対応しているように感じ取れる。とっても自由で素敵な感じがする。パブ経営って大変そうだけど、とっても楽しそう。
そして、何といっても料理などの基本を抑え、普通のパブにはない付加価値をどんどんつけている。これで基本がなってないと、何やってんだかって感じであるが、基本を抑えつつ、いろんな方向に伸ばしているので、いいと思う。
飲みかけだが・・・、先週のビール。あーあ、おいしかった。夏のパブで飲むビールは、ほんと最高♪





