12月26日

Tengboche ( 3860m ) - Dingboche ( 4410m )


Keikoさん登頂大作戦


タンボチェロッジの部屋からの景色は、素晴らしかった。部屋から、日の出前の空と山々の織りなすドラマを見ることができるのだ。

今日は、4000mを超えることとなる。そろそろ高山病と真剣に向き合わなくてはならない高度となってくる。

Keikoさんは、日本などであれば、私なんかと比べものにならないほど、登るのも下るのも早いし、パワーもある。そして、岩を登る技術などもお持ちで、私なんかでは絶対に行くことができない岩を登ったりしている。

しかしながら、高所に来ると、食事が食べれなくなってしまい、以前のネパールトレッキングで、何度か危険な目に遭われている。そして、カルマジーは、以前のことを全て知っているために、Keikoさんへのケアというものは、こちらから見ていても感動的ですらあった。

そして、シェルパ、コックは、ただ単に、ガイドをしたり、料理を作ったりするだけでなく、登山者の健康管理人としても、私たちを守ってくれていた。

特に今回は、カラパタール3回目の挑戦となるために、デンディジー、カルマジーそしてカトマンドゥ―のラジェンドラさんみんながKeikoさんの登頂を願い、みんながKeikoさんに対して最大限できることをしていた。

まず食事管理である。高度を上げている時には、朝はおかゆを出してくれる。個人的には、ネパールのものを食べたい気持ちもあったが、朝のおかゆで歩くとかなり調子がよいのだ。これは私にとっては、新たな発見であった。

ちなみに、高度順応できると、朝ごはんは、おかゆではなく、ネパールのものとかパンケーキとかチャパティとかいろんなものを出してくれた。

そして、この日のランチでも、カルマジーのKeikoさんに対する思いやりが溢れていた。味噌スープ(Keikoさんが日本から持参してカルマジーに渡していた。)、ご飯ときゅうり、卵焼きで、胃に負担がかからないようにしている。きゅうりは、熱湯につけてちょっとしょうゆがかかっている。

しかしながら、Keikoさんは、辛そうな状態になっている。そして、残念ながら、夕食は食べることができなかった。

その時のカルマジーの落ち込み方というのが、私が見ていてもかわいそうなくらいであった。

「ランチの卵焼きの油がいけなかったんだ・・・。」

と暗く沈んでいる。

カトマンドゥのラジェンドラさんから、電話が入ったりもする。

とにかく、みんながKeikoさんに登頂してほしいと願っている。そして、その気持ちが私にも伝わってくる。今までKeikoさんがみんなと築いてきた信頼関係がよほどのものであることを感じることができるのである。

ちなみに、私はと言えば、顔がむくんで、朝起きた時にちょっと頭痛いかなあと思う程度である。そして、ディンボチェでは、高度順応のために2泊することになっている。

ネパールロッジのこと、海外登山の前に

何と言っても今回が初ネパールのため、まだよくわかってはいないのであるが、私が知る範囲にて、ネパールのロッジに関して、説明させていただく。

私が歩いたエベレスト街道界隈にては、夜は村のロッジに泊まるのが一般的である。私たちの場合、ナムチェぐらいまでは、泊るロッジを決めていたらしいが、途中からは、当日に予約なしで行って、泊ったりしていた。それも、私たちの場合には、ポーターのキパとサンギーが先に到着するので、彼らがロッジを選んだ日も結構あった。

デンディジーとカルマジーは、日本人団体グループを連れることが多いので、人数が多い場合には、ロッジの予約はしなくてはいけないし、団体ツアー客が泊るロッジはほぼ決まっているのではないのだろうか。そのため、この界隈でシーズン中にはシェルパの仕事もしているキパとサンギの方が実は、ロッジに関して詳しかったのかもしれない。

ロッジは、大体がツインルームになっており、食事はストーブがある食堂でいただく。午後にロッジに到着すると、まず部屋に入り、着替えなどを済ませてからは、大体どの登山客も食堂に暖をとりにやってくる。

