先日亡くなったポリーニさんの事がSNSでいろいろと語られている。
私は、来日された時のリサイタルはほぼ毎回というくらいに聴きに行き
留学していた時にも、たびたび聴く機会があった。
どのリサイタルも、期待を裏切らないもので素晴らしかった![]()
(もちろんCDたくさん持ってた)
(エチュードはいつもお手本のようにしていた)
そんなポリーニさんが・・・手を痛めていたとか
ポリーニの手はボロボロだったとか・・・![]()
聴く限りは完璧だったのに・・・
やっぱり・・・と思った
ポリーニさん(に限らず、多くのピアニスト)の弾き方は
身体の構造に抗うような、不自然な形や動きをしていて
あれでも弾けるのが不思議だった。
事実、手の不調で公演をキャンセルしたり休養するピアニストも多い
多くのピアニストは、私(たち、日本人女性)よりも手が大きい
ちなみに私の手は9度がギリギリで、
10度は鍵盤に這わせて届くけれど弾けないくらいの大きさだ
オクターブを弾く時の手を見ると、どれくらい余裕があるのかで
そのピアニストの手の大きさが想像できるが
ポリーニさんも(私よりは)相当大きな手を持っていた
手が大きいということは、同じ曲を弾いても「ゆとり」がある
だから、音を外しにくいし
オクターブやオクターブの間に音が入っているような和音の連続も
「ゆとりがある手」で弾けるので
速くも弾けるし、無理が少ない
(私たちが6度の和音の連続があっても、さほど無理なく弾けるのと同じ感覚だと思う)
そんな大きな手を持っていても、やはりあの弾き方では無理があったんだ![]()
身体の構造に合わない事を長時間、長期間やり続けると、壊れる![]()
当然のことだ
だからこそ身体の構造に合った弾き方にしないと
何とか今、うまく弾けたとしても
いずれ壊れる
いずれ上手く弾けなくなる
今、無理して弾けたとしても・・・だ
ポリーニさんは脱力して弾いていたと思う
だけれど
やっぱり手を痛めていたんだね![]()
私は、幸いにも(腱が緩いから)手を壊さなかったけれど、
私の手では努力と根性だけでは「弾けない曲」があった。
どうしても「上手く弾けない」壁にぶち当たったから![]()
身体の構造を学び
ピアノのテクニックを1から構築し直した
もしポリーニさんくらいの大きな手があったら
それまでのテクニックで弾き続けたかもしれない。。。
以前のテクニックでも、私は
「速すぎて何弾いているかわからない!」
「お前はポリーニか!」
とレッスンで言われることが度々あるくらいに
単音やそれなりの曲なら速いテンポで弾けたのだけれどね。。。
当時は、肩こりや首こりは日常のことで
体がガチガチだったよ![]()
多くのピアニストはそんな身体なんじゃないかな・・
だから
やっぱり、みんなテクニックを見直そうよ!って思う
これまでの指を立てて、手首をあまり動かさないで弾くのは危険だよ
教えてる先生も、新しいテクニックを教えてあげて!って心底思う
私が教えているテクニックは至ってシンプルで
シンプルすぎて、びっくりするくらいなんだ
でも、これまでのテクニックとは真逆だったりして
それを変えるのが大変みたい
(変えたら、楽で、すぐに弾けるけどね)
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