1月7日

Khumjung ( 3780m ) - Monjo ( 2835m )


自分のすべきことをきちんとこなすこと

今日は、そこそこ歩く日である。
朝、起きるとアマダムラムが、すぐそばにいる。

毎日山に囲まれて、本当に幸せ。こんな幸せが続く方法が何かないか。ネパールでシェルパになるか、山小屋でアルバイトをするしかないのだろうか。

今日も、私のパッキングが遅くなり、出発が遅れた。けれどもこんなパッキングをする日々もあと少しである。下るにつれて、あともう少しでシャワーだと思う反面、どんどん下界に近づいていることを悲しく思う。

まずナムチェに向かって出発である。クムジュンの村の丘を乗り越えていると、統一感のある美しい村を見渡せる。

少し歩いたら、エベレストビューホテルに到着。「あら、こんなに近かったんだ。」とびっくりする。もうここまで来たら、本当にあとすぐでナムチェである。

ホテルを通り抜けて、下っていると、あの見覚えのある景色がでてきた。「ああ、帰ってきたな。」という感じである。

ナムチェに到着してからは、アンジーのお家に挨拶に行く。けれども、この前アンジーが予言した通り?アンジーはカトマンドゥ―に行っていた。

そうか、アンジーもロッジのオーナーで、寒いこの季節には、カトマンドゥ―なんだとふと気づく。ロッジでは、バイトの子がちゃかちゃかと仕事をしていた。掃除のやり方も、私とアンジーがいた山小屋と似ていた。きっとアンジーがそのように指導しているのだろう。

アンジーのロッジで、アンジーの弟のニマさんと再会する。これで、ネパールで知っている人全員に会うことができた。これって、結構、運がいいんじゃないかなと思ってみる。

ニマさんに、コーヒーをご馳走になり、私たちのロッジに戻る。行く時に泊ったロッジで、今日のランチをいただく。それにしても、今日のランチは、いつもにも増してものすごい量がでてきた。カルマジーは私たちを太らせようとしてるって、Keikoさんと話していた。

そう、ここ最近は、運動量に比べて、摂取カロリーが明らかに高すぎるのだ。

さて、ナムチェからは、更に、都会感いやいや生活感があふれる道を下って行く。ゾッキョや、生活物資を運ぶポーターも増え、村の合間を歩く道である。行く時に通ってきた道なので、なんとなく見覚えがある建物などがある。約2週間前に、ここを通った時は、見る物全てが目新しかった。しかし、今では、前とは全く違った目で、この道を見ることができる。

このトレッキング期間中に、いろんな成長があったんだと、自己満足する。

村の間を歩くのも、とても楽しい。野菜が育っていたり、子供がそこら辺で遊んでいたり、チベットブレッドが売られていたりする。

私は、いわゆる観光地に行くと、人疲れをしてしまうし、建物とかに対しての興味がそれほどないのだ。世界遺産とか言われても、ふーーーーーんで終わってしまう。もちろんそれに対する勉強を事前にしていけば、そんなことにはならないかもしれないが、あまり興味がわかない。

それよりも、登山でぼろぼろに疲れて、いい景色を見たり、おいしもの飲んだり、食べたり、こんな風に普通の生活を垣間見るウォーキングをする方が好きである。

これは、人の好みによるので、別に他の人に押し付けたりはしない。けれども、こんな海外の歩き方をまだしていない人がいたら、こんな旅を試してみるのもいいかもしれない。

モンジョのロッジは、この前ランチをしたロッジであった。シェルパ達は、みんなそれぞれ仲の良いロッジがあるようだ。

ここには、かわいい女の子がいた。この子は、両親がいなく、このロッジで育てられているという。まずこの子は、見た目がとてもおしゃれなのだ。イヤリングをして、かわいい帽子をかぶり、自分を可愛く見せる方法を知っているようである。まず、その子の格好が他の子と全然違うことで、目を引いた。

それから、彼女は、自分の仕事をきちんとする子なのである。どうやら、ドアを閉めることが彼女の仕事らしいのだ。

ドアが開けっぱなしになっていたりすると、彼女が出動して、ドアをきちんと閉めるのである。
それが与えられた仕事なのか、それとも彼女が自ら始めた仕事かは、わからない。しかしながら、彼女は、その仕事をきちんとこなしている。

それと、その子も、”気づく”ことができる人であった。ロッジにいるおばあちゃんのために椅子を出してあげたり、周りを見ることができ、行動もできる子であった。

ほんとにちっちゃくて、まだ甘えたい盛りの女の子なのにである。

Keikoさんもこの子が、気に行ったらしく、トレッキングで残っていたお菓子をあげた。そうしたら、何と大人たちにも配っているではないか。

あんなちっちゃい子に、たくさん教えてもらった。今でもあの子の笑顔は、はっきり思いだすことができる。

限られた資源でなんとかするということ

夜にはまたお料理教室である。今日は、モモとマカロニとララヌードル焼きである。それにしてもびっくりしたのは、ここはガスではなく、薪で料理をしていたことだった。

昨日のクムジュンでもキッチンを見せてもらったが、ガスであった。その前の日、モンラでも一応ガスを使っていた。しかし、ここでは、薪で料理をしていた。

薪で料理をするってことは、強火、弱火とかにする時に、火を自分で操らなくてはならないのだ。それを軽々とやってのけるカルマジー。魔術師のように、火を自由自在にコントロールしている。

それに、やっぱり手際がとってもよい。料理を急いで作らなくてはいけないときは、まるでゲームでもしているみたいに、頭を使って処理しなくてはならない。おかずをどの順番で作っていくか、どの鍋を使うか、どうやったら全てあったかい状態でおいしくいただけるかなど。

カルマジーは、それが瞬時に分かる人なのだろう。この3品をたしか30分ぐらいで作っていた気がする。それも薪の火で。尊敬ものである。私だったら、間違いなく2時間ぐらいかかってしまう。

それにしても、ここ数週間の食生活とお料理教室により、料理って気持ちなんだなあって、気づいた。まず食べる相手を思いやることとおいしく作ろうっていう気持ち。カルマジーの料理には、数年ぶりに再会したKeikoさんへの思いやりがあふれていた。

それから、調理器具がどんなものでも、材料がどんなに限られていても、創意工夫で、どうにでもなるものなのだ。これも新しい発見だが、料理に決まりとか、型とかが全然ないということ。カルマジーの無国籍風料理を食べてみて、料理って本当に、無限大にいろんなことができるんだって気づくことができた。

今日は、薪で料理をしていたし、モンラのピザは、オーブンがなく、蒸し器で蒸していた。最後の日のケーキは、薪と炭と普通の鍋で作っていた。そこにある道具で、なんとかするのだ。私たちは、あれがないからこれができないとかよく言ってしまうが、全ての条件が完璧に揃うことなんて、珍しいのだ。いかに限られた資源の中で、なんとかすることって、とても大切な気がした。

それと、山の中であること、季節が冬であることから、利用できる野菜なども非常に限られていた。使える野菜は、じゃがいも、キャベツ、人参、チンゲン菜、玉ねぎぐらいである。しかしながら、手を変え品を変え、私たちが幸せになるおいしい料理を作ってくれるのだ。

カルマジーの料理を食べ続け、私も帰ったら、こんな料理を作るぞと固く決心したのであった。料理を作る情熱がかなりなくなっていたのであるが、おいしいものをおいしく食べることの幸せを再確認させてもらった。いろんな意味で、カルマジーに感謝しなくてはいけない。

ディレーイ(とっても)ダンニャバード(ありがとう)カルマジー!

それから、この宿の部屋は、トイレ、シャワー付きであった。おまけに、トイレは水洗で、手を洗うための水もでる!こんな当たり前のことに、感動している自分がいた。

昼間であればソーラーパワーで、お湯がでるとので、シャワーを浴びてもよいと言われた。しかしながら、水道から砂利はでてくるし、お湯もそんなに熱くならない。

ということで、私はここまできたら、あと1日も2日も大してかわらないということで、汚いまま突き進むことにした。

ちなみに、夜に部屋に帰ってくると、トイレの水は流れずに、蛇口から水も出てこなかった。どうやら、夜は凍結するらしい・・・・・。そんなものか。



帰ってきた! ナムチェ!





畑を見ながら歩く道 野菜が育っている




メニュー ロッジの食事の値段は外人価格&山価格なので高い




揚げたMOMOと無国籍マカロニとララヌードル焼き

あー、本当においしかった カルマジーグッド!万歳







朝のお茶: 7:30 
朝食: 8:15
出発: 9:00 Khumjung ( 3780m )
ランチ:12:00 Namche ( 3440m )
到着: 14:30 Monjo ( 2835m )
夕食:18:00

泊った宿:Summit Home Monjo