ちなみに、このストーブの燃料とは、ゾッキョの糞を乾燥させたものなのである。その場所にいる時には、全く気にならないのであるが、後で自分や服にそのにおいがしみこんでいるんだよと事前にKeikoさんに教えていただいていた。そのため、登山服とかは、可能な限り、古いぼろぼろのものを持ってきたのであった。それなので、いつにも増して、垢ぬけない感じの私であった。

私たちの場合には、コックのカルマジーが一緒であったので、彼がメニューを決めて、毎回おいしい料理を作ってくれていた。しかし、一般的には、その日に食べたいものをメニューからオーダーする仕組みになっている。そして、登山客とロッジの間を取り持つのもシェルパの役目である。シェルパなしで歩いている人たちは、当然それも自分でしなくてはならない。

ロッジでは、ネパールの料理に加えて、パスタ、ビザ、ステーキなど、かなりの種類の料理を選択することができるのだ。そして、費用は一食300ルピーから500ルピーくらい(約300-500円)。山の外国人価格である。私たちのツアーは、食事代がツアー代金に含まれていたが、ツアーでもロッジの食事は別会計している人たちが多かった。それなので、ツアー代金にロッジでの食事が含まれているかどうかは確認した方がよいのではないだろう。

私たちは、ロッジの会計も全てシェルパがやってくれたため、トレッキング中はネパールルピーを触ることもほとんどなかった。しかし、食事代がツアー代金に含まれていない場合には、ちゃんとネパールルピーを用意しておかないといけない。

12月1月は、オフシーズンであるために、ほとんどのロッジのオーナーは不在で、雇われた人たちがロッジの営業をしていた。ネパールでは、ロッジのオーナーとは、ある意味限られた富裕層であり、今の時期は、カトマンドゥ―の別宅にいる人が多いということである。

そして、食堂では、どっから来たのかとか、どこに行くのかとか、まあ登山者同時の会話が始まるのである。一般的に、団体旅行の人たちは他のグループとの交流はそれほどしない。そのグループ内で、楽しんでいるから、他の人と無理して話す必要はないからだろう。

カラパタールへのルート上のロッジでは、私たち以外にもそこそこの宿泊客がいた。(といってもオフシーズンなので、大したことはないが。)それなので、毎日どんな人たちがいるのか、結構楽しみであった。そして、この人と会えてよかった!という出会いがたまにあるのである。

日本人向けのネパールトレッキングでは、ネパール人シェルパが日本語を話すことができるので、別に英語が話さなくても全く問題はない。

しかしながら、海外登山をする場合には、トレッキング中に出会う人たちと最低レベルの交流ができる英語は、できた方がよい。海外登山にもし出るのであれば、その準備のためのトレーニングに加えて、英語や現地の言葉の勉強も加えた方がいいと思う。当然自分自身の成長にもつながるし、外国語ができた方が、現地でより楽しいトレッキングができるし、よりたくさんの情報を入手することができる。

おまけに、登山している人たちは、結構、知的レベルが高かったりする。そこそこ話すとその人が、ある程度の人物かどうかってことは、なんとなくわかる。当然、向こうだって私が話す怪しい英語とその話す内容を聞いて、「たいしたことないな。」なんて、思ってたかもしれない。

トレッキング中は、どの国の人と出逢うかわからない。海外登山に行く前には、いつもよりも、世界に対するアンテナを高くしておいた方がよい。

それから、せっかくネパールにいるのだ。少なくともネパール語で、挨拶とお礼くらいはできるようになった方がいい。私が覚えたネパール語を以下で書いて置いたので、何かの参考になったら幸いである。

http://hama-sush-jp.pro/pingdao/entry-11751362673.html


凍った川 なんだか凍った川って好きなのだ。






チョルタンとアマダムラム





2泊したディンボチェのロッジ 後ろの空がなんかきれい。






朝のお茶: 6:30
朝食: 7:00
出発: 8:00 Tengboche ( 3860m )
到着: 15:30 Dingboche ( 4410m )
夕食: 18:30

泊った宿:Dingboche Guest